この本はサイトで何か面白そうな本はないかと、いつものように探していて見つけました。
説明・あらすじ
巨大地震発生。
地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。
光も音も届かない絶対的迷宮。
生還不能まで6時間。
想像の限界を超えるどんでん返し。
救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。
業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。
それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。
崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。
ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。
読んだ時の感想 注!ネタバレ
図書館で借りたので帯はついてませんでした。
従って、どのような物語かは全くわからない状態で読み始めました。
最初からなんとなく推理サスペンスの様相。
巻頭には見取り図があり、推理小説によくある展開か。。。
読み進めていくと、なんか感じが違うなって。
犯人とかそう言う考察というか展開にならないな。
さらに読み進めると、お兄ちゃんとのやり取りでジーンって。
あれ、これっていい本。。。
感動救出劇。
海猿みたいな。。。
そうです、海猿みたいな感じの本です。
いい本です。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:4
しっかりと描写されていて、非常に読みやすい。
少し間を置いてもすんなり入っていける。
もちろん夢中になって読めるので間をおくってことも少ないですが。
◆意外度
意外度:3
基本意外度はなく、よくあるパターンって感じで進んでいきます。
そのままであれば、意外度は1か2程度。
しかし、最後の最後で意外度がグーンって上がります。
◆夢中度
夢中度:3
普通に何かあるだろうっていう期待感から次から次へと読み進めていく。
想像していたものよりは、意外と簡単にクリアできてしまうが。
普通に夢中になれましたね。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:4
気持ちよく終われるというか、読み終わってスッキリという感じがいいですね。
モヤモヤっていう感じはなく、気持ちが綺麗に切り替えれる。
こういうのは時にはいいですね。
後に引かないというか。
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読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。