海外の小説は久しぶりかな。
一応、本屋さんが選ぶミステリーから選びました。
最近海外のものを読む機会は減りましたが、以前は好んで読んでいた時期がありました。
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帯に惹かれますね。
説明・あらすじ
本の後ろの説明から。
英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。
犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻みつけられていた。
身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。
しかし、新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ。
by 早川書房
読んだ時の感想 注!ネタバレ
やはりなんとも言い表せない、言い回し。
海外物だなって。。。
まぁそれはともかく、読み出すと止まらない面白さがある。
少し、ポーのひらめきが天才すぎて、なぜ?っていうふうに思ったりもする。
いやいや、そこからはなかなかって。
一般人と刑事の勘は違うとはいえ。
それほどワシントン・ポーは優秀な刑事ということだろう。
いろんな謎が出てくるが、ストーリとしては、破綻なくて非常に優れた小説だなって。
少し心臓発作での死が都合良すぎるていもあるが。
それほど物語を陳腐に見せるほどではなく、全く問題ないレベルだったと。
相棒の
ティリー・ブラッドショーは、アメリカのドラマの「24」のクロエ(CTU分析官)のような立場ですね。
コンピュータを使って、いろいろなデータを分析し、ポーにヒントを与える。
そして、親友となり相手を助ける。
コミュニケーションに多少の難があるが、芯には暖かいものが流れてる。
結構な量があるが、面白くて少し時間があると広げて読んでしまうという。
また、続きが読みたくなる一冊でしたね。
この後には、「ブラックサマーの殺人」と、第三作目の「キュレーターの殺人」と続くが、この三作目の「キュレーターの殺人」はかなりすごい作品らしい。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:3
海外物特有の少しまどろっこしい言い回しにより、少し読みにくいところはある。
また、ミステリー小説ということもあり、ヒントを読み飛ばさないように、しっかりと読んだ。
(小説では、夢とかなんか関係なさそうなところは飛ばして読んだりする。)
◆意外度
意外度:4
犯人は意外にも。。。
ここはこの小説の醍醐味かな。
意外度はまぁすごいかな。
◆夢中度
夢中度:5
時間があると本を開いているので、夢中度は100点かな。
テンポも早くて、読みやすく夢中になれる。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:3
犯人は明確になり、と。。。
ネタバレしないようにだけど、気持ち的にはすっきりするが、謎は残している。
嫌な残り方ではなく、読者に想像させるいい感じの終わり方かな。
3とは評価するが、いい終わり方だったと思う。
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読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。