10月になりましたね。
以前から言われていましたが、2022年10月から、ビールの価格が上がりました。
大手4社である、アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリーは、ビールの卸売価格の値上げをすると発表してました。
これは約14年ぶりだそうです。
背景には、原材料である大麦やトウモロコシの高騰や、原油高による物流コストの上昇があります。
今後、これらの価格が抑えられるかというと、そういう気配はまだなく、しばらくは続く様相です。
さすがの企業も、価格をあげざるおえないというのが理由でしょう。
怖いのは、これらの価格の上昇は止まる気配がないということです。
今後も上がり続けていくことが予想されます。
原材料として、アルミの値段も上がるということもあります。
しかし、物の値段が上がると同時に、企業の業績が良くなり、給料が上がり人々の生活が豊かになればいいのでしょうが。
そうはいきません。
日本は過去30年間、平均給与は上がってませんから。
平均給与があがってないと書きましたが、日本は年功序列、終身雇用がいまだに守られているため、個人で見ると給与は上がっています。
だって、同じ会社にいて、年齢が上がってくれば、自然と昇給しますから。
普通には。
なら、なぜ平均給与が下がるのか。
それは非正規雇用者が増えているからでしょう。
正社員は、年齢と共に給与はわずかながらも増えるけど、非正規雇用書が増えることにより、全体的に給与の低い層が増えるから、平均も下がるということになります。
このように給与の低い人が増えるということは、この値段の高騰で生活が苦しくなる人も増えているということです。
また、正社員も安泰ではありません。
この値上げについていけないからです。
確かに年功序列で給与は上がってるかもしれませんが、その上がり方は非常に緩やかです。
みんなを養ってるから。
使えないやつも含めて、終身雇用ですからね。
給与は上がるとしても安い給与で、今までなんとか凌いできたのが、物価高騰によりさらに厳しくなるということです。
いまだに多くの日本人は、日本が裕福で、世界から称賛されていた頃の感覚でいます。
しかし、今は違いますからね。
日本ブランド?
確かにまだ残ってはいると思いますが、それにこだわるあまり、生産性を下げているところもあります。
時間をかけすぎるんですよね。
日本の新幹線。高速鉄道はすごいです。
世界に誇れる物ですが、世界では苦戦しています。
なんでも日本品質をこだわりすぎるんです。
その国にあったレベルの品質で、提供するのが本来の姿だと思うんですが。
また、日本ブランド、日本品質を保つためのリソースも必要ですが、それが少子化で足りなくなってきています。
だから、検査偽装などが多くなっています。
少ないリソースにも関わらず、テストとかの工数が多過ぎたりします。
もうどこ見ても、日本の将来に希望が持てないことばかり。
一体どこに向かっていくのか。。。
国民性なのか、なんでも規制するお国柄。
何か事件があると、すぐに規制です。
ドローンもそうだし、電動キックボード。
少し事件が発生すれば、規制。
もう思考が停止してしまってます。
だから、正直、日本には期待していません。
投資先も、日本から海外資産へ移行を進めています。
会社からの給与だけでなく、投資により収入を増やしています。
収入の口を広げることもしています。
もう、日本に期待すると、痛い目に遭いますから。
日本の企業に頑張ってほしいですが、どこに投資すればよいか。
さて、値上げに話を戻すと。
まだまだ値上げは続きそうです。
10月から、開店寿司も次々と値上げを公表しています。
10月に入ってすぐにくら寿司に行ってきましたが、すごい人でした。
黒田総裁が以前、値上げも国民に許容されてきたと話して、えらい炎上してましたが。
しかし、くら寿司にきてるお客さんを見ると、これ間違ってないなって思ったりもしました。
みんな結構きてるやん!って。
許容してるってことだよな、これって。
騒いでるのは、メディアだけか?
値上げする余裕はまだあるのかなって、思ってしまいましたね。
飲食業は、申し訳ないという気持ちを持たずに、必要なら値上げするべきだと思いますね。
値上げしないと、その皺寄せは、従業員に来ます。
従業員の給与を上げない、下げることにより、価格を据え置きにしてるんです。
それなら、価格をきちんと上げて、従業員の給与を上げてほしいですよね。
これだけ、みんな食べに来てるんだから。
くら寿司に行って、改めてそう思いましたね。
原価が上がってるんだから、値段は上げましょう!
もちろん、便乗値上げはダメですよ。