おぐけんブログ 悠々自適の投資生活

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【サラリーマン書評】「独白」本城雅人〜なかなか骨があって面白い、展開に展開にドキドキ

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この本はネットで面白そうなものはないかと検索していて見つけました。

本城雅人氏の本は初めてかな。

過去の履歴見てもありませんでした。

 

この独白は、どうやらシリーズもののようです。

二係捜査っていうシリーズのようで、この「独白」は第5弾のようです。

 

登場人物欄も、過去の作品名を入れて、そこで登場って書かれてる。

作者は週刊誌の方にも思い入れがあるようですね。

 

 

説明・あらすじ

2人を殺害し、一審で死刑判決を受けた沼田正樹が、拘置所で収監中に新たな殺人を告白した。

警視庁捜査一課で「二係捜査」を専任する森内洸(ひかる)は、先輩刑事の信楽が不在の間に手柄を立てようと、単独で拘置所の沼田に接触する。

だが、週刊誌で刑事と沼田との接触が報じられ、森内は窮地に追い込まれる。

沼田が新たな殺人を告白した意図は、いったい何なのか。そして、告白した殺人は事実なのか。

角川文庫 あらすじより

 

 

読んだ時の感想 注!ネタバレ

刑事物であり、かつ週刊誌の記者の描写もあり、なかなか読み応えがありましたね。

結構謎解きの要素もありそうで、なかなかすんなりとはいかないような。

どうしてだろうという興味があまり掻き立てられないような。

不思議な感じだ。

当然、普通にはあるよ、ドキドキ感は。

しかし、もっともっと期待してしまってたというか。

 

それよりは、本の中にある的確な世の中の指摘。

人権保護団体や、死刑廃止を訴える弁護士。

あと、過剰な人権保護による刑務所の内情。

 

最初読んでると、無性におかしいなって思うのはそういうところ。

なんか過剰な人権保護って本当におかしいよなって思う。

刑務所の中でも人権保護の観点から「さん」づけが義務付けられているとか。

もうアホだろ。って思いますよね。

犯罪を犯して収監されている人はお客様か。

 

これ被害者が読むとかなりイラつくと思いますよね。

本の内容よりもこういうところに興味が湧いてきてしまうわ。

 

しかし、先進国って本当にこうやってダメになっていくんだろうなって思ってしまう。

過剰な人権保護。

 

(完全)平等の意識。

特性とかを考えないで、数で見る方がよっぽど不公平だろうって。

まぁ、そういうところについつい意識が入ってしまいますね。

 

ただし本題も徐々に明らかになっていくんですが。

ただ、うーん意図が分かりづらいし、直接的でないから間の人が気づかなければスルーされてしまうような。

なんか危ういやりとりって感じがしますね。

暗に警告って。。。

これ受け取る側も同等の知恵がないとダメだろって。

 

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:2

少し難しい描写が多くて、読みづらい印象を受けた。

重要なところなのかどうかの見極めが難しいから、全て読み込まないとと思って、結構時間がかかってしまう。みたいな。

あと、正義という名前が出てくるが、どうしても正義(せいぎ)と読んでしまう。

 

◆意外度

意外度:3

実はそれほど意外性はなかったかな。

だんだん、見えてくるっていう感じで。

あとで、どかーんって感じではなく。

 

◆夢中度

夢中度:3

色々書きましたが、普通に面白いって。

ずっと読んでましたからね、電車の中とか家で。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:2

やはり、死刑はそのまま執行なので。

あと、最後の詰めが身内の告白というのが。

これっていう証拠がないままっていうのが少しスッキリしないかな。

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。