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【サラリーマン書評】「破弾」堂場瞬一~鳴沢了と小野寺冴の初コンビ作

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最近、堂場瞬一氏の「雪虫」という本を読みました。

主人公である鳴沢了という刑事が登場しますが、その後の活躍を見たくて、次の作品であるこの「破弾」を買いました。

本では珍しいのですが、アマゾンで買いました。

本屋になかなかおいてない場合がありますからね。

 

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説明 注!ネタバレ

概要はというと、新潟で警察を辞職した鳴沢了

何故か警視庁に採用され、多摩署で現場に戻っていた。

警察署内では、コネで入ったと陰口をたたかれ、ろくな仕事を回してもらえない日々が続く。

そんな中ホームレスが被害にあう傷害事件が発生する。

しょぼい事件だということで、鳴沢が充てられた。

その現場にいたのが、第二の主人公である小野寺冴

彼女も前に起こした事件で、厄介者とされているわけあり刑事。

みんなから仲間はずれにはされているが、優秀な刑事2人が事件の真相を追う。

って感じの物語です。

 

読んだ時の感想

ストーリー自体は、なかなか解決の糸がつかめないで、刑事2人の過去の記憶や、新庄が描かれている。

鳴沢了の過去については、雪虫で内容を知っているのでよくわかるんだが、小野寺冴の過去は今回初めて。

じわじわとゆっくりとだが進んでいく事件の内容。

刑事っていうわりに、陰湿ないじめがある、なんかすっきりしない職場と言う感じもして、少し嫌な気分にはなる。

しかし、後半からストーリーは一気に展開を早める。

となると、違和感も出てくる。

 

正直あまりにもできすぎた偶然は、興ざめしてしまうんだが。

残念ながら今回も驚異的な偶然が発生する。

まさかの展開。

この偶然は正直ありえない級ではないか。

なんで、こういうサスペンスや刑事ものって、確率っていうのを考えないのかな。

それが本当に残念だ。

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:3

登場人物が意外と少なく読みやすい。

ただ、ふと以前に出た登場人物が突然出てくることもあり、あれ?誰だっけ?というのが何回かあった。

読み直すにはなかなか厳しいものもあり、再登場したときには、再度説明が欲しいところだ。

 

◆意外度

意外度:5

意外度マックス。

っていうか、この偶然はいただけないな。

もっと自然なほうが良かった。

 

◆夢中度

夢中度:4

どういう風に事件が展開していくのかと言う面で非常に夢中になれた感じがする。

また鳴沢了と小野寺冴の二人の行方にも、なんか注目してしまう。

しかし、小野寺冴のカリカリ具合は、なんかしんどそうって思ってしまう。

それをうまくかわしている鳴沢は、ちょっとすごいなって。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:4

まぁ、小野寺冴との関係はいまいちすっきりではなかった感じがするね。

しかしその辺はしょうがないか。

あと犯人が本当に殺すつもりで撃ってきたのにはびっくりしたね。

この後鳴沢了はどうなるのか。

非常に気になるところ。

物語としては、一応すっきりと完結と言う事かな。 

 

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。