今回は、行方という本。
題材は比較的よくある事件だが。
しかし、何かすごく胸が痛くなる。それが何なのか自分でも本当にわからない。
嫌な感じではなく、何か胸をぎゅっとつかまれるような。
説明 注!ネタバレ
概要はというと。
3歳の子供が公園で突如いなくなる。
22年が経過して、事態が急変することに。。。
と、一言で言うとそんな感じ。
しかし、最後の方読んでいると、胸がぎゅー!っと締め付けられる思いがします。
それは何なのか。
どんな感情なのか。
正直わかりません。
3歳の子供が、大人に対して見せる感情。
考えていないにもかかわらず、本能がそうさせるのか。
どうして、こんなに心がギュってなるのか。
可哀そうって感じているのか。
なぜ!?ってそういう気持ちからなのか。
少し安心しているのか。
わからないんだけど、このギュッとする感じ。
読んでいる最中に、子供のところに行き寝ている姿を見て安心する自分がいる。
何だろう。この感じ。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:4
夢中になって読んでしまいます。
ただ、少し表現が回りくどいというか。
その辺がもやもやしますね。
◆意外度
意外度:3
後半から、何となくって感じでわかってきます。
もっと、何かいろいろあったんではないかと思いめぐらせますが、意外と。
しかし、もっと大切なものというか、心にずしりと来るものがあります。
◆夢中度
夢中度:5
なぜか、夢中で読んでしまいましたね。
次が知りたくて、少しの時間でも読んでしまいます。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:3
ハッピーエンド!
平凡な日常がすごく大切で、素晴らしいものだと感じさせてくれる。
人に勧めたい本です。
さっそくかみさんに勧めてみよう!
読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。