いやー、本当にはやぶさ2には感動しましたね。
はやぶさ1号の時の教訓を活かし、今回は完璧なミッションを完遂しました。
世界各国もこの偉業には、感嘆の声が上がっています。
はるかかなたの宇宙から、オーストラリア大陸のあのスポットに落とす技術にも、驚きの声が上がっているようです。
はやぶさ1号の失敗を活かす
今回のはやぶさ2は、その名の通り、2号機です。
当然はやぶさ1もありました。
記憶にあると思いますが。
その時は、様々な問題がありましたね。
はやぶさは、2003年に打ち上げられました。
小惑星探査機です。
2005年に惑星イトカワに接近、着地し、地表のサンプルを採取しました。
2007年に採取したサンプルを地球に送り返す予定でしたが、着地時に起因する不具合により2010年に延期されました。
2010年に無事にオーストラリアの砂漠にサンプルを落下させることに成功しました。
はやぶさは、数々の問題をクリアしてきました。
おおくの映画にもなったそうです。
言い換えれば、それだけ問題も多かったと言うことです。
これは技術者にとってはは不名誉なことです。
一番は問題を起こさないように、計画しプロジェクトを遂行することだからです。
悔しい思いをした技術者達は、はやぶさ2では、かなり頑張ったそうです。
はやぶさのようにはしないと。
これは本当に日本人として誇りに思うべきですよね。
この技術者魂。
今回も問題が
前回の教訓を活かして、かなり綿密に準備をしてきましたが、やはりそれでも問題は出てきます。
それは、プロジェクトである限り仕方ないこと。
それでも今回はかなり順調に進んできたようです。
問題というのは、今回探査対象となった惑星リュウグウに着地する地点について。
表面がゴツゴツした形状で、着地点がが確保できるのかということ。
はやぶさは両翼含めると約6メートルあるそうで。
その地点を見つけることが、必要だったそうです。
はるか彼方の惑星の表面。
なんかもう次元が違いますね。
プロジェクトチームは、画像解析の専門家を呼び、はやぶさ2から送られてくる映像から表面の形状を分析して着地点を見つけ出したそうです。
着地点の候補はかなりすくなかったそうです。
画像解析の専門家は地表の全ての岩や形状を調べ上げ、高さなどを計算したようです。
すごいですね。
これにはかなりの期間を要したようです。
2018年6月にリュウグウに接近し、着地したのは2019年2月です。
8ヶ月近く着地点の候補を選定するのにかかったということです。
もちろん、それだけが作業ではないので、もともと接近してから着地までは時間を有するものだったと思いますが。
無事に着地し、サンプルを採取した後、再度着地し2回目のサンプル採取をするかどうか、プロジェクトチームは悩んだそうです。
もし2回目の着地に失敗したら1回目に取得したサンプルをも失う可能性があったからです。
プロジェクトメンバーの意見も分かれたそうです。
そりゃそうでしょう。
誰でも悩む問題ですね。
少なくとも1回目のサンプルを確実に地球に届けるのか。
それとも2回目にチャレンジするか。
ギャンブルで言うと、大勝ちして大金を手にした後、それを10倍にする勝負がある。
負ければそれまでの価値を失う。
(ちなみに私はギャンブルはしませんが。)
ちょっと違いますね。
技術者に失礼ですね。ギャンブルと一緒にしては。
マネージャーの津田雄一氏は、2回目にチャレンジしたいと考えたようです。
しかし思いだけでリスクをおかすことはできない。
なので、シミュレーションを十万回とやったそうです。
初め十万回と聞いて、嘘だろって思いました。
万回レベルのシミレーションって。
しかし、こういう場合のシミュレーションって、きっとコンピュータを使ってのものなので、パターンもコンピュータに弾き出させるので、こんな回数も可能なんだろうな。
で、その結果をもとに承認をもらったそうです。
すごいですね。
自分の信念のために、その努力を怠らない。
これは全ての技術者が見習うべき点です。
こう言うじみちな作業が日本人技術者が世界に誇れるところなんだろうな。
サンプルを正確な位置に落下させる技術
世界が驚いたのは、さらにサンプルを地球の正確な位置に落としたこと。
周辺100kmの範囲と聞くと、ターゲット広そうな気になりますが、宇宙からみるとどれほど小さいか。
どんなに精密に計算しても、100kmの誤差は出るとのこと。
これはたった100kmというべきだろうな。
はやぶさ2は地球に近づいた時に、サンプルを地球に落下させたけど、その精度はもうすごいとしか言いようがない。
世界中の声は、もう感嘆の嵐だわ。
あの韓国ですら、日本の今回の偉業を讃えてる。
「自国(韓国)が反日にいそしんでる間、日本ははるかさきを行ってる。」
「自国と日本では見ている世界が違う。」
「誰だ!日本の技術にもう追いついた!っていっているバカは(文在寅大統領)」
とかとか。
サンプルを調査することにより何がわかるのか
国民は、今この偉業に対して非常に感動しています。
しかし、ふと小惑星のサンプルを取得し、調査することにより何がわかるんだろうって。
そう思う人もいるでしょう。
実は私もそうです。
うーん、小惑星の土を持って帰って、成分を調べるんだろうが、それで何がわかるんだろうか。
それが今後の日常の生活に何か影響があるんだろうかって。
民主党政権時代の業務仕分けにより、宇宙開発事業は大幅に予算を削減されました。
それにより初代はやぶさは、結構苦労したようです。
幸いなことに初代はやぶさの偉業により、はやぶさ2は十分な予算をもらえたようですが。
しかし、持って帰ったサンプルをうまく活かさないと、また立憲民主党などの無能な政治家により予算削減の危機にめんするかもしれません。
まず、サンプルの試料分析で解明を目指すのは次の2つです。
・太陽系の起源
・地球の海や生命の材料
です。
地球は誕生の時、ドロドロと溶けた高温の状態がありましたが、小惑星はそんなことがない。
ということは、46億年前の太陽系誕生当時の情報を失わずにとどめているとされているわけです。
したがって、小惑星は「太陽系の化石」と呼ばれているそうです。
小惑星のリュウグウは、有機物や水を含むとみられる小惑星です。
初代はやぶさが接近した小惑星のイトカワは、岩石質の「S型」でした。
リュウグウのサンプル試料を調べると、地球の水や、生命を構成する有機物との関係を明らかにできると考えられているそうです。
サンプル試料からは、さまざまな種類の有機物の発見が期待されています。
サンプルの分析を担当する学者は、「生命を形作った材料は何で、どこからもたらされたのか。そのシナリオを解明できる、あるいは選択肢を絞れると思う」と予想しているそうです。