ネットの記事はよくチェックするのですが、凄く気になる記事を見つけました。
よく誤解されてることでもあるんですが。
年金制度を信用していないから、国民の義務である保険料の納付をしない。
まず信用しないってどういうことなん?って。
「投資」と思っていても実はギャンブル 29歳「年金未納」女性の損 - ライブドアニュースnews.livedoor.com
年金制度を信用しないというのは
この記事のような矛盾に気づかない人は、やはり結構いると思います。
年金制度を信用しないというのはどういうことか。
将来貰えなくなると思ってるのか。
多分そう考えてるんだろうな。
制度が破綻するって結構メディアでも言ってるからな。
しかし、今の日本の年金制度で、破綻って言うのは基本あり得ない。
今の年金制度はどうか?
今の年金制度が、既に破綻してるというのであれば、その人にとって破綻だろう。
どういう事かというと、年金だけで生活できる。これが年金制度だと言うのであれば、もうとてもじゃないが年金だけでは生活するのは無理だから破綻となるだろう。
しかし、年金だけ生活できるってもう結構前から厳しいんじゃないの。
もう10年前ぐらいから舛添さんが大臣の時から言ってることでしょ。
だから、そんな極端なことで年金制度が破綻してると言う人は、ちょっと置いとかないと話にならない。
とすると、今の年金制度で、若い人から徴収した保険料を今の受給者に支給するという制度で考えれば、これはこの先もずっと続く。
というか、もう変えられない。
若者がいる限り、制度としてはあり続ける。
もちろん少子高齢化により受給額は減ることは想定されるが、制度は残り続ける。
だから、年金制度を信用しないというのは、いったい何を言ってるのか分からない。
年金の見方を変える
たいした額を貰えないから、もう年金を当てにしない。
と言う人も中にはいるかもしれない。
しかし、じゃ本来支払う保険料をどうするのか?
単に貯金する?
ひょっとして日本人の中では一番これが多いのかもしれないが。
今使う。
生活が苦しいから。
これ本末転倒だよな。
老後のことを心配するだろ。
若いうちは働いて稼げるが、年取るとそれも難しくなるし。
次に投資する。
今回の記事はこれなんだけど。
まず、年金を投資商品として考えるか、日本国がごり押ししてる制度と考えるのか。
私は運用利回りの良い商品と考えるべきだと思います。
投資をする人が年金と同じぐらいの運用成績を残すことが本当に出来るのか?
もちろん中には雑誌に載るようなスーパー投資家がいますが、あれはほんとに一握りのラッキーな人達です。
普通は無理です。
1度エクセルで計算してみて下さい。
10年受給した場合。20年受給した場合。
同じ額を得ようとすると何パーセントの運用益を上げないといけないのか。
受け取れる年金額は年金手帳に記載してあります。
それと毎月払ってる保険料も分かります。
ざっくりベースで言うと、10年で元は取れます。
10年貰うと自分が支払った保険料とほぼ同額となります。
20年、30年と受け取っていくとなると、当然支払った保険料よりも多くもらえることになります。
それを運用益で換算すると。
20年受給するとなると、運用利回りは約3%。
30年受給するとなると、運用利回りは4.7%となります。
銀行の金利が、0.001%を考えると、この3%はかなりいい利回りとなります。
投資をしていない人が、この3%で資金を運用するなんてことは基本出来ません。
ましてや4.7%なんてかなり難しいです。
保険料の支払いを辞めて投資
だから、こういう計算をしないで、投資をするという時点で大丈夫かなと思います。
投資って、いかに利回りを上げるか。
当然リスクも考慮して。
そうすると年金は少しづつ条件は変わるかもしれないけど、かなり年金はよい投資商品だと思います。
投資信託では、グローバル分散型投資で、目標7%としています。
株式投資については、高配当銘柄を中心に3.5%としています。(キャピタルゲインも入れて)
比較すると4.7%は難しいとまでいきませんが、投資をしたことのない人にとっては、かなり高い壁であることは確かです。
年金を運用利回りのいい商品と考えると、見方も全く変わってきますね。
それを使わない手はないと思います。
批判ばかりするよりは、自分でExcelなどで計算してみてはどうでしょうかね。