IPO株ってご存知ですか?
IPOとは、「Initial Public Offering」の略です。
新規公開株とか、新規上場株式と言われていますね。
いろんなネットでの情報を見ると、このIPOっていうのは、どうやら儲かるらしいと。
調べてみると、確かに検討次第で結構設けられる要素はあるのかと。
IPO株とは
IPO株とは、いわゆる新規公開株ですね。
企業が上場するときに、抽選でその株を公募価格で買います。
抽選に申し込むには、証券会社に口座が必要です。
証券会社の規模により、割り当てられる株数も異なりますので、複数の証券会社に口座を持っているほうが得となります。
最近では、みんな複数の証券会社に口座を持ち、いろいろ使い分けている人も多いかと思います。
証券会社により、手数料が違っていたり、扱う商品が違っていたり、またまた使用できるアプリが違っていたりします。
証券会社では投資できる商品に特色があったりし、FXだとか先物だとか投資信託などを扱っているところも多いです。
多いというか最近は商品と言う面で言うとみんな同じ感じでしょうかね。
あと株式取引やFXでの為替取引で使用するアプリケーションに結構な違いが出てきています。
もちろん証券会社が独自に開発しているので、アプリケーション自体は全く別物となります。
要するに使いやすさと言う面で違いがあります。
中には、使いたいアプリケーションがあるからと言う理由で、証券会社に口座を作る場合もあります。
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IPOでは、証券会社から抽選に申し込むので、証券会社の口座は多くあった方が有利ということになります。
IPO株投資は儲かるのか
抽選に当選すれば、上場した企業の株が、公募価格で買うことができます。
上場日の市場で、その株が上がれば、売ることにより利益を得ることができます。
当然公募価格より下落してしまい、その状況で売却すると損失を出すことになります。
まぁ、そのままステイするか、思い切って損切りするかは、投資家判断となります。
基本的には、上場後は上昇するのが普通なのですが、こればかりはわかりません。
2019年のIPO株の実績としては。
初値に対する公募価格の騰落率は、82%となっています。
ということは、大体2割程度初値が下回っているということになりますが。
ただ、初値売りの損益では、約16万程度のプラスとなっています。
上がる株は結構上がっているということになりますね。
ちなみに2019年では、初値が公募価格に対して倍以上の価格をつけた銘柄としては。
2倍以上が25銘柄。
3倍以上が5銘柄。
4倍以上が1銘柄ありました。
IPO株を公募価格で買い、上場日の初値で売れば、そこそこ利益が出たということになります。
もっとじっくり待って、更に上がったところで売るともっと利益が出たかもしれません。
反対に、下がり損失を出したかもしれません。
IPO株を買うためには
IPO株は抽選で当たれば、買うことができます。
IPO株は、各証券会社に割り振られ、その証券会社に口座を持つ人が、抽選に応募します。
応募して、もし当たれば、その株を買う権利が発生します。
当たっても、必ず買わないといけないわけではないです。
私も、日本郵政のIPOの時に、応募しましたが、見事に外れてしまいました。
今まで、IPO株に全く興味がなかったのですが、日本郵政の時に初めて応募しました。
応募数も少なかったし、ほかの証券会社でも応募すればよいものを、1社だけでしか応募しませんでした。
とても残念な思いをしました。
今となっては特に外れてよかったかなっていう思いがあります。
買っておいしい銘柄もあれば、そうでない銘柄もありますからね。
当たりやすい証券会社
IPO株に応募するには、割り当てがもらえる証券会社に口座を持つ必要があります。
この割り当てがもらえる証券会社を、幹事証券会社といいます。
幹事証券会社にも、主幹事証券会社と、平幹事証券会社があります。
当然、主幹事証券会社により多くのIPO株が割り当てられるので、できればその証券会社に口座を持っているほうがいいですよね。
2019年で見れば、以下の証券会社が主な幹事証券会社となっています。
1位 SBI証券(82銘柄)
2位 SMBC日興証券
3位 みずほ証券
SBI証券が結構幹事証券会社になっていますね。
主幹事で言えば、大和証券が21社と一番多いですね。
ちなみに初値売りでの損益を証券会社別にみると。
いちよし証券で、253,370円となっています。
次いで岡三オンライン証券で、216,684円となります。
次に岡三証券となっています。
これは、結構誤差のような気がしますね。
あまり意識することはないでしょう。
IPOに関する一部の誤解について
誤解その1 「まだ上場前だが、詐欺のような銘柄が多いのでは」
未公開株と言えば、結構詐欺事件を思い起こす場合がありますよね。
確かに上場前ということで、まだ完全に市場の信頼を得たといえるのか。
微妙なところもありますが。
しかし、IPO銘柄は、いつ上場するかが明確になっており、かつ、上場日以降であればいつでも自由に市場で売買できます。
また、上場先の証券取引所の厳しいチェックがされているので、変な銘柄は上がってこないのです。
誤解その2 「抽選で当選したが購入辞退したら怒られる」
IPOは抽選して初めて購入することができます。
抽選に当選しなければIPO株は購入できないのです。
そこで、抽選に当選した場合、後で気が変わり開拓無くなったらどうなるのでしょうか。
先ほど言ったように、絶対買わないといけなということはありません。
多くの証券会社では、購入辞退が可能となっています。
ただ、注意が必要なのは、一定期間IPO抽選に参加できないなどのペナルティが課せられる場合もあるということです。
こまかなルールは、証券会社によって異なるので、事前にきちんと確認しておくことは必要です。
中には、当選と同時に購入手続きが自動的に実施される場合もあるようです。
誤解その3 「抽選は完全平等だろ、当然。」
実は、抽選方法は、完全平等ではありません。
ネット証券の多くは、それでも完全平等抽選を実施しているそうですが、一部の対面でのやり取りを重視している証券会社では、懇意にしている上得意客に対して優先的に割り当てているというところもあるそうです。
ある意味それは仕方ないですね。
それが嫌なら、ネット証券を使うということ。
反対に、密な付き合いがしたければ対面方式の証券会社にするというのも手です。
誤解その4 「抽選に参加するのに資金は不要」
購入するのは抽選で当選した後ですが、実は抽選に参加するためには、そのIPO株を購入できるだけの資金を証券会社の口座に入れておく必要があります。
これも証券会社によって多少異なるかもしれませんが、ほとんどの証券会社では、抽選に参加するだけでも、実際に購入するための資金が口座に拘束されるので注意が必要だです。
一部の証券会社では、資金が不要と言うところも出てきているそうです。
誤解その5 「上場初日に必ず売却できる」
実際に当選し、IPO株を購入した後、さっそく上場初日の初値で売却しようとする人もいるでしょう。
しかし、必ずしも初日に売却できるわけではありません。
銘柄によっては、上場初日に買い注文が殺到して、値が付かないこともあります。
初日に値がつかない場合には、翌営業日になってしまいます。
この場合は、買いが殺到して値が上がるので、嬉しいことですが、初日に売ることを前提に計画していた場合は、計画を見直す必要がありますね。