日本では今後、格差が広がると言われています。
なぜか。
以前、トマ・ピカティの「21世紀の資本」という本が有名になりました。
その著書で有名になった式が、これです。
これは、株などによる利益率と、経済が成長することによる給与などの上昇を比べると、株などによる利益率の方が、どの時代でも高いと。
要するに資産を持っていて、株などに投資している人は、どんどん金持ちになり、給与しか収入がなく、それだけに頼っている人たちは、そんなに豊かにならないと言うこと。
それでなくても、いろんな経済学者がコメントしていますが、貧富の格差は解消されるどころか、どんどん広がっていくと。
では、どうすれば良いのか。
少し考えてみましょう。
貧富の格差はどうして起こるのか
これはもう、今までのデータから明らかです。
要するに、投資による収益率と、給与の伸び率を比べると、どの時代においても、投資による収益率の方が高いと言うこと。
これが唯一当てはまらないのは戦争の時だそうです。
バランス型投資の平均利回りは、7%程度だと言われています。
7%と言うことは、100万円が毎年107万円になると言うことです。
もちろん、いい年もあれば悪い年もありますが。
しかし給与はというと、そんなに上がらないですよね。
ベア昇給でも、月1000円とか。
昇給したとすると、10,000円程度で、年間で言うと、12万円。
まぁ、ボーナスを考えると、20万円ぐらいでしょうか。
単価がも上がるので、残業しているともっと上がるかも知れませんが。
年収450万として考えると。4.5%程度ですね。
7%にはとても及びませんね。
給与のアップという面で言えば、日本は、30年間平均年収は上がってません。
年功序列で年齢を重ねれば、他の先進国に比べてアップ率は逆に高いそうですが、それでも平均すると上がってないと。
年功序列で上がっていくというのは、大企業のほんの一部かも知れません。
資産家は、どんどん運用でお金を増やし、一般の人は、年収は変わらなくて、増税によりさらに生活が苦しくなるという構図となっていくでしょう。
資産家は富が増えていく
給与だけだと、あまりあがらないというのは身近でよくわかるでしょう。
しかし、富裕層はなぜ、資産がどんどん増えていくか。
いまいちわからないという人も多いでしょう。
まぁ、簡単に言えば、生活費を引いた余剰資金で、運用しているからです。
ひろゆき氏も言ってましたが、ある程度の富裕層になると、金融機関から、お得な情報が結構くるそうです。
一般的に金融機関の窓口には、絶対に行くな!と言ってますが、それでも金融機関には有用な情報が集まってくるのは事実です。
そういうのは、一般の顧客ではなくお金を持っている資産家に情報としていくそうです。
確実に出資するというのも大きいでしょう。
額も大きいので、普通の人には無理というのもあるかも知れません。
借金されても困りますからね。
そもそも資産を持っているという時点で、高いマネーリテラシーを持っているとも言えます。
親からの遺産を受け継いだとかいう人もいますが、結構そういう人は、富を減らしていきます。
3代で潰すってやつですね。
一般の人が資産を増やすには
では、普通のサラリーマンが富を増やすにはどうすればいいでしょうか。
はなから、そんなん無理に決まってるやん!
ていう人がいますが、実は富裕層の中には、年収500万台の人が結構多いそうです。
資産が1億円以上ある人は、大体50世帯に1世帯だそうです。
で、そのうち、4人に1人は、年収500万円以下の会社員だそうです。
これすごいですよね。
もちろん、この中には、親の遺産が含まれていたりするでしょうが。
しかし、この数字を見ると、なんかできそうな気がしますよね。
以前、このブログでも書きましたが、若い頃から投資し、複利で増やしていたら、サラリーマンでも資産1億円って、実はそんなに難しくないんです。
ピケティの「21世紀の資本」で言えば、サラリーマンでも、投資して増やすことにより、資産を増やすことができるのです。
投資をする/投資しない。
これが貧富の差を作るということになりますよね。
アベノミクスで、株価が3倍になりました。
資産家はその時に、一気に資産を増やしました。
私も、少し失敗はしましたが、増やしたのは確かです。
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