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【サラリーマン書評】「相剋」堂場瞬一~高城賢吾シリーズ第2弾 家出人少女から

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堂場瞬一氏の高城賢吾シリーズの第二弾ですね。

こういうシリーズ物は、ハズレが少なくて、安心して読めるのが良いところかな。

今回も失踪課の顔ぶれはそのまま。

まぁ、安心感ってやつかな。

今回は醍醐君が頑張りましたね。

 

と言うことで、徐々に失踪課が形をなしつつあるという点も、少し楽しみであるかと。

鳴沢了刑事ほど、まだ魅力を感じないところが、少しがっかり何ですけどね。

なんか、今から思うと、あのストイックさが、結構やみつきになるなって。

おかげで、私も靴を綺麗に磨いたり、筋トレするようになりました。

影響されすぎ?

そうですね。。。

 

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説明 注!ネタバレ

概要はというと、失踪課に同時に発生した失踪事件。

 

事件というか、やっかいごとというか。

一つは、捜査一課からの依頼で、ある事件の目撃者が失踪したということで、その目撃者を探してくれとのこと。

通常こんな依頼を捜査一課がするわけもなく。

要するに通常行う身元確認をしっかりしなかったためのミスと。

当然高城は憤慨するが、室長の命令で他のものが担当することに。

 

それと同時に、青年が友達が行方不明になっているので探してほしいと相談に来る。

通常は、身内からの依頼でしか操作しないところ、そもそもそんなに事件が発生している部署でもないため、高城刑事が捜査というか、調査にあたることに。

 

少女失踪の方は、家に行ってもそっけなく追い返され、交友関係にあたっては、家出するような少女じゃないとのこと。

 

なにやらきな臭さを感じながら、何かおかしいと刑事の勘が働き、捜査を続ける。

 

何やら、事件が怪しい方向に向かいだす。

この2つの事件は、どうやらつながっているようだと。

 

失踪課一丸となって捜査していると、突然捜査一課からもういいとのこと。

目撃者を探すという依頼は、もうしなくて結構とのこと。

 

裏に潜んでいる事件を知り、捜査一課も本腰を入れることになったようで。

 

高城刑事ら失踪課は、いいように使われたままでは納得いかないと、少女失踪の方で捜査を進める。

 

後半一気に謎は解けるが。。。 

 

読んだ時の感想

 

失踪課というところが、警視庁の中でどのようにみられているのか。

そもそも、庁内でそのような部署を作るべきなのか。

作るなら、どこが上とか、そういう意識をさせるべきではないと思うな。

 

そこで働く職員がいる限り。

 

小説の中で、節々に失踪課をさげすむような記述があり、なんか読むたびに微妙にイライラする。

捜査一課がえらいのか。

 

物語的には、こういうところの方が描きやすいんだろうな。

弱い立場の者が、強いものをぎゃふんと言わせる。

痛快ドラマ!ってか。

 

確かにそういうの好む人も多いけど、最後に確かに活躍しても、失踪課が何か変わるわけでもなく。

達成感と言うので言えば、非常に微妙だ。

 

室長は捜査一課への復帰を望んでいるし、タイミング悪く、本来捜査一課に行くべきところ失踪課に来ることになった女性警官もいる。

 

あと、庁内で使えないというレッテルを貼られたものも、ここに集まってくる。

 

ショムニみたいなもんだな。

 

今回は、2つの事件が起こってるが、どちらも本来の仕事とは少しかけ離れてる。

1つは捜査一課の支援みたいなもの。

もう1つは、友人からの行方不明者の捜査依頼。

 

これらの事件に真摯に向き合う失踪課の刑事たちは、本当に刑事だなって。

まぁ、小説の中の話だけどね。

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

もう慣れてきたから読みやすいね。

読むコツと言うのがわかってきたというか。

後半なんて、早く結末が知りたいから、読みながら無駄と思われる文章は読み飛ばしている。

その辺で、堂場瞬一氏の書き方のこつを覚えてきているということだろうか。

 

◆意外度

意外度:3

ちょっとわかってくるね。

微妙なところは最後までわからないが。

前半では、この2つの事件は絡んでるなっていうのは勘でわかる。

どうつながっているのか、わくわくしながら読める。

 

◆夢中度

夢中度:4

関係があるのはわかるが、どう関係するのかがわからない。

うまく隠してるって感じ。

最後にどうつながるのか。

これは結構夢中になるな。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:4

まぁ、難題が解決したということですっきりかな。

ただ、やはり最後、ちょっかい出してくるヤクザに対して、一般人が法律で裁かれるのか。

ヤクザが悪さしてきて、それに対して反抗しただけで、まじめな人が裁かれる。

これは正直納得いかない。

やり返されて当然だろ!っていう気持ちは本当によくわかる。

その辺なんとかならんかね。 

 

堂場瞬一 高城賢吾刑事シリーズ

高城賢吾シリーズは以下となっています。 

  1. 蝕罪(読破)
  2. 相剋(今回)
  3. 邂逅(未読)
  4. 漂泊(未読)
  5. 裂壊(未読)
  6. 波紋(未読)
  7. 遮断(未読)
  8. 牽制(未読)
  9. 闇夜(未読)
  10. 献心(未読)

 

堂場瞬一 鳴沢了刑事シリーズ

シリーズは以下のようになっています。

  1. 雪虫(読破)
  2. 破弾(読破)
  3. 熱欲(読破)
  4. 孤狼(読破)
  5. 帰郷(読破)
  6. 讐雨(読破)
  7. 血烙(読破)
  8. 被匿(読破)
  9. 疑装(読破)
  10. 久遠(上・下)(読破) 

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。