2020年度の統計では、約3割の方が、なんらかの理由で国民年金の保険料を支払っていないとか。
もちろんその中には、生活が苦しくて、保険料が払えないという人もいるでしょう。
しかし、中には、年金の制度を信用できないと言って、あえて払わないという人もいるそうです。
どんなアホか、実際にみてみたいところなんですが。
もし国民年金保険料を払わなければ
もし運悪く、お父さん、夫がアホで、保険料を支払わないとなった場合。
その家族には、どのようなことが起こるのでしょうか。
そんな記事がネットで上がっていました。
次のようなことが起こるそうです。
結構これ見ると、どれも怖いですね。
この程度のことが予想できないのかと、ちょっと不安になりますが。
各項目について、細かく説明があったので、みていきましょう。
将来年金を受け取れない
これは当然のことですね。
国民年金は、原則、保険料を10年以上支払わなければ受け取ることができません。
*免除・猶予を受けた期間も考慮されますが。
当然保険料を支払ってないと、この条件をクリアすることが難しくなります。
最初の10年は支払っていて、途中から支払わなくなったと言うことであれば、支給はされますが、額はかなり減ります。
老後の収入の一部となる年金。
これはないと生活が苦しくなることも想定されます。
年金よりも他の収入が多ければ生活はできるのでしょうが。
こういうと、稼いでいて資産が潤沢であれば、保険料払わなければいいと思うかもしれませんが、それぐらい稼いでいる人は、お金に関する知識も方であるため、年金がいかに効率的な資産運用かがわかっているので、まず年金を使わないということはないでしょう。
本人や家族の財産が差し押さえられる
国民年金の保険料は国民の義務です。
国民の三大義務はご存知の通り。
・教育
・勤労
・納税
の3つです。
そして、年金加入と保険料の納付も、国民年金法という法律で定められている義務なんです。
そのため、未納が続くと、催告状や督促状が届くようになります。
最終的には、本人(家族)の財産が差し押さえられることになります。
国民年金保険料は特殊なんです。
本人だけでなく、配偶者や世帯主の財産が差し押さえれます。
差し押さえれる財産は、自宅や自動車、預貯金や株といったものです。
夫が亡くなったときに遺族基礎年金を受け取れない
遺族基礎年金の支給要件は、死亡日の前日において、死亡日が含まれる月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がないこととなります。
この遺族基礎年金は、亡くなった方の遺族の生活保障として支給されるものです。
もし、保険料を払っていないと、遺族の方は、生活に困ることもあります。
本当にそれでいいんですかって。
夫に万一のことがあったときに障害基礎年金を受け取れない
国民年金には、障害基礎年金の制度があります。
これは、病気やケガを負った場合に支給されるものです。
支給される額は、生活や仕事にどのくらい支障が出るかによって決まります。
これは、遺族基礎年金同様の支給要件があります。
当然、美濃である場合には、支給されません。
もし生活が苦しくて保険料が払えないとき
生活が苦しくて、保険料が支払えない場合には、どうしたらいいのでしょうか。
その場合には、免除や猶予の制度を使用してください。
これらの免除や猶予が認められると、保険料を支払わなくても、年金給付が受けられないといったことを避けることができます。
年金制度は無くならない
日本の年金制度は、簡単にいうと現時点の働いている世代から保険料を徴収し、今の老人に年金支給するというものです。
自分の年金は、自分で支払うというものではありません。
となると、自分たちが老人になった時の年金は、その時に働いている人たちの保険料となります。
これを考えると、循環されていて、制度自体は、働く人がいなくならない限り、永遠と続くということです。
ただ、問題なのが、働いている世代と年金をもらう人たちの人数です。
そのため、支給される年金の額は、その世代間の構成比率により変わってくる可能性があります。
額が減るからといって支払わないと、結局年金もらえないんですよね。
ちなみにこの制度を変えるのは、非常にお金がかかるようで、一説には600兆円ぐらいかかると予想されているそうです。
制度の変更というと、公的年金も全て自分の年金は、自分で保険料を払うとかです。
これは、すでに私的年金としてありますが。
本当に損なのか
たまに耳にするのが、支払った額より受給する額の方が少ないということ。
でも、それ本当でしょうか。
以前計算してみたところ、10年程度で元取れてたと思いますが。
さらに20年、30年と受給すると、確実に支払額を超える年金をもらえることになります。
経済学者の高橋洋一先生も言ってましたが、長生きすればするほど、得だって。
万が一長生きしなくっても、それはそれでお金に困ることはありませんから。
長生きするのにはお金が必要なんだから。
だから、年金は必要なんですよね。
投資もしない年金保険料も支払わないなんて
最近も、日本は安すぎるという記事を書きました。
ネットニュースでも最近よく聞く話題です。
外資のホテルチェーンが日本に進出して、ターゲットを海外旅行者にするとか。
日本人ははなっから対象外のようです。
ホテルの宿泊代が10万円とか、確かに日本人には少し敷居が高いですね。
しかし、これが世界的にみて高いかというと、実はそうでもないらしい。
というか、日本の物価が安くて、その分、ホテル代などに当てられるという面もあるでしょう。
世界各国の100均(ダイソー)や、ディズニーランドの入場料を見ても、その差は明確です。
なぜ、こうなったのか。
日本経済が衰退しているからです。
他の先進国はどんどん経済が発展し、物価も上がっているのに。
(物価が上がり、給料が上がっている。)
日本人の資産として一番多いのは、いまだに預貯金だそうです。
株や投資信託に投資している人は、20%前後。
本当になんなんでしょうかね。
企業に投資して、企業が元気になり、それが日本経済を活性化させる。
そんな視野を持てないのでしょうか。
まぁ、じつのところ、私個人も日本企業の元気のなさから、外国企業への投資を増やしています。
よっぽど元気よく上がってくれますからね。
先ほど言ったように、年金は、受給期間が延びるほど良い投資先となります。
せめて年金保険料をしっかり払って、投資しないとね。