本当に長かったのですが、南アフリカランドへの投資から撤退することにしました。
思えば、何年ぐらいですかね。
本当に10年以上ですか。
もちろん最初から、高金利通貨ということで、スワップポイント目的でした。
当時は、10万ランドで、220円とかありました。
持ってるだけで、日々お金が入ってくることに驚愕しましたね。
何度か痛い目もみましたが、長く付き合ってきました。
今までの経緯とか、理由などについて、少し書いてみようかと思います。
南アフリカランドとの出会い
本当に10年以上前ですね。
今のように、資産管理台帳とかつけていないので、正直記録がありません。
ある大きなプロジェクトに2010年から参画したのですが、その時には、すでに運用していたので、それより前ってことになります。
FXで結構ワイワイ言われていた時だったと。
FXに興味を持ち、いくつかトレードをしてみましたが、スキャルピングやスィングトレードでも、全く利益を上げることができませんでした。
結構簡単な感じで言われることもありますが、やはりあれはかなり難しいです。
普通の人では無理です。
億を超える資産を作った人とか、Youtubeとかテレビに出ていますが、本当にスペシャルな人たちだと思います。
マネしたらダメですよ。
もうご存知だと思いますが、金利差を利用した投資です。
当時は、南アフリカランド、豪ドル、トルコリラなどあり、最初は安定している豪ドルでスワップ収入を得ていました。
当時は210円とかスワップがあり、100万ランドでも買っていたら、1日あたり、2100円が入ってくるという状況でした。
1日2,100円となると、1ヶ月6万円程度になります。
これはかなりのいい収益ですよね。
結構味をしめて、かなりのランドを保有していました。
もう、なんていい通貨なんだと。
当時はリスクとリターンについて、詳しくなかったんですよね。
多くの損失
高金利ということは、それだけリスクがあるということです。
当然、事前に調べて、ある程度は理解していたつもりなんですが。
南アフリカランドは、実は非常にリスクオフに弱い通貨です。
もう下げ方は半端ありません。
FXはレバレッジをかけているので、下がる時には、本当にびっくりするぐらいの速さで資産が減っていきます。
今までスワップで貯めていたとはいえ、為替の動きによる価格変動に比べれば、本当に微々たるものです。
月10万以上利益を出していましたが、損失はそれを遥かに超えていました。
南アフリカランドでは、全部で2回。
大きなロスカットを食らってしまいました。
どちらも本当に大きかったですね。
1度目のロスカットの時には、まだ投資している資産は比較的少なかったため、被害はそれほどではありませんでした。
とはいえ、軽自動車が軽く買えるぐらいはいきましたが。。。
で、もう少し保証金維持率を上げて、再度チャレンジしました。
やはりスワップポイントが日々入ってくるというのは、かなりいい投資だと思ったからです。
2回目のロスカットは、2016年です。
もうフォルクスワーゲンの排ガス規制問題やら、クエート侵攻。
などなど。
もう南アフリカにとって、5重苦、6重苦という感じでした。
会社にいても、本当に仕事が手につきません。
週末に子供と公園で遊んでいても、上の空という、なんとも息苦しい状況が続きました。
ロスカットされた時には、もう放心状態でしたね。
もちろん、FXは、投資した以上のお金がなくなるということはありません。
100万投資していたら、10万円になるとかで、借金になるということはありません。
まぁ、今まで投資で得てきたお金が、まあ損失としてなくなったということです。
もちろん、全てじゃないですよ。
しかし、2、3年かけて増やしてきた資産がなくなったという感じでしょうか。
FXについては、怖さというよりは、自分のリスク管理の甘さを呪いました。
想定するリスクが低すぎたのです。
これは明らかに自分のミスで、FXとか南アフリカのせいではありません。
だから、2回目のロスカットの後、もう一度見直しをして、以降もトレードをしています。
証拠金維持率も1,000%を超えるぐらい、ガチガチに安全度を上げました。
その代わり、収益は本当に減りましたが。
しかし、そうすることで、安全なスワップ収益を得ることができるようになりました。
手痛い授業料でしたが、本当に大切な教えだったと思います。
ちなみにですが、その時の損失分は、その後3、4年程度で挽回させました。
南アフリカに寄せる期待
