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【サラリーマン書評】「アナザーフェイス」堂場瞬一~子持ちの刑事が特殊能力で事件を解決!

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堂場瞬一氏の別のシリーズもの。

「アナザーフェイス」シリーズ

主人公は、大友鉄。

刑事総務課で働く、シングルファザーの刑事。

刑事と言っても、事務方の方。

もとは捜査一課で腕を振るっていた刑事であり、結構優秀だということ。

鳴沢了刑事や、澤村刑事とは異なるタイプのようで。

どちらかというと、本当に優等生という感じ。

 

見た目は、かなりのハンサムと言うことが、随所にわかる。

 

澤村慶司シリーズが終わり、なんか高城賢吾シリーズに戻りづらくて。

 

他にいいのがないかと探していたら、このシリーズを見つけました。

 

今までの堂場瞬一氏の刑事ものシリーズとは少し雰囲気が違うかな。

 

なんかみんな少しいい人が多いって感じ。

 

読んでいて、なんか少し安心して読めるって感じですね。

 

 

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説明 注!ネタバレ

概要はというと、刑事部総務課に勤務する大友鉄。

2年前に奥さんを交通事故で亡くし、子供と一緒に暮らしている。

 

シングルファザーということで、現在は定時に帰ることができる総務課で働いている。

もともとは捜査一課でバリバリに働いていた刑事である。

 

見た目は、モデルにスカウトされたことがあるという噂がたつほどのハンサム。

 

それ以外に際立つものはあまり見当たらないが、しかし結構上の方から期待されている。

なんだか不思議なんですけどね。

 

どういう点が評価されているのか。

 

記述の中では、壁を作らずにどこにでも溶け込めるというのを最大の武器にしているようだが。

 

被害者と会話し、被害者と信頼関係を結ぶという点において、他の刑事よりも優れている。

 

読み進めるうちにもう一つの武器。

洞察力が優れていることに気が付く。

 

鳴沢了や、澤村慶司に通ずるものがあるが、この二人と比べて、見た目と腕力と言う点では、かなり異なるタイプの刑事で言えそう。

 

事件そのものは、誘拐事件で、それほどドキドキするものではないんだけど、お金の受け渡しについては、少々驚く。

 

 

読んだ時の感想

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結構ソフトな感じ。

血とか、殺人とかではなく、誘拐事件。

それも意外と犯人も紳士的。

 

しかしいつも思うんだが、一般市民でも警察に対して、いかにもサービスしろ!って感じに見えるのは、正直いかがなもんかと思うな。

 

損なん警察の仕事だろ!っていうのも、なんか一般市民から見てもちゃうだろって。

 

逆の立場に立てばわかるが、やはり公務員で、一種の仕事だからな。

それを税金使ってるんやから、ちゃんとしろってのもな。

 

見てて少し引くわ。

 

しかし誘拐事件ということで、まともな精神状態ではなくなるっていうのも、そのへんも 理解しないとね。

 

今回の主人公の大友鉄刑事。

意外と親近感がわく。

 

シングルファザーで、子供のことを心配しつつ、刑事としてもっとしっかり仕事をしたい。

こういうのってよくわかるわ。

 

朝から定時まで働く職場ならいいが、時間が不規則な仕事していると本当に、もやもやするよな。

 

基本読んでいて面白いんだが、最後のほうがどうも納得いかない。

 

誘拐犯はかなり賢いということで物語は進んでいくが、最後になぜか非常に、信じられないようなミスを犯す。

 

まぁ、複数犯だと、どうしても起こりえることかもしれないが。

 

しかしまさかクレジットカードを使うとは。

それもたかが、ケーキとお茶程度で。

 

普通の時には使うにしても、こういう時には普通使わないだろって。 

底から一気に犯人に近づくんだが、このきっかけがどうしても解せないわ。

 

それ以外は非常に面白く読めたかなって。

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

もう慣れた。

読みやすい。

登場人物もしっくりと頭に入ってきて、混乱することもない。

 

◆意外度

意外度:3

うーん、意外度というとあまりないかな。

途中から、やけに引っかかるなっていうのが、結局最後に回収されるが、それまでのことで、何かあると思わせすぎ。

大友鉄刑事が只者ではないというところも、この点を強調してくる。

 

◆夢中度

夢中度:4

なんか意外と夢中になって読んだな。

結局2日ぐらいで読んでしまった。

結構面白かったな。

新しい刑事キャラに興味がわいてきたかな。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:5

すっきりしたな。

結論はしっくりくる。

このシリーズは結構読み続けられそうだな。

 

堂場瞬一 アナザーフェイスシリーズ

アナザーフェイスシリーズは以下となっています。 

  1. アナザーフェイス(今回)
  2. 敗者の嘘(アナザーフェイス2)(未読)
  3. 第四の壁(未読)
  4. 消失者(未読)
  5. 凍る炎(未読)
  6. 親子の肖像(未読)
  7. 高速の罠(未読)
  8. 愚者の連鎖(未読)
  9. 潜る女(未読)
  10. 闇の叫び(未読)

  

堂場瞬一 捜査一課 澤村慶司シリーズ

澤村慶司シリーズは以下となっています。 

  1. 逸脱(読破)
  2. 歪(ひずみ)(読破)
  3. 執着(読破)

 

 

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堂場瞬一 高城賢吾刑事シリーズ

高城賢吾シリーズは以下となっています。 

  1. 蝕罪(読破)
  2. 相剋(読破)
  3. 邂逅(読破)
  4. 漂泊(未読)
  5. 裂壊(未読)
  6. 波紋(未読)
  7. 遮断(未読)
  8. 牽制(未読)
  9. 闇夜(未読)
  10. 献心(未読)

 

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堂場瞬一 鳴沢了刑事シリーズ

シリーズは以下のようになっています。

  1. 雪虫(読破)
  2. 破弾(読破)
  3. 熱欲(読破)
  4. 孤狼(読破)
  5. 帰郷(読破)
  6. 讐雨(読破)
  7. 血烙(読破)
  8. 被匿(読破)
  9. 疑装(読破)
  10. 久遠(上・下)(読破) 

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。