このM・W・クレイヴン氏の「の殺人」シリーズ。
ネットを見ていると、第三弾の「キュレーターの殺人」がすごいらしい。
ストーンサークルの殺人、本作のブラックサマーの殺人。
そして、キュレーターの殺人と来るようで。
そしたら第二弾の本作は読まないとダメでしょ。
ということで、即図書館で予約して読みました。
全ページ数が600頁を超える大作ですが、面白かったですね。
説明・あらすじ
ワシントン・ポー
イギリスで有名なシェフであるジャレド・キートン。
自分の娘に対する殺人で刑務所に収監中。
しかし、突如その殺されたはずの娘が現れる。
DNA判定でも娘との判定が出たことにより、ジャレド・キートンは釈放される。
しかしワシントン・ポーは、自分が逮捕したこのキートンが娘を殺したと確信している。
どこかに恐ろしいほど巧妙な仕掛けがあるのか。
限られた時間の中、謎を解くことができるのか。
読んだ時の感想 注!ネタバレ
今回も面白かったな。
適度にクズキャラも出てきて。
展開も結構早くて、すごく引き込まれる。
今回も相棒のティリー・ブラッドショーは健在。
昇格試験を経て、部下をまとめる立場にはなっているが、ポーのリスクの時には駆けつけてくれる頼もしい相棒。
データ分析を駆使して、いろんなヒントをポーに与えてくれる。
そのヒントをもとに、ひらめきのポーの頭脳により、難解なパズルを解いていく。
次のキュレーターの殺人がすごく楽しみだ。
(しかし、図書館にはまだおいてないんですよね。Amazonで買わないといけないのかな。)
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:3
相変わらず海外物特有の少しまどろっこしい言い回しはありますが、続けて読んでいるとなれたかな。
しかしやはり登場人物の名前がカタカナで、いちいち頭の中で誰かを理解しないといけないので、やはり少し読むスピードは遅くなりますね。
◆意外度
意外度:4
犯人はすでにわかってるが、事件の解決には意外度がすごい。
◆夢中度
夢中度:5
すごく読み込んでしまいましたね。
600頁の分厚い文庫本を2日で読んでしまいましたからね。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:4
スッキリです。
ただ、主任刑事はどうなったんだろう。
最後嫌がらせしてきたが。
その部分をもっと書いて欲しかったかな。
最新5記事
読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。