実はこの本はシリーズものです。
タイトルからわかるように主人公は、脳科学捜査官の真田真希となります。
このシリアス・グレーもシリーズで言うと、ざっと16作目となります。
実は、1作目から読んでいます。
シリーズものらしく、一冊は薄く、すぐ読めます。
その代わり、やはり残念ながら次から次へと書いてるからなのか、ストーリー展開は雑に感じますね。
説明・あらすじ
サイバー特別捜査隊の隊員に選ばれた心理分析官の真田夏希。
元々は神奈川県警に一般採用枠で採用された心理学者。
心理学を駆使して、難事件を解決し、その功績を買われ警察庁へ。
今回は、以前一緒に操作した、神奈川県警根岸分室の警視・上杉が警察の威信を揺るがす事件に立ち向かう。
上杉から多大な信頼を得る真田にも、支援の依頼がくる。
ミスターZとなのる武器密売人との交渉から、次々と新たになる事件の真相。
といった感じでしょうか。
読んだ時の感想 注!ネタバレ
このシリーズは、もう16作目ですかね。
なんか気軽に読めて、なんか軽いので結構読みます。
アリシアという警察犬が結構活躍するんですが、まぁこの警察犬がすごいのって。
犯人を最後に仕留めるのは、5割くらいこの犬かなって。
それも指示なしで。
以前赤川次郎氏の本をよく読んでいましたが、三毛猫ホームズの三毛猫がベランダから落ちそうになった赤ちゃんをくわえて助けたというところからアホらしくなり読むのやめました。
赤ちゃんでも、猫がくわえて助けられる重さじゃないぞって。
こういうのって読者冷めるんだよな。
んなアホなって。。。
アリシアも真田が危機に陥ると、パッとあらわれて犯人に立ち向かう。
しかし。。。
あと、このシリーズは、やたらと説明が多いというか、みんなそれを何も見ずにしゃべっているのがすごい。
そんなことを頭で全て覚えている人って、本当にいるのかって。
年とフルネーム、その内容をスラスラと言ってる。
普通の会話ではないだろって。
いくらキャリアだからって、そんなになんでも覚えているわけないだろって思うな。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:4
もう大体出てくる登場人物が固定化されているので読みやすい。
今回も警察側はほぼ知った人物だ。
◆意外度
意外度:1
意外度はほぼないな。
◆夢中度
夢中度:2
読みやすいから普通に読んでるが、夢中度はというと疑問かな。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:4
きちんと終わるからすっきり度はあるよな。
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読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。