今回は警視庁捜査課で働く、バリバリの女性刑事の話。
いわゆるスーパーウーマンで、格闘技、射撃の腕はピカイチ。
検挙率は高いが、どうしても相手を完膚なきまで叩きのめしてしまう。
で、いろいろと署内で煙たがられてるという、少しありきたりの背景ですが。
説明 注!ネタバレ
概要はというと。
警視庁捜査課にいるスカーフェイスとあだ名される女性刑事。
淵神律子
顔の傷は、以前ベガと呼ばれる殺人犯に付けられたもの。
傷を治すことは出来るが、あえて残し、捕まえることを執念としてる。
あるとき、またいつものようにやり過ぎたことにより、捜査課の中でも、窓際族が集まる、第三係に移動させられることになった。
仕事がないところで、思う存分、ベガ捜しに没頭できるようになり、犯人を追い詰めていく。
って感じ。
読んだ時の感想
ハードボイルド系ほどでもないんだけど、嫌いなアル中と言うのが、まぁ相変わらずクズだなった。
酒に溺れる人って、こういう考え方なんだろうなって、まぁ、呆れる感じかな。
本人は意識出来ていないんだけど、体がアルコールを欲して、少しぐらいなら、制御できると考えて、酒に手を出してしまう。
まぁ、クズですわ。
しかし、犯人を徹底的に痛めつけるところは、スッキリですね。
やたらと人権を意識して、犯罪者に危害を加えないようにする日本の警察は、本当に頼りなく思ってますからね。
目の前で、少女に危害を加えようと集団でいてる若者に対して、腕をへし折ったぐらいで、警察が怒られるってどういう価値観やねんって。
射殺でもいいぐらいやのに。
逆にその辺がストレスになったかな、読んでいて。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:4
読みやすかったな。
物語自体はシンプルだし。
ストーリー展開も、そこそこ早いし。
◆意外度
意外度:4
読んでいて、後半の8割ぐらいでなんとなく、刑事と一緒に犯人がうっすらと分かってくる。
展開と意外度はそこそこあるかな。
◆夢中度
夢中度:4
刑事物で、スパスパと犯人をあげ、徹底的にやるすっきり感があるため、結構夢中で読める。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:3
原因もはっきりするけど、なんか最後に謎の人物登場で、これ、続編作る気アリアリやなって。
また、ドラマ化考えてるようで、少し興ざめしたかな。
如何にも警察内部に黒幕がいるような。
しかし、元の部署に戻れて良かったねって。
読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。