最近のネットニュースには、住宅ローンの破綻者の話が多いですね。
本当に辛いんですが。
そりゃそうでしょう。
住宅ローンを組んでいる人の多くが、ファミリーですから。
親は、そりゃ多少自業自得のところがありますが、子供には罪はないですからね。
コロナの影響もかなり大きいとは思いますが、世界的な恐慌って、10年周期でやってきますから、それを考慮しておくことはやはり必要ですよね。
住宅ローンの返済計画時に入れてはいけないもの
それはズバリ!
これはもういうまでもないですよね。
最初の二つは、もろ景気に左右されますから。
そして、最後の親の年金は、いつまでもらえるか確定していないですし、お年寄りの年金でローンを払うということ自体おかしいですからね。
しかし、ローン破綻している人の多くが、上記の収入を当てにローンを組んでいるんですよね。
もう、至極当然っていうものですが。
残業代とかボーナスって、どちらも会社からすれば、できれば支給したくないものです。
もちろん、業績が良ければ、社員にボーナスという形で還元するのはいいのですが、業績が悪くなると、なるべくこの支出は抑えて、内部留保に回したいって思いますよね。
残業なんて、もう働き方改革で、かなりの企業が制限しています。
システム会社もそうです。
システムエンジニアなんて、入社してから、本当に定時で帰るというのが、年に何回あったか。
まじで数えれるぐらいですた。
定時で帰ろうとすると、「えっ、もう帰るの? じゃ、これやってよ。」みたいな空気もありました。
もちろん、仕事が多くて、納期に追われているというのもありますが。
めちゃくちゃ忙しかった時には、月の給料とボーナスの額が逆転した時もありましたからね。
それが今は、働き方改革で、月40時間までとか、かなり制限されています。
月40でもすごいって思われるかもしれませんが、それほどシステムエンジニアの残業時間はすごかったんですよね。
ブラック企業でない限り、残業代はきっちり出ますから、その収入をローン返済計画じに考慮するのも仕方ないといえば仕方ないですよね。
しかし、これは本当に不安定ですから。
差が大きすぎるんです。
ボーナスもそうです。
査定などでガーともらえるときと、不景気で貰えない時の差があります。
今まで経験はないんですが、本当に会社が不景気になると、下手するとないってこともありますよね。
顧客企業では、ボーナス3割カットという話も何回か聞いたことがあります。
そんな不確実な収入を期待すること自体が、もうリスクです。
10年に一度は大恐慌が発生する
投資をしている人には、もう常識ですよね。
10年に一度は大恐慌くるぞ!!!
ってことは。
まぁ、その間に、2016年のチャイナショックと中東ショックなどもありましたね。
こう見ると結構、頻繁に起こってるんですよね。
その恐慌が起こると何が起こるのか。
日本経済にも大きな影響を及ぼします。
結構大きな企業が倒産したりもします。
大きな企業が倒産すると、そこから仕事を受けている中小企業は大打撃をうけます。
結果どうなるか。
そう、中小企業の倒産や、リストラ、賃金カットが発生するのです。
それでも、35年ローンとか組みますか?ってことなんですよね。
もちろん、そういった不況に強い業種と言ったものはあります。
公務員はその代表例でしょう。
あとインフラ関係ですね。
電力やガス、水道などです。
影響をもろ受けるのが、今回もそうですが、サービス業です。
飲食業もそうだし。
さて、こういった業種の人たちはどのくらいいるのでしょうか?
2021年3月時点での従業者数を見てみると。
全体の就業者数は、6,649万人です。
そのうち、宿泊業・飲食サービス業は、361万人となっています。
これ、前年から約40万人も減少したそうです。
35年のような長期ローンはリスク
ということで、何が言いたいかと言うと、長期ローンは結構なリスクがあるよってことです。
毎月の返済額を少なくしている場合は、リスクは減りますが、逆に最終的に支払う金額は、かなりの金額になります。
35年と言えば、周期で考えると3回程度、大恐慌を経験するということです。
それを本当に乗り越えられるのか。
その辺もきちんと考える必要があります。
返済計画に無理がないか。
その辺が非常に重要になりますね。
いくら計画をしっかりしていても、予想外の病気になったりする場合もあります。
病気になった時のために保険に入っていたりとか、あらゆる事態を想定しておく必要もあります。
特に働いている業種によっては、考えておく必要はありますね。
今後日本は少子高齢化になります。
公務員と言えども、サービスを提供される側が減れば、当然サービスを提供する側も人は減らします。
公務員と言えども、安泰ではない時代が来るのです。
とは言え、世界全体で見れば、まだまだ経済は伸びていくと言われています。
グローバル経済に投資して、少しでも資産を増やしていく方法を考えるべきなんでしょうが、ローンで投資資産がないとなれば、それも厳しいですよね。
新築・持ち家神話は日本のみ
欧米では、中古住宅も結構言い値で売買されているそうです。
住宅の価格は、間取りと場所で決まるとも言われているそうで。
たまに海外の映画でもありますが、家を買いリフォームして、数年住んで高値で売る。
そういうのが普通に可能のようです。
だから、世界一般では家は資産と言われるんでしょう。
では、日本はと言うと。
いまだに資産と考えている人が多いことにびっくりします。
価値は2,30年でほぼゼロとなります。
固定資産税も払うし、リフォーム代もかかる。
いわゆる消費財です。
それを理解して、車と同様に考えて購入している人は、いいんです。
車買うのに、その利便性、性能、見た目。
いろいろ考え購入しているわけですから。
問題は、資産と考えて購入している人ですね。
個人的には、やはり中古住宅の流通。
あと、新築神話の勘違いの周知。
が重要だと思います。
そもそも新築費用って高いですよね。
あそこに一体何がはいっているのか。
新築っていう名のもとに、高く吹っ掛けられても支払う日本人。
家に入って住み始めた瞬間に落ちる価値は、そもそも要らないものですよね。
例えば、5,000万円で家を買い、2年後に売るとすると、一気に4,000万円程度になったとすると、そもそも1,000万円は、新築プレミアムってことですよね。
要らないですよ。