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【サラリーマン書評】「流浪の月」凪良ゆう~夢中で読んだが、説明不足にイライラする

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今回は、「流浪の月」。

凪良ゆうの作品です。

 

この作品は、非常に評判が良くて、図書館で予約してもなかなか順番が回ってきませんでした。

2020年の本屋大賞を受賞していると言うことで、非常に興味を持っていました。

映画化もされたようで。

日本の映画は、原作をことごとくつぶすというか、変な演出、事務所の推しタレントの起用で、全く別物に変えてしまいます。

 

唯一いいところは、注目されると言うところですね。

もっと多くの人に読んでもらいたい本なんかは、映画化で人気を集めるでしょう。

ただ、問題は、日本人の多くは本を読まないと言うところです。

 

今回は、広瀬すず松坂桃李のW主演で、まだいいキャスティングだなって思いましたね。

 

 

説明・あらすじ

家内更紗(かないさらさ)

破天荒というか、少し常識離れして父親と母親のもと、楽しく暮らしていた家内更紗。

それが突然の病気により、父親が他界。

その後、母親も去り。。。

 

その後預けられた叔母の家での生活は、とても苦しいものだった。

そんな時にいつも公園で見かけていた大学生の佐伯文(さえきふみ)。

 

そこに居心地のいい居場所を見つけて暮らすようになった。

しかし、世間はそれを許さない。

 

とうとう、未成年誘拐事件として、佐伯文は逮捕された。

いくら、本当のことを言っても、誤解される更紗の言葉。

結局離れ離れになり、月日は流れる。

 

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読んだ時の感想 注!ネタバレ

一番最初に腹がったのは、叔母の息子。

中学生である孝宏。

こう言うやつは本当に腹が立つ。

 

自分が親だったら、もう絶縁して、人生終わらせてたな。

それぐらいのことをしていた。

もう本当に許せないわ。

 

こういう小説にはありがちといえばそうだが、もう安易にこう言うシチュエーション使いすぎって思うわ。

これもう犯罪だから、普通の人は絶対しないぞ。

見つかったら大変だからな。

まず、ここでカチンってきたわ。

 

バイト仲間の安西。

シングルマザーだが、不倫真っ最中。

その男が。。。

(短い金髪にヒゲ、サングラス)

おいおい、それはないだろって。

これ、いわゆる偏見って?

 

中瀬亮。

こういうの最近多いのかな。

うん、最初はすごくいい奴。

しかし、。。。

 

絶対あかんだろ。

小説特有の、周りに普段いないようなヤバいやつが多い。

多すぎだろ。

いいやつを探すのは、確かに大変だけど、ヤバいやつを探すのもまた大変だぞ、普通。

それがこんなにわんさか集まってるって。

 

DV(ドメスティックバイオレンス)は、もう病気で一度でもやるやつは、病気だから治らない。

それも、たまに出るだけだし、外面はいいから気づかれにくい。

基本、もうダメだと思う。

 

まず、治らない。

暴力のあと、めちゃくちゃ謝ってくるけど、それは関係ない。

 

説明を聞かない。

あまりにもひどすぎる。

「わかってる、わかってる。みなまで言うな。」

コメディか。

 

叔母の家での辛かった。

死ぬほど辛かったから。って言うのをいえば。

辛かったね。わかる。みなまで言うな。って。

本当にコメディか。吉本かって。

 

あと、都合よく事件起きすぎ。

簡単に警察に行って、ストーカーですよって言ったり、振り払ったら階段から転げ落ちたりと。

ないわ。

現実的に考えて、そんな都合よく事件起きない。

階段近辺で遊んでいても、こけることなんてまずない。

振り解いて倒れるって。ないわ。

 

小説の世界だが。

きちんと説明することができないから、やはり今の立場にいるんだと。

・叔母の子供にひどいことをされていたこと

・だから家に帰りたくなくて公園による遅くまでいたこと

・その時に佐伯に声をかけられ家に行ったこと

・帰りたくないと無理を行ったこと

それをきちんと説明すれば、理解される。

理解されないのは、さっきいった「わかった。わかった。みなまで言うな!」っていうコメディになる。

 

あぁ、無理だ。

もうとりあえず謝っておこ。

これは底辺の奴らがよく言うことだ。

説明が下手というか、なさすぎる。。。

 

よくドラマであることだが、こういうのって一番腹立つやつなんだよな。

きちんと説明しろって。

 

あと、警察ってプロだろ。

「あなたは悪いんじゃない。悪いのは佐伯だ」って。

いやいや、一言も言ってないやん。

被害者がいないのに、なんで加害者が勝手にできるんだ。

警察アホすぎ。。。

 

最後に、警察官から、「全国被害者支援ネットワーク」のパンフレットを渡された時、「ありがとうございます。」って。

なんでやねん。

そこでありがとうはないだろ。

こういうところがアホだって。

ありがとうっていうと、自分が被害者だって認めるのと同じだろ。

いろんなところで、イラってする。

 

まぁ、色々書きましたが、1日で読み上げたっていうところは、やはり面白かったんだろうと。

夢中になれたってことだから。

文句言いながら。。。

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

読みやすさで言うと、読みやすい。

すんなりと頭に入ってくる感じ。

ストーリー展開もテンポ良くいい。

読みやすいのって大切だよね。

 

◆意外度

意外度:5

意外度は、全くない。

そりゃそうでしょうね。

サスペンスでもないんだから。

 

◆夢中度

夢中度:5

さすが、本屋大賞受賞。

夢中で読んでしまいましたね。

あっという間。

色々文句もありますが。

これ、映画化されますが、なんか日本だなって。

何が言いたいのか。

映像化しやすいからって感じだ。

薄暗く、なんか人間性を描いてますよ的な。

結局、歪んだ報道(メディア)、世論のアホさなんだけどね。

あと、民度の低下。

もっと奥深いところを描きたかったんだろうが、結局のところここだから。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:3

更紗と文は、いわゆるハッピーエンドか。

屈託のない、清々しさはあるが。

しかし、やはり世の中の理解というか、誤解が解けないままというのは、なんともすっきりしない。

最初から、説明を諦めているところが、なんとも歯痒い。

子供ならまだ知らず、大人がきちんと説明すれば理解されるはずだと。

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。