おぐけんブログ 悠々自適の投資生活を目指して

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有事の円買いが崩れつつある~国の経済力を示す通貨の強さ

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今回円安が進んでいます。

主な理由は、新型コロナウィルスが日本で蔓延するとの憶測からでしょう。

しかし、今まではこういう時にも逆に日本円が買われ円高になっていました。

東日本大震災の時、誰もが円は売られ円安になると想定していましたが、蓋を開けてみると円高となりました。

いったいどういう原理が働いているのでしょうか。

 

 


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アメリカ経済の強さ

日本経済は先行き不透明感が強いのに対し、アメリカ経済は、もうそろそろ下落傾向に移るのではと言われつつも、いまだに元気です。

 

じっさいに、2019年の後半以降、よく史上最高値更新という言葉を聞きます。

NYダウは、約30%、ナスダックは約35%も上昇しています。

リーマンショックから10年経過した年として、景気後退懸念もありますが、今のところその傾向はありません。

 

2019年から中国との貿易戦争の影響で、一部の製造業などでは苦戦が報道されました。

しかし、堅調な労働状況により、失業率が低水準で推移をしており、更に個人消費底堅いため、自動車や住宅といった比較的高価な商品が売れています。

これらがアメリカ経済を牽引していると見られているようです。

そう言う背景もあり、最近はドルの一人勝ちとも言われています。

 

 

 

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そもそもの円買い要因

日本の金利は本当に低いです。

日本円で資産を持っていても、全く増えません。

 

銀行に預けるのは、お金をそのまま棺桶に入れてるのと同じような物です。

棺桶って言う言い方は適切ではないかもしれませんが、要するに働かないという意味では監獄と言った方が良いかもしれません

 

投資家は、円を金利の高い通貨に換えて金利収入を得ようとします。

リスクオンムードの時にはそう言う運用が活発になります。

 

しかし、景気が悪くなる、リスクオフメードになると、リスクの少ない運用に移行するため、金利の高い通貨を手放して、円を買い戻します。

有事の円高の一つの要因とも言われています。

 

ただ最近では、日本よりも低金利の国が増えてきたため、こういうことは少なくなってきたようです。

有事の円買いと言う常識が崩れつつあるようです。


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その国の経済力を反映する通貨

通貨は、その国の経済力をより明確に反映します。

経済の強い国の通貨は買われ、通貨高になります。

 

弱い国の通貨は売られ、通貨安になります。

途上国の通貨は比較的売られやすい傾向にあります。

 

金利通貨がありますが、そういった国は比較的経済が弱く、金利を高くして通貨を買って貰うようにしています。

 

今後の日本円について

では、日本円はどうでしょうか?

昔はドル円は360円とかありました。

ドル円ラーメンというのもありました。

為替はそれから80円程度まで円高が進みました。

通貨高はその国にとってはあまり好ましい物ではありません。

特に輸出国にとっては。

 

外国で1ドルで売られる商品があったとすると、80円よりも110円の方が日本にとっては良いですよね。

あるいはドルに換算した場合も、円安の方が安くなり売りやすくなりますからね。

アベノミクスで為替は100円を超えるようになりました。

それにより日本経済はかなり上向いたとされています。

日経平均を見ればそれは明白です。

 

ただ今後は分かりません。

日本の経済は今後は少子化が進むにつれて落ち込んでいくのではと考えています。

一部の人は少子化なんて経済に関係ないという人もいます。

ほんとにそうでしょうかね。

 

その人達は他の国を事例として出してきます。

外国人労働者や、生産拠点の海外移転とかやり方はいくらでもあると。

しかし、これが日本にあてはまるのか?

私は疑問です。

 

日本の製品が高い評価を受けてるのは何故でしょう。

やはりそれは日本人の勤勉さによる物作りが、根底にあるからではないでしょうか?

これだけは他国では真似できないと思います。

そもそも日本の生産性はとても低いです。

ドイツの二分の一とも言われています。

 

それはこだわりと言うか、非効率な会議というか、そもそもものつくりにそれだけこだわりを持っているからともいえます。

だから、日本の製品は外国のどこにいっても評判がいいのです。

しかし最近はどうでしょうか。

 

日本のブランドは少しづつ地に落ちつつあります。

日本の生産性では、このグローバル社会で生き残ることが難しくなってきたのでしょうか。

これが外国の労働者を入れると、更に変化してくると思います。

日本人のやり方を外国の人が見ればどう思うでしょうか。

よく匠の技とか言って、日本の職人の技を見せる番組がありますが、すごいとうなっている外国人も、自分たちがそれをやろうと思うかというと誰も思わないでしょうね。

無駄が多すぎると考えるかもしれません。

日本人の労働力が減り、外国人労働者が増えると、日本ブランドはどんどん外国製品と変わらなくなってくるのではないでしょうか。

そうなると日本の生産性が問題になってきて、割高になってくるでしょう。

 

どうすればよいか

では、どうすればよいのか。

ジム・ロジャース。世界の三大投資家と言われる人物ですが、彼は、やはりどういう問題があろうと、外国人労働者を入れるしかないと言っています。

 

少子高齢化で、労働量不足が発生すると、経済が回らないと。

外国人労働者の話になると、やはり治安の問題がどうしても出てきます。

そもそも体格も違いますしね。

 

日本の田舎とか、まだカギを閉めていない家とか多くあると思います。

無人の野菜販売所もあります。

外国人から見ると、もう信じられない光景でしょう。

 

アメリカの銃問題。

日本から見れば、銃なんて廃止すればいいのにって思いがありますが、アメリカの国土は非常に広いため、警察が見える範囲がかなり広くなってしまいます。

 

そんな時に、自分の身を守るのは自分しかないという思いが非常に強くあると思います。

広大な土地で農家をしているところに、銃を持った犯罪者がきても誰も守ってくれませんからね。

 

日本は幸いなことに、比較的警察官が身近にいてくれます。

そりゃ、対応に少し物足りなさを感じていても、横の連携などもあり、検挙率は非常に高いものがあります。

これからの外国人犯罪に対しても、もっと警察官の取り締まりを強化してもらうことにより、対応可能となるのでしょうかね。

 

 

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