おぐけんブログ 悠々自適の投資生活を目指して

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【サラリーマン書評】「崩れる脳を抱きしめて」知念実希人~最高に震える感動!謎解き要素も逸品で最後のどんでん返しは予測不可能

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今回は、「崩れる脳を抱きしめて」。

知念実希人氏の作品です。

本屋大賞で8位を受賞した作品です。

 

前回の「羊と鋼の森」で、正直本屋大賞って、となっていたんですが、また帯みて買いたくなりました。

最近少し優しめの内容の本がいいんですよね。

 

この本は、本当に面白かった。

前半と後半では、少しおもむきが変わってきます。

前半は、ほのぼのというか、雰囲気が凄い好きですね。

特に、蒼馬の過去にある壁を取り除く所なんて、ゾクッとしました。

 

何か、体についていた、非常に重くやっかいで、それでいて一生ついてくるような、そんな鎖が、ほんとにぽろっと落ちる感じ。

これは小説を読む上で、非常に重要な所ですよね。

 

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説明 注!ネタバレ


概要はと言うと。

 

碓氷蒼馬、研修医。

それが神奈川県にある療養系の病院に来ます。

そこで知り合った女性、弓狩環。(ユカリ)

 

この病院は、お金を出せば、ある程度の事は実現してくれる。

治療方法もなく、よせいをのんびりと静かに暮らしたいという患者も多い。

 

ユカリもその一人。

3階の広い部屋。

優雅に絵を描いて過ごしていました。

 

研修医の蒼馬は、控室の騒音に悩まされていたところ、ユカリの部屋の隅に置いてある机を借りることに。

 

少しづつ近づいていく二人。

二人にはそれぞれ、立ちはだかる壁が。

蒼馬には、多額の奨学金の返済と、金を稼いで家族(母親)を楽にさせると言う使命があり、それに向かい金に対するしがらみがありました。

 

蒼馬の父は、蒼馬が小さな頃、借金を残して愛人と家族を捨てて出ていきました。

その為お金に苦労してきました。

母親は、蒼馬と妹を養うために、一生懸命働きました。

そんな母親を早く楽にさせたい。

父親を本当に憎んでいました。

 

ユカリはその話に違和感を持ち、状況を詳しく聞きました。

 

蒼馬は、壁を崩せるのか?

 

この話は、前半と後半で、おもむきが変わってきます。

前半は、蒼馬とユカリの日々の出来事が。

 

後半は、一気にサスペンスに。

後半はもうスリリングに展開していきます。

 

研修が終わって広島に戻った蒼馬。

そんな蒼馬の元にある知らせが。

 

慌てて神奈川に行くが、そこには思いがけない真相が。

蒼馬は夢を見ていたのか。

現実は何か?

 

最後は本当にビックリさせられる。

 

 

読んだ時の感想

本当に面白かった。

ほんわかと、ドキドキ。

サスペンスの要素もしっかり入ってるし。

謎解きの要素もある。

 

読み終えたあと、もう一度読み返すというのも納得する。

 

前半は、ゆっくりと物語は進んでいきます。

ユカリは頭に爆弾を抱えており、蒼馬は、多額の借金(奨学金)と苦労した母親への孝行のためにお金に縛られている。

そんな中、ゆっくりとお互いのしばりを解いていく。

そんな流れが結構心地いい。

 

たまに出てくる銀色のセダンが後半意味を持ってくるが。

まぁ、そりゃこれだけ目立つように書いていると何かあるなって気づくよな。

 

しかし本当にユカリの洞察力は、探偵並みであるなって。

もうなんか名探偵みたい。

確かに改めて言われてみるとおかしいと感じるところはあるけど、蒼馬からみるとそこが不思議と気づかなくてもおかしくはない。

違和感と言うのがいかに大切かがわかるよな。

 

推測が、いろんなことで裏付けされていく。

まさかっていうところでも、ひとつづつ検証していくと。

蒼馬にとってのこの縛りがなくなり、真実がわかった時。

これは本当に鳥肌もんです。

もうこの辺は涙腺が。。。崩れました。

 

その時の映像が目に浮かぶようです。

 

正直この小説は、きっといつかドラマ化されるだろう。

正直あまり見たくないってかんじがする。

なぜか。

今の日本には、名作を裏切らない形で映像化できる脚本家、演出家がいないから。

これがドラマ化されたとき、きっとその時に流行の俳優が、事務所のごり押しで演じることになり、いわゆる日本で名優と周りに持ち上げられている俳優が脇を固める。

 

とてもみれるもんじゃない。

しかし、こういうの好きそうだから、陳腐なドラマになり下がるんだろうな。

原作のファンは誰も見たくないって。

 

さて、後半は、神奈川での捜索になります。

まぁ、ある程度小説なので、都合よく話が転がるのは仕方ないですね。

実際、横浜と言ってもかなり広いので、そこからなにかきっかけをつかんでいくというのは、実は本当に難しいと思うが。

 

しかし、最後の最後まで本当にいい意味で裏切られる。

最高のストーリー展開。

これは本当にお勧めですね。 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

すんなりと入ってくる。

特にややこしい記述もなく、物語と言うか背景がすんなりと理解できる。

文章の区切りがあまりなく、休み所というのが少ないけど。

でも、適度に場面も変わり、話の流れも適度に流れる。

 

◆意外度

意外度:5

正直、最後の最後まで予想できなかったわ。

ここ最近では一番の意外度だ。

この意外度も相当計算されているというか、もうすごいとしか言いようがないですね。

コメントでも200%のどんでん返しっていってましたが、まさにその通り。 

 

◆夢中度

夢中度:5

もう夢中で読んだね。

あっという間かな。

最初は、すこしゆっくりと読んでたんだけど、後半はもう少しの合間があれば読んでたな。 

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:5

なんか、評価で5が多いんだけど。

読んだ後のすっきり度は最高ですね。

なんかじわーとくる。

きちんとエビローグも描かれていて、すっきり感がすごい。

この本もエピローグがなかったら、がっかりするところだった。

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。