反対多数で、大阪都構想は事実上消滅しました。
残念な面もあるが、今回は若者がしっかりと考えて投票したということもあり、これは民意としてしっかりと受け止める必要があると思う。
前回のように、市バスが有料になるとか、わけわからんとか。
老人が自分たちの今の生活が不安になるからと言うだけで、若者が今後良くしていこうとする気持ちを台無しにしたような感じだったが、今回は少し違うようだ。
投票結果は
この大阪都構想の是非を問う住民投票が11月1日にあり、反対多数で大阪都構想が否決された。
ということで、大阪市の存続が決まったということ。
投票の権利があるのは、日本国籍を持つ大阪市内に住む18歳以上の約223万人。
開票作業は、午後9時から市内24カ所で行われた。
結果は。
賛成:675,829
反対:692,996
で、反対多数となった。
今回と前回の違いは
正直個人的な意見で言うと、とても残念。
大阪市というのは、大阪府民にとっても、日本でもっと重要な都市になってほしいと願い、もっと成長してほしいと願っている都市である。
だから、お金をもっと有意義に、有効に使ってほしいと。
もちろん市民サービスも必要だが、成長戦略とかもっと今の若い世代が胸張って頑張っていけるような都市にするために財政を使ってほしいと。
そう願っており、大阪都構想に期待していたところもある。
今までの大阪府知事、大阪市長と情けなく、大都市という地位に胡坐をかき、学力、生産性ともに中部に抜かれ、ただ吉本があり面白いだけの都市という悪名を、橋下さんや松井さん、吉村さんが徐々に変えてきてくれてた。
ということで、大阪維新の会にはすごく期待していた。
それが、今回の結果を受けて、松井府知事が任期終了に伴い政界を引退する。
前回の橋下さんと同じに。
そうなると大阪維新の会は、力をどんどん失っていくだろう。
とても残念だ。
大阪の他の政党では、大した改革はできないし、今までの努力が無駄になる恐れが大いにある。
今まで大阪を駄目にしてきた奴らが、また力を付けるということだ。
大阪市民は手厚いサービスに騙せれて、本当の成長というのがわからなくなってきているのではと感じることもある。
大量の燃料を使い、走っているうちは、燃費なんか気にならないかもしれない。
しかし、よく分析してみると、いかに無駄なことをしているか。
それはもっと後になって気づくんだろう。
しかし、今回は若者はしっかりと勉強して、自分たちで結論を出し、投票したと思う。
結構ヒアリング・アンケートでそれが伺える。
その結果は、私自身尊重すべきだと思う。
わからん、説明不足と騒ぎ立てる人たちよりは、何万倍もましだ。
だから、私自身この結果を真摯に受け止める。
若者が下した判断だから。
前回との違いはまさにそこだと思う。
他の政党の声
若者の声を真摯に受け止める反面、大人の汚い、私利私欲が見える面があるのも事実。
都構想への反対を訴えてきた自民党大阪市議団の北野妙子幹事長。
「生きた心地がしない」と感想を。
5年と言う期間の間に、このような賛否を問う住民投票が2回も行われたことが異常だ!
だって。
そもそも誰がこんな大阪にしたんだって。
大阪特有の、いい加減な政治がこんな大阪にしたんだろ。
大企業がどんどん大阪を離れていき、大阪の力はどんどん減っていき、いまでは愛知県に抜かれている。
大企業内でも、東京、関西、中部とあると、関西はいつも3つ目の並びになる。
前は2番手だったのに。
要するに大阪の力がどんどん落ちて行ってる。
誰のせいやねんって。
「大阪で10年間にわたって進められてきた新自由主義的な社会実験のなかで、大阪市を廃止し、分割することでとどめを刺すのが都構想だった。私たちにできることは都構想に賛成を求める側の説明不足を補うことだけだった。有権者のなかには政治にあきらめがあった人もいたと思う。でも、取り返しのつかない事態になることに多くの市民が気づき、動いた。それが勝因だ」と語ったそうだ。
取り返しのつかない。。。?
