コロナショックが大変なことになっていますね。
いったいいつ収束するのか。
世界的に見ると、少しづつ沈静化はしているのではとみられています。
アメリカの新型コロナウイルス流行の中心地となっていたニューヨーク州の知事のアンドルー・クオモ氏も先日、「最悪の状況を脱した」と述べています。
感染者が多いスペインのペドロ・サンチェス首相も、「感染のピーク通過に近づきつつある」と述べています。
でも、予断は許さない状況に変わりはなく、みんなが不安な状況になっています。
さて、投資家としては経済の方が気になって仕方ないのではないでしょうか。
株価も相当下落していますからね。
世界経済はどうなるのか
IMF(国際通貨基金)は4月14日に最新の世界経済の見通しを発表しました。
2020年の世界全体の成長率は、1月の予想である3.3%増から、前年比で3.0%のマイナスと大きく引き下げました。
今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、1920年代の大恐慌以来、最悪の経済不況に直面しています。
2021年には、持ち直しV字回復もあり得るという見解を述べていますが、先行きとしては不安定であることに変わりなく、本当にそうなるのかは不明です。
有効なワクチンが開発されたとなると、それはかなり景気回復には追い風になりますが、まだまだ実現できるかはわかりません。
世界各国の医薬品メーカーも力を合わせて頑張ってくれています。
早期治療薬・ワクチンの開発を願うばかりですね。
日経平均はどうなっている
日経平均は3月の中旬に17,000円を割り込みました。
しかしそこから回復して、一度4月の頭に18,000円を割ることもありましたが、そこから更に上昇しています。
18,000円を割り込んだところが2番底だったのかは、エコノミストの間でも意見が分かれるところでしょうが、チャートを見た限りでは、上向きに堅調に推移しているように見えます。
世界的には、少し鎮静化の兆しはありますが、日本ではまだまだ感染者が増えている状況です。
しかし、世界経済に引っ張られるような感じで、少し上がっているという状況でしょうかね。
今は雰囲気で上がっているという感じですね。
企業の業績発表を控えていますが、厳しい値になるというのは、もう既に織り込み済みでしょう。
だから大きく下げるということはないかもしれませんが、逆にいえば大きく上がることもない。って感じですね。
ポジティブないいニュースが出れば、それだけ上がるとは思いますが。
個人投資家がこんな状況でやってはいけない事
今持っている株はどんどん下がっていて、含み損を抱えている状況だと思います。
当然、私もそうです。
約30%程度の評価損が出ています。
しかしこれは全く心配する必要はありません。
今はどの銘柄も下がっているんだから。
仕方ないですよ。
もうほとんど経済が回っていない状況ですからね。
こういう時に絶対やってはいけないことは、あわてて売却することです。
売却するとそこで損失が確定してしまいます。
投資信託についても同様で、今下落しているからと言って売却したり、積み立てを中止したりするのは非常にまずいです。
リーマンショックの時のチャートを見てもわかるように、その時に下落した株価は数年たてば元に戻ります。
それまで待てばいいんです。
個人投資家の武器は、この長い間待てるということです。
ファンドマネージャーなどはこれができませんからね。
短期で結果を求められるので、損失が出れば早めに損切りして、評価損を減らすことをしないといけないからです。
サラリーマン投資家は、給与と言う収入があるため、ほっといても平気ですからね。
生活に困ることもないです。
私の投資信託も最近やっと元本割れは解消しましたが、予定している利回りは下回っています。
年初は結構高い利回りで推移してくれていたんですがね。
まぁ、コロナショックは突然でしたから。
一時元本割れてましたが、そこからは急激に回復しております。
2021年度には回復する
先ほど消化したIMFの報告ですが、2021年には、急激な回復が見込まれると言っています。
まぁ、これは2020年後半に、コロナウイルスの感染拡大が沈静化すればの話ですが。
IMFは4月から6月が、経済の最悪期に当たると言っています。
2020年の後半からは伸びてくるということですが。
しかしリーマンショックの時も、一気にきましたが、今回もかなり谷が深かったですね。
中国経済がどれだけ早く回復してくれるのか。
またアメリカの経済が立て直すことができるのか。
この2大国家にかかっています。
あと注意が必要なのは、原油価格です。
今20ドル近辺で推移していますが、OPEC+ロシアや、アメリカが減産合意しましたが、外出制限による需要の悪化で、減産量と合わないのではないかと失望売りが増えています。
この20ドルって、どの産油国も採算割れですから、もっと大幅な減産をしないといけない気がしますがね。
価格が下がるから、少しでも増産して売り上げを増やしたいという反対の思惑もあるんでしょうし、産出量を減らしたすきに他の国にシェアを奪われることを警戒する動きもあり、なかなか難しそうです。
石油を輸入している国はいいかもしれませんが、産油国マネーが引き上げられる可能性もあります。
ただ、この価格では本当に採算割れなので、徐々に上がっていくとは思います。
この20ドル近辺が底値なのかはわかりませんが、一桁はないでしょう。
私も原油先物を買っていますが、念のため8円にロスカットを設定しています。
20ドルを下回ったら買い増ししたいのですが、あまりこの時期に動いてやけどを負いたくないですから、おとなしくしておこうかと。