おぐけんブログ 悠々自適の投資生活を目指して

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【サラリーマン書評】「長期投資でお金の悩みから自由になった人たち」澤上篤人~さわかみファンドの創設者というだけで価値がある

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今回は、「長期投資でお金の悩みから自由になった人たち」。

澤上篤人氏という人が書いている本です。

 

この人は、投資の世界では有名です。

さわかみファンドの創設者です。

直販投資信託の先駆けですね。

 

説明・目次

著者は、5澤上篤人と、馬場千枝氏

 

最初は、「長期投資の時代がついに来た」著者:澤上篤人

ここでは、直販式の投資信託さわかみファンドについて、苦労話を含めて書かれています。

すごく思いが伝わってきますね。

あと、日本の問題点も大いによくわかる。

 

投資信託が日本でできたときは、本当に酷かったんだなって。

ゴミ箱と言われていたそうです。

そりゃそうでしょう。

 

証券会社では、株式部門が花形として扱われており、ある銘柄で散々儲けた後、一般市民ように、使い古された銘柄を集めたのが投資信託という商品だったそうです。

これはひどい

 

そういう流れを澤上氏は必死の努力で開拓していきました。

努力と言っても一生懸命営業するということではありません。

営業して売るということは、本来の投資信託の理念に反するということで。

 

浸透するのをじっくりと待ち、公園などで長期運用がいかに大切かを啓蒙していったのです。

このように、今の日本でいかに投資信託。それも直販型の投資信託が注目されていったのか。

すごくわかりやすく書かれています。

 

CASE1からCASE6までは、長期運用に目覚め、それを実践してきた生の声が書かれています。

ここではライターである馬場千枝氏が、多くの人に聞き、その内容をまとめています。

生の声というか、すごく共感する話が載っています。

 

長期運用は、若い時に始めれば非常に効果的ですが、事例では50歳代から始めた人も多いです。

また、普通の教師だったり、看護師だったりと、最初から富裕層だった人はいません。

長期運用でも、富裕層までなるというのはごく稀ですが、普通の人よりは多少余裕のある生活ができているという感じです。

 

読んだ時の感想

やはり、日本で投資信託を直販でやろうという、このすごい人が書いている内容には、共感します。

共感というか、もう説得力というか。

すごいって感じがします。

 

世の中には、一気にお金を稼いで、それがいかにも自分の能力だと勘違いして、色々発信している人がいます。

しかし、その人のプロフィールを見てみると、世の中に何か革新を起こしたかというと、実は全く起こしていない。

ただ、ラッキーで、作ったシステムが当たったとか。

 

もちろん、それだけの能力があったというのはすごいんですが、タチが悪いのは、資産を増やしたのが運用能力があって増やしたと勘違いして、間違った情報を大量に発信しているのです。

 

しかし、この本の著者である澤上氏は違います。

実際にさわかみファンドを立ち上げて、直販で始めたということです。

今では、レオスキャピタルのひふみ投信の方が有名かもしれませんが、先駆けはこのさわかみファンドです。

 

この本の特徴は、やはり実際に長期運用で資産を運用してきた人たちの生の声です。

これはかなり説得力があります。

 

どの人も、普通の人です。

教師だったり、看護師だったり。

すごいのは、どの人も自分達で調べて、さわかみファンドにたどり着いているということです。

もちろん中には、友達から勧められたというのもありますが、薦められたからそのまま買うと言うのではなく、そこから自分で調べています。

 

あとすごく大切なのが、どの人も大抵暴落時を経験しています。

投資している資産が半分になったという経験を誰もがしていますが、そこで売却した人はいません。

これが一番大切です。

 

ここで売却しちゃうと、損失が確定してしまいます。

今後増える可能性のある種を自ら捨てるということになります。

しかし、ここに書かれている人たちは、しっかりと澤上氏が伝えたいことをしっかりと理解し、下がった時こそ買い時だとスポット購入したりしています。

 

下がった時に、たくさん買う。

そして元に戻らなくても、上がれば利益が出るというのをみんな、経験しているんです。

 

まさに今、世界的に下落傾向にあります。

アメリカのNYダウなんて、実に90年ぶりの8週連続下落という状況となっています。

世界大恐慌の最中にあった1932年以来だそうです。

すごいことですね。

 

しかし、長期運用をしっかりと理解していれば、全く問題ではありません。

逆に買い増ししたいぐらいです。

 

この本は、いろんな人に読んでもらいたいですね。

そして、みんなが豊かな老後を過ごせるようにしてほしいです。

 

自分のことだけを考えていても、生活しづらいだけです。

だって、周りの人がお金に苦労していれば、治安も悪くなるだろうし、社会も暗くなります。

楽しく過ごそうと思うと、周りも楽しくないとね。

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:5

難しいことは全く書かれていません。

すごくわかりやすいです。

 

◆意外度

意外度:1

そういう読み物ではありませんから。

 

◆夢中度

夢中度:4

読みやすくて、非常に興味あるないようだったので、夢中になって読めました。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:5

すっきりというか、毎月お金を積み立てていくことがいかに大切かを改めて感じました。

どうやってそのお金を用意しようかと、考えることが多くなりましたね。

すっきりしないというか、いい感じですね。

節約しお金を浮かすのか。

でも、節約して生活がつまらなくなったら本末転倒だし。

いい意味で考えさせられますね。

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。