日銀が9月18日に個人が保有する「現金・預金」が1,031兆円となったこを発表しました。
金融資産で言うと、1,883兆円となり、前年より1.8%も増えました。
2014年には、1,701兆円だったのが、どんどん増えています。
現金、預金も2014年の時には、895兆円でしたが、2020年(速報ベース)で、991兆円となっています。
それだけみんな経済に不安を持ち、貯蓄に走っているということなんでしょうね。
これはやはり仕方ないことなんでしょうか。
個人の金融資産
日銀の発表内容だと。
個人で言うと、現金が、4.8%増の97.2兆円。
預金は、4.0%増の933.3兆円。
伸び率は過去最高ということだそうです。
この個人資産ですが、全世代で増えているかと言うと、この個人資産は65歳以上の老人が約半分を所有しているとのことです。
個人の金融資産は、1,883兆円。
株式などは逆に減っています。
173兆円となっています。
投資信託も2.7%減となっていて、68兆円でした。
金融資産のうち、現金・預金が占めるのは、54.7%にも上ります。
なんかすごいですね。
日本の経済政策としてインフレ目標2%としているということは、大まかに言うと現金が年間2%づつ、価値が下がっていくということになるんですが。
デフレは、経済にとって悪影響を及ぼすということを上念さんはよく言っていますよね。
となると、今後インフレに向けた政策がどんどん打たれていくと思いますが、それでも現金が増えるということはどういう事なんでしょうか。
民間企業でも社内留保が
民間企業の金融資産も増えているそうです。
4.8%増の1,185兆円です。
これ、個人資産よりも少ないんですね。
なんか意外ですね。
現金・預金は16.3%増の308兆円。
比率は26%で、こちらは個人の54%よりもはまだましですね。
企業の内部留保ですが、今回のコロナショックで、あながち問題とは言えないと思いますね。
内部留保のおかげで、社員をリストラしないで生き延びた企業もあるでしょうし。
株価も大きく下落しましたから、株式に投資してたらなかなか即現金化も難しく、大変だったでしょうね。
なかなか難しいですね。
コロナ禍の後はV字回復かL字停滞か
コロナ禍の後の日本経済。世界経済の先行きについては、いろいろ言われています。
エコノミストの意見も分かれています。
V字回復するだろうという意見もあれば、2,3年は停滞するL字型という人もいます。
これだけどの国もじゃぶじゃぶと紙幣を擦っているので、今後の経済はなかなか厳しいと。
正解はわかりません。
コロナについては、徐々に受け入れられつつあると思います。
感染症改正の声も上がってきており、老人や重症患者以外は、自宅で療養したり、少しづつ医療機関の負担も減らす方向です。
居酒屋とかの飲食業においても、いまだに遠慮していけない状況ですが、改善されれば、行ってみたいですね。
新しいプロジェクトになって、歓迎会すらやってませんからね。
なんかそれは良くないかなって。
親睦を深めていかないと、プロジェクトはなかなか思うようには進めませんからね。