子供一人当たりにかかる教育費
文部科学省の「平成24年度 子供の学習費調査」や、日本政策金融公庫の「平成26年度 教育費負担の実態調査結果」などによれば、幼稚園から大学卒業までの19年間にかかる教育費で最もコストが低い場合は、すべて公立学校に進学するケースで、約1,000万。
これでも正直高いなって感じますが。
そしてもっともコストが高いのが、すべて私立に進学するケースで、特に理系に進んだ場合は、約2,500万かかるとのことです。
少子高齢化による経済の衰退
海外の先進諸国では、少子化対策として、若者支援にも積極的に手を入れています。
例えば、フランスでは、若者に低家賃の住宅支援や家賃補助制度を導入し、合計特殊出生率を引き上げる政策を重要施策として行われています。
ちなみにフランスの出生率は、1.99です。日本は、1.42となっています。(2016年発表)
日本は今後、少子高齢化が進みます。
先進国の中でも、この問題に直面するのは早い方です。
実はお隣の韓国の方がもっとひどいのですが。。。
少子高齢化が進むということは、経済がどんどん衰退していくことを意味します。
少子化により、ライバルが減り、就職活動は楽になるのではと、考える向きもありますが、実は逆でより一層難しくなると思います。
企業は、業績が悪くなると、人を減らす必要があります。
海外のように、年がいった社員のクビをきり、若い戦力をどんどん、いれるようなわけにはいきません。
なかなか、ベテラン社員をクビにできないので、新入社員はどうしても、多くはとれません。
結局、ライバルは減るが、就職先も減るということです。
今後も学歴社会だが。。。
この厳しい就職競争を勝ち抜くためには、やはり今後も学歴社会となるのでしょう。
ただ、私は今までのような、いい大学に入ればそれでよしとはならないと思います。
より、個性を出し、テストでいい点をとるのではなく、想像して、何かを作り出す。
もしくは、コミュニケーション能力が高く、より良いチームを作り上げるような人材が求められると思います。
高学歴だが、仕事できない人って、最近多いですからね。
勉強ばかりで、応用力がない人は、今後は厳しいと思います。
(まぁ、今もそうなっていますが。)
大企業だけが就職先ではない
大手就職ナビサイトの調査では、2016年卒業予定の学生約2,000人に対して、現在就職活動をしている企業の規模を聞いたところ、いかのような結果がでたそうです。
・大手企業中心・・・53.8%
・中小企業中心・・・23.6%
この数値だけをみると、大手志向はまだ多いなと思いますが、2014年12月の調査と比べると、大手企業志望者数は7.8%減少しているそうです。
逆に、中小企業志望者数は4.3%増加しているそうです。
多様化がすすんで、いろんな選択肢を考えていければよいなと思いましたね。
グローバル社会と言われるがまだ高い壁が
少子化で労働者人口が減る中で、グローバル化が進むと、日本国内の労働者、若者が更に減るのではとの懸念があります。
って言っても、私がちょっと思っただけなんですが。
しかし、そこまで心配する必要はないでしょう。
何故なら、まだまだ日本の英語教育は未熟で、なかなか英語を喋れる人が増えないからです。
最近では、幼稚園から始めるところもあり、小学校でも英語の授業があるところもあります。
通常は中学からでしょうが、中学高校と習っても、ほとんどの人は英語を喋れません。
もっと言うと聞き取りすること自体ができないと思います。
こんな状況でグローバル化って言うのは、まだ考えづらいですね。
確かに世界に飛び立つ若者は増えてきているとは思いますが、そんなの比率で言えばほんの僅かでしょう。
しかし、もし今後英語教育が発達し、多くの若者が英語をしゃべれるようになったとした場合、このような心配事が本当になるのでしょうか。
いやいや、逆ではないでしょうかね。
日本の労働人口が減ると、AIなどでカバーできないところは、外国人労働者に頼るようになると思います。
外国人に対して、どうしてもコンプレックスと言うか、弱腰になる日本人。
日本なんだから堂々としていればいいものを、英語で質問されるとオドオドしてしまいます。
はっきりと言わない日本人の悪い癖も出たりします。
しかし、もっとグローバル化した社会になると、外国人にも堂々と日本のルールを守らせることができるのではないでしょうか。
また、ここは日本だと声を出し、外国人に日本語を話させることも可能かと。
外国では、英語を一生懸命使い会話しようとする日本人。
日本では外国人は平気で自国の言葉で聞いてきます。
この時点で既に負けているんですよね。
もっとグローバル社会に慣れて、自己主張を少なくとも日本国内ではすべきだと思いますね。