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【サラリーマン書評】「方舟」夕木春央〜ドキドキするが、展開に無理が。。。面白いけど

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最近、古本屋に行き、「本屋大賞」の本を買って読むことが続いている。

本屋大賞って、本屋さんが選ぶだけあって、面白い本が多いんだよな。

芥川賞とか、そんな本はあまり読んだことないけど、本屋大賞の本は、結構選んで読んでるわ。

 

で、今回もノミネートされたという作品である「方舟」っていう本を見つけて書いました。

面白かった。

2、3日で読んでしまいました。

 

これは基本ネタバレしたらあかん系ですが、感想のところでは、どうしても言わないといけないので、注意してください。

 

説明・あらすじ

帯に書いているものを引用します。

友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一派、偶然出会った家族と

地下建築「方舟」で夜を越すことになった。

翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入し始めた。

いずれ、「方舟」は水没する。

そんな矢先に殺人が起こった。

だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。

イムリミットまでおよそ1週間

 

 

読んだ時の感想 注!ネタバレ

ネタバレは注意してください。

 

まず、感想として、全てトリック優先で、ストーリが作られているということ。

迷子になりながら、到着した地下建築「方舟」

この建築の設定もかなり無理がある。

 

この地下建築を見つけた裕哉が、見つけたマンホールのような入り口から入っていき見つけたとのことだが。

いやいや、まずそんなところ怖くて入れないよな。

地下だろ、ガスが溜まってる可能性もあるし、入ったところで崩れる可能性もある。

絶対に入るやつはいないだろ。

 

なのに、哉は、入って中まで確かめてる。

ないわ。。。

 

で、みんなを集めて別荘で過ごした後、観に行くんだが、チョー偶然に地震が起こる。

おいおい、地震ってそんなに起こらないぞ。

 

それに地下建築。

都合よく、電気がつく。

マットレスもあるが、まず汚くて、使えないだろ普通。

っていうか、使えないというか、使う気には全くなれない。

 

1番の???はというと。

えっ、そう考える?ってところ。

いやいや。

気づいたら、多分すぐにみんなに知らせる方が、絶対助かる確率上がってたぞ。って。

 

1週間タイムリミットがあるなら、一人もしくは二人が出て、助けを求めに行った方が、はるかに助かる可能性が高い。

あと、マンホールの入り口があるところに、山崩れで蓋を閉ざすというのも、都合が良すぎる。

普通入り口は、そんな危険性がないところに作るだろ。

だって今まで、そんなことなかったんだから。

 

全て、この最後のために無理やり作った設定という感じがしたな。

 

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

読みやすい。

スイスイ読める。

その分、少し薄いなって。

だって、閉じ込められて、確実かどうかわからない脱出方法。

これ不安で仕方ないだろ。

なのに、みんなのんびりしすぎ。

 

◆意外度

意外度:5

そのための設定だからね。

あっ、この人が犯人だったんだって、思わせといて。。。

意外度は満点だろう。

 

◆夢中度

夢中度:5

夢中で読んだからな。

ただ、逆に最後ガックリ。。。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:2

理由が。。。

さっき言ったように、他の方法の方が絶対いいぞ。

確実だし。

犯人が選んだ選択の方が絶対怪しい。

だって。。。

地下3階はわからないので、水中潜っていっても、出れるかどうかわからないのに。

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。