色々ミステリー小説や、推理小説を探していると、またまた東野圭吾氏の名前が。
今回の「白鳥とコウモリ」。
なんか評判がいいようで。
一時期ハマってた時期はあったんですが、ある作品が原因で読まなくなりました。
なんだったかな。。。
なんか現実的にはあり得ない、なんか不思議な力の話だったような。
結構、東野氏には現実的なものを求めていたので、そこでげんなりして。
今回はどうかなって。
上下巻の大作です。
説明・あらすじ
弁護士である白石氏が殺されました。
いろんな情報から1人の老人の名が上がりました。
その老人に話を聞いているうちに、「私がやりました。」との自供。
しっかりした内容で報道していない情報も知っていたため、無事犯人逮捕となったと。
しかし、どうもおかしいと加害者の息子と、被害に遭った弁護士の娘が、独自の調査を実施する。
どうも、おかしいと。
難解な問題と思いつつ、色々情報を集めていくうちに、おかしいから明らかにおかしいとなっていく。
一体本当の真相は。
読んだ時の感想 注!ネタバレ
まあ読んでみると東野圭吾らしいという感じです。
ここではネタバレあるので、今後読むつもりであれば、この先は読まないでください。
これ、本当にネタバレると一気に読むのがつまらなくなるので。
自供。
それだけで警察や検察は、信用するんだなってつくづく思いましたね。
といっても小説の中だけかもしれませんし、現実はもっとそうかもしれませんが。
どういう状況であれ、自供が取れれば、もうその時点で事件は解決なんでしょうね。
小説のように、疑問から再調査されるなんて、本当にないんだろうなって。
怖くもありますね。
本当にやってないならやってないと言わないとね。
さて、ここからネタバレタイムですが。
東野圭吾らしいといったのは、誰かを庇うってところ。
以前、東野圭吾の小説でもありましたが、学生が犯した犯罪を大人が隠蔽すると。
公になると学生の将来が怪しくなるからと。
結果、そこでしっかりと罪を償わせなかったために、その学生は大人になり社会人になった時にさらに大きな犯罪を犯すという。
罰せられなかったことにより、自分を見直すチャンスが奪われたんだってこと。
今回もガンで先がない老人が身代わりとなった。
それも自分の意思で。
俺が守る?
そのことが反省するチャンスを奪っているということに気づかないのか。
警察や社会は庇った老人に対して、なんで激怒しないのか。
これも立派な犯罪で、社会的にもやったらダメなことだろう。
なんで、そのまま釈放なんだ。
あと、昔の事件の回想だが、自転車との事故で、相手の人に対する「すいません」のおおさ。
お金を請求されても、送り迎えを申しつけられても、それに順従に従う無能さ。
それを真面目だと言い換えるところ。
おかしいだろって。
まだ警察が来てないじてんで、名刺や電話番号などをほいほい教えるアホさ。
本来対等な立場なのに、命令されてその通りにいうこと聞くアホさ。
普通に読んでいて腹が立つわって。
まず事務所で治療費を請求された時点でなんで払う?
3万請求されて、2万しか手持ちがないと、残りの1万円はまた払いにきますっていうアホさ。
現在で想いを寄せる女性が、頼もしさって言ってたが、どこがって。
情けない姿だなって。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:4
東野圭吾氏の本は読みやすいかな。
基本的には推理もシンプルで分かりやすい。
◆意外度
意外度:4
普通に最後までわからなかった。
犯人が。
しかし、あまり登場してない人がいきなり犯人って。
◆夢中度
夢中度:3
うん、普通に夢中になれたかな。
ただ、上下巻の上巻は、ほとんど進展なく退屈だったかな。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:2
うーん。
色々問題が。。。
最後ぐらいもっとスッキリと終わって欲しかったかな。
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読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。