今回は、「花咲舞が黙ってない」。
池井戸潤氏の作品です。
結構好きな池井戸氏の小説です。
半沢直樹シリーズは有名ですね。
あと、「七つの会議」とかも読みましたが、結構面白かったです。
この本は結構前から知っていたんですが、どうもあまり読む気がしなくて。
ただ、今回図書館で見て、他に借りるものもないので、まぁいいっかていうことで、借りました。
説明 注!ネタバレ
臨店指導グループに所属している花咲舞。
先輩社員である相馬からは、狂咲舞と呼ばれている。
そんな相馬と、二人で各支店を回る日々。
各支店の不祥事が発生すると、現場に行き、内容を把握して報告するという仕事をしている。
そんなある日、東京第一銀行の頭取から、重大発表が。
それはライバル行との合併。
そんなときに発生したのが、東東デンキの不正会計問題。
これはパンドラの箱か?
読んだ時の感想
池井戸潤氏の小説は、とにかくテンポが良く読みやすい。
すいすい、話が進み、あっという間に読めてしまう。
池井戸氏の小説特有の、悪い奴が最後には処罰されるという、この爽快感は健在ですね。
なかなかその辺をスッキリさせてくれない小説が多いので、スカーとしますね。
読んでいて気持ちいい。
文字数はそんなに少ない方ではないんですが、一気に読めるのはなんででしょうかね。やはり夢中になるんですかね。
途中で半沢直樹が出てくるのが非常に面白い。
東京第一銀行の昇仙峡玲子。
もっとこの二人のやり取りを見ていたかったな。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:5
池井戸潤氏の小説は、まず読みやすい。
すいすい読める。
あっという間に読める。
◆意外度
意外度:2
意外度はほぼなし。
なにかあるかと言う期待は特になく。
まあ、すこしなぞはあるが、それがすぐに解決されるので、意外度と言うところではあまりないかな。
◆夢中度
夢中度:3
池井戸氏の本の中では、やはり主人公の魅力と言う点では、やはり半沢直樹にはかなわないかな。
あと部署もなんか、よくわからない部署だから。
臨店指導グループ。
その辺かな。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:4
ほぼすっきりです。
ただ、ほんとに悪いことした人が処罰されたかと言うと、さすがにね。
相馬君がどうなったのか、それがちょっと心配かな。
でも、基本的には面白かったな。
読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。