それは山本太郎氏という政治家を作ったことが、取り返しのつかない事だってことに気が付かない国民。
何かを変えようとするとき、いつも反対意見が出る。
いつでもそうだ。
そもそも支持率が1%台の政党の代表の意見に何の意味があるのか。
聞くだけ無駄だろ。
「大阪の市民のみなさんの選択は大変重い。一度同じ結果が出たにもかかわらず、コロナ禍に、こうした(住民投票という)手続きを踏んだことに対しては厳しい指摘をせざるをえない。住民のみなさんの意思を重く受け止める」。
国民の支持を得ていない、無駄な税金を使っている政党の代表が何言ってんだ?
しゃべるな。
支持率見たら、以下に支持されていないかよくわかるよな。
なのに何故意見述べてるの。
その意見にどんな価値があるのか。
まず、しゃべるな。
それを言いたい。
誤解している大阪の真の姿
大阪の見え方。
大阪と言えば笑いの文化と言う。
しかし、芸人で言えば、売れてくるとみんな東京に出ている。
大阪に残っているのは、結局大阪では人気があるが、全国区では人気が出ないという芸人ばかり。
要するにお笑いの文化と言いつつ、それはもう東京なんだ。
あと、テレビのインタビューによる関西人の素の面白さ。
しかしこれはかなり話を盛っている。
これは関西人自身が言っていること。
話を盛りましたって。
ようするにうそつきの文化ということでもある。
面白く言うために嘘をつく。
これは子供に対して、うそをつくな!って怒るレベルの話。
聞いていてもうそや!っていう話が、普通にメディアに流れていて、関西人自身が呆れてる。
裏を返せばうそつきの文化ということになる。
また関西では、関西弁が溢れているように報道されるが。
実は、大企業では逆に標準語がもう普通になっている。
こてこての関西弁。河内弁などは、どちらかというと下町の中小企業でよく聞かれるという感じだ。
そもそも大企業には、地方からとか関東圏からも人が多く入っているので、そんなにこてこての関西弁自体あまり聞かない。
私自身関西出身ではない。
しかし家族は生粋の関西人だ。
生粋の関西人は、本当に純粋な関西弁を話す。
(もちろん子供は生粋の関西人で、小学生ながら流ちょうな関西弁をしゃべる。)
純粋な関西弁は、ほんとうに関西の文化だと思う。
正直私がきいてても心地よい。
生粋の関西人が誇りに持っている言葉だと思う。
もっと広めたいと思うが。
ただ、世間のイメージとはかけ離れて行っているのかって。
メディアにあふれているのは、本当の姿をとらえていないのではと思う。
お笑いの文化、関西弁というのは、もうあまり魅力を感じられていないということなのか。
また、それにすがっていること自体、正直恥ずかしいと思ってしまう。
だから、もっと大阪が魅力ある都市にする必要があるのだ。
変えてくれる力を期待しているのだが。
それが橋下さんだったりしたんだが。
もうあれほどのパワーを持った人は出てこないだろう。
残念だ。
今後の大阪に期待
今回の投票結果は、市民の声を反映していると思う。
私は納得した。
その上で今後大阪市を応援していきたい。
維新の会には、もう少し頑張ってもらいたい。
是非任期満了までしっかりと大阪を立て直してもらいたい。
いままでのだらけた大阪からは脱皮してもらいたい。
大阪市民にも、厳しい目でもっと政治を見てもらいたい。
あまいサービスに目を奪われるのではなく、もっと広い目で。
橋下さんや、松井さんが目指しているものは、大阪の将来である。
どうすれば大阪が、東京にはかなわないにしても、日本第二の都市になれるか。
それを考えてきたと思う。
住民投票に負け、橋下さんも退陣した。
どんどん大阪のために頑張る政治家が、抜けて行ってる。
それは大阪市民、大阪府民が、もっと真剣に政治に向き合わないからだ。
これからはもっと厳しい目で政治を見ていくべきだ。
今回も約半分の人たちが、大阪はもっと変わらないと駄目だと思っていることがわかった。
今までと同じではだめだって。
それを気付いただけでも十分成果が出たと思う。
大阪自民の代表が言ってたが、5年の間に2度もこのような住民投票があること自体が異常だと。
いや、市民が真剣に考える機会が2度もあったんだから、それは非常に喜ばしいことだと。
みんなが真剣に大阪市の将来を考えたんだから。
この辺が、もう考え方が駄目な証拠だ。
これから、大阪市の将来を考えた市民の考えを尊重しよう。