南アフリカランドに投資しているということで、南アフリカについては、結構調べましたね。
経済問題とか。
一番興味があるのは、今後のアフリカの発展です。
その時に、重要な役割を担うのが南アフリカだと思います。
やはり、ナイジェリアなどと一緒にアフリカ経済を引っ張っていく国だと思います。
都市部は、アフリカとは思えないほどの発展しています。
もちろん問題の方が多いですが。
まず一番は、貧困率の高さ。
失業率はもう、驚くほどです。
アパルトヘイト政策の影響がいまだに長く尾を引いています。
ブラックダイアモンドと呼ばれる、黒人富裕層も増えてはきていますが、貧困層は、いまだに多く、治安悪化などが問題視されています。
まぁ、ただ、以前ほどは悪くないようで、世界一危険な街と言われたヨハネスブルグも、今はランクで言うとかなり下になってきたようです。
怖いのはメキシコとか南米ですね。
政治もなんか問題だらけで、汚職も多いそうです。
気候的にもよく、自然もあり観光も有名です。
すごく魅力的なのに、なんか人がダメにしてるという、非常に残念な国でもあります。
経済は意外としっかりしていますが、格付けは低くなっており、投資不適格とされています。
ジャンク扱いですね。
しかし、先ほど言ったように、アフリカは、インドと並べ今後最も発展する地域の一つです。
成長すれば、とてつもないパワーを秘めています。
期待するには十分だと思いますし、とても楽しみです。
決別の理由
期待するアフリカ。南アフリカですが、なぜ撤退するのか。
まぁ、理由は簡単でスワップポイントの低さです。
昔は200円を超えていたスワップポイントも、今では50円。
4分の1にまで減りました。
コロナ前は100円あったんですが。
それが今ではさらに半分。
最近80円まで上がってきたんですが、急にまた50円。
これじゃ、リスクと比べてリターンが低すぎます。
FX会社によりスワップポイントは多少異なりますが、SBI FXトレードは低すぎますね。
もういいわ!ってなります。
日本人は、結構南アフリカのスワップ投資をしている人は多いそうです。
しかし、徐々に離れつつあるのも事実ですね。
豪ドルも昔は高金利通貨でしたが、今は見る影もありません。
トルコリラは、リスクが高すぎます。
高金利通貨はいずれ、みんな金利が下がり続けていく運命なんでしょう。
高金利というのは、その国にかなりの負担をしいります。
まあ当然でしょう。
金利を払わないといけないんだから。
だから、政策金利を下げるというのは、その国にとってはいいことなんです。
特に高金利通貨の国では。
南アフリカも政策金利を下げると、市場的には喜ばれたりします。
今後の状況をみても、以前のように金利が上がっていくとは思えません。
そりゃ、インフレが進めば多少金利を上げていくでしょうが、それでも以前には戻らないでしょう。
自国の経済が痛みますしね。
そうなると、アフリカ、南アフリカには期待はするけど、スワップ投資というのは、もう限界に来ているのかと。
そう決断しました。
今後の投資先
さて、引き上げた資産をどうするのか。
FXの資産なので、引き続きFXで運用していこうかと思っています。
FXの自動売買ですかね。
こちらは、手堅く運用していけます。
最大ポジション数も決めれますし、1000単位ですから。
それに基本は、アメリカドルで、今後は円安に向かっていきます。
以前のような円高はもうないでしょう。
ゆっくりと時間をかけて、波打ちながら流れてくれれば、自動売買にとってとてもいい市場となります。
波が利益を出しますからね。
後、豪ドル/ニュージーランドドル。
これは非常に面白くて、レンジを形成しています。
レンジが形成されている通貨は、自動売買にとって最高の通貨です。
もう半永久にほっておけばいいんですから。
寝てる間、仕事している間に運用してくれる、とてもいい投資だと思います。
もちろん、FXなので、リスクはあります。
従って、これ以上増やすつもりはなく、利益は他に移していくつもりです。
自動売買で収益を上げ、その収益を現金で保有したり、投資信託を追加購入したり。
個別銘柄は、状況を見てからですかね。
日本の株は、あまり魅力ないですが、何か優待があれば考えます。
ビックカメラとかは、家電買う時に便利ですからね。
コロワイドは、年間で4万ポイントもくれるので、非常に重宝してます。
食べ物系の優待株狙い銘柄も、少しだけなら保有してもいいかな。
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