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【サラリーマン書評】「銀行狐」池井戸潤~銀行中心の推理小説短編集

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今回は、池井戸潤氏の「銀行狐」を読みました。

ご存じの通り半沢直樹シリーズノーサイド・ゲームなど、銀行や企業系の爽快ストーリーでおなじみの作家です。

 

 


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説明 注!ネタバレ

概要はというと。

主に銀行を中心としたサスペンス小説。

推理小説の短編集です。

全5話で構成されています。

1話大体70頁程度で、適度な分量です。

ただ、ページ数が限られているので、奥深さがないというか深みがないというか。

結末が意外とあっけないというか。

そういう物足りなさはありますが、それは短編集だから仕方のないこと。

それを除くとまぁ普通に楽しめます。

 

 

読んだ時の感想

5話のうち、「現金その場かぎり」が一番池井戸潤っぽい感じがしましたね。

なんかちょっとひっかかる感じが、後ですっきりとする感じ。

それ以外については、ほどほどに面白かった。

「金庫室の死体」は、意外な犯人。

しかし、もっと早くたどり着いてもいいのではって感じがしなくもない。

バックで支援していたならなおさらですが。

しかし全体的に銀行って言うところがますます嫌いになっていくなって感じ。

銀行は本当に生き残れるのか。そう考えずにはいられない。

個人が預金しても、融資先がなければ利息収入もない。

しかし有力な融資先を見つけられるほど優秀な銀行マンは少なくなってきている。

中途半端に融資し、最後まで見届けることもできずに中途半端に引き上げる。

小説を読む限りそんな風に感じた。

現場はそうではないかもしれないが、作者もある程度業界の中を知っていると思うので、全てがフィクションではないと思う。 

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

短編集なだけに読みやすいです。

登場人物もそれほど多くなく。

この程度のページ数だと小一時間程度空いたときに一気に読めるので、すっきり感がありますね。

また池井戸潤の本は、何というか無駄な描写が少なくほんとに読みやすい。

 

◆意外度

意外度:4

さすがと言うか、キレはいいなって。

最初はまさかって感じでしたが、後で考えると余裕というか、自分に向かないように情報を提供してたんだなって。

こんな感じで読み返すとスッキリというか。

それだけ意外度はあるのかと。

 

◆夢中度

夢中度:5

読みやすいので、あっという間に読んでしまいました。

短編集なので、この話は最後まで読み切ろうって感じなので、どうしても夢中になって読んでしまいます。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:4

どれも犯人がすっきりとわかるので、すっきりです。

ただ、犯人の捕まった少し後の描写がないので、その辺が少し不満ですかね。

泣き崩れるとか、どう言い訳するとか、その辺の描写もほしかったな。

顔面蒼白になったとか、そういう描写で追い詰めた感を出しているつもりだろうが、読者はその後の事を結構知りたいと思うんですよね。

 

 

 

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