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【サラリーマン書評】「血烙」堂場瞬一~舞台はアメリカ!主人公が英語話せると世界で通用する!

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堂場瞬一氏の鳴沢了刑事シリーズ

今回の舞台はアメリカです。

なかなか日本の刑事がアメリカに行き、活躍するというのはなかなかないですよね。

今回の「血烙」(けつらく)は、鳴沢了刑事がニューヨーク市警での研修中に起こった事件が中心となっています。

大学時代のルームメイトである七海というニューヨークの刑事と、その宿敵のライバルというか、生涯の敵に向かっていくというものです。

舞台がえらくグローバルになりますが、まぁ、そこは小説。

うまい具合になりますよ。

今回は、なんかあまり前作から読みたいというものではなかったんですが、もう鳴沢了刑事シリーズは読まないと気が済まないという感じですかね。

 

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説明 注!ネタバレ

概要はというと、恋人である内藤優美とその息子である勇樹を追って、ニューヨーク市警に研修に来た鳴沢了刑事。

研修と言う立場であり、いわばお客という形ですが、そこは鳴沢了刑事。

もう真剣に仕事に取り組みます。

その姿勢はやはり刑事そのものです。

 

そんな中、以前日本の詐欺グループと戦った時に、出会ったアメリカのチャイニーズマフィアのナンバー2であるトミー・ワンの影が。

 

嫌な予感がする中、とうとう事件が。

なんと、恋人である優美の子供の勇樹がバスジャックにあってしまいます。

なんとかバスジャック犯を警察がとらえたと思ったのもつかの間、勇樹はトミー・ワンの一味にさらわれてしまいます。

 

特に身代金の要求もなく、連れ去られた勇樹。

勇樹を求めて、ニューヨークからアトランタ

その次はフロリダ・マイアミ。

 

壮大な追跡劇。

 

大学時代にアメリカに留学していただけあり、英語もしゃべれる鳴沢了。

そうでないとなかなか成り立たないストーリーだけど、ハラハラさせてくれる展開はまずまずかな。

 

 

読んだ時の感想

今回も、偶然が重なる度合いは、少し小説やなって感じがする。

堂場瞬一氏の場合は、まぁご愛敬と言う感じで、もう慣れましたね。

 

あまり言うとネタバレになるんですが、大きな偶然が2つありました。

まず一つは、準主人公である内藤勇樹が乗ったバスが、たまたまバスジャックに合う。

 

そのバスジャックの犯人は、鳴沢了が研修中に尾行していた麻薬の売人。

これまた偶然。

いくらなんでもニューヨークでバスジャックなんて、早々起こるものでもなく。

また起こったそのバスにまさか身内が乗っているか。

で犯人がまたまた、いつも尾行していた麻薬の密売人。

 

大きな偶然の1つの中に、これだけ偶然が起こるって。

 

あともう一つは、これは言ったらオチを言うことになるので、ここでは書かないのが礼儀ですね。

 

鳴沢了刑事が、本当に大切に思っている家族になりたいと考えている内藤親子。

勇樹も鳴沢のことが非常に好きで、いい関係を築いています。

 

そんな中で、勇気がさらわれた。

鳴沢了は、周りの忠告を一切無視して、七海刑事や、他の刑事の助けを借りて、追跡します。

 

州をまたがって逃げる犯人を追うために、FBIも登場してきます。

使えないFBIと小説の中で揶揄されるが、要所要所でおなじところに現れる。

そう考えると、それほど間抜けではないということがわかりますが。

 

しかしさすがは鳴沢了刑事。

一歩先を読んで、どんどん詰めて行きます。

 

日本が舞台である今までと違い、やはり銃社会で犯罪大国のアメリカ。

いきなり銃で撃たれるというシーンがかなりあります。

 

なかなか当たらないなって思うかもしれませんが、そもそもライフルとか、マシンガンでめった撃ちしない限り、そう当たるもんじゃないっていうのが現実的なところ。

 

前の話で、鳴沢了の頭を弾丸がかすったというシーンがあるけど、それこそまさに奇跡と言う感じです。

 

実際の現場での命中率について、書いているサイトがありました。

それによると、アメリカの警察の拳銃射撃命中率データでは、距離25m以上だと、命中率はたったの4%。

15m~25mでは、8%。

7m~15mでは、9%。

2m~7mでは、17%。

2m以内で38%。

 

これはデータとしてあるようで、2mで38%ってよくわかりませんね。

 

もちろんこのデータは、構えてよく狙って撃つときの命中率ではありません。

 

最終的にはフロリダまで追いかけて行きますが、なんか昔よく見ていたマイアミバイスを思い出します。

あのドラマでもありましたが、華やかなリゾート地という反面、治安は結構悪いという都市です。マイアミは。

 

ラテン系のノリの探偵と最後は一緒に行動するんですが、みんなが本当によく鳴沢了を助けてくれます。

 

あまりよく知らない鳴沢了にそこまでしてくれるなんて、この辺は浪花節ですかね。

正直事件解決後は、相当恩返ししないといけないような気がしますが、当然そこまで書かれるわけもなく。

 

なんか、こっちが申し訳ないなって感じてしまいます。

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

舞台がアメリカになっても、登場人物が少ないため、そんなに読みづらくありませんでしたね。

逆に意外と読みやすかった。

もともと関東で活躍している刑事なので、地名がわからないって点では今までと同じ。

登場人物も、なんか日本の刑事と同じような感覚でしたね。

 

◆意外度

意外度:2

途中で意外となんかわかってしまう。

当然、なんで?っていう疑問は出てくるんですが。

 

少し強引な展開もあるんですが、まぁ意外度と言う点ではあまりないかな。

一時、七海刑事か?

ってことは考えましたが、あまりにもキャラ的に無理があるので、それはないかと自分で却下しました。

 

◆夢中度

夢中度:4

なんやかんやと夢中になって読んでしまいましたね。

なんかアメリカと言う舞台で、現実味にかけるんですが、逆に頭の中とか、GoogleEarthで観ながら読むと、へー、こんなところかと思いながら、意外と夢中になりましたね。

結構長編小説なのに、4日程度で読みました。

合間合間を縫っての読書なので、時間的にはそんなに取れないんですが、隙間を見つけては読んでました。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:4

口コミを見ると、なんかエンドが納得いかないというのがありましたが、いやいやそんなことない。

しっくりくるものでしたよ。

エンディングとしては、まぁ締まっていたかな。

最後は、お互いの気持ちが交差する、人間臭い、いい感じ。

どちらにも感情移入できるし、お互いの気持ちがよくわかる。

一部では、優美をわがままとか書いている口コミもありましたが、まったくそんな感じはしません。

逆に誠実で芯のつよい、やはりアメリカで育ったしっかりした女性だという印象を受けましたね。

 

堂場瞬一 鳴沢了刑事シリーズ

シリーズは以下のようになっています。

  1. 雪虫(読破)
  2. 破弾(読破)
  3. 熱欲(読破)
  4. 孤狼(読破)
  5. 帰郷(読破)
  6. 讐雨(読破)
  7. 血烙(今回)
  8. 被匿
  9. 擬装
  10. 久遠(上・下)

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。