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質屋はどうやって利益を出してるのか〜街にある質屋の実態

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街を歩いていて、ふと思うことがあります。
なんで、この店、経営が成り立ってんだろって。

そんなお店と言うか、業種というか。

 

その一つが質屋さん

意外と見かけるんですよね。

しかも、少し流行ってんのって言うか、少し見かけが良かったりと。

 

質屋はもちろん知ってますよね。

お金が必要な時に、物を質屋に持っていき、お金を借りる。

返済すると、物を返してくれる。

もちろん利息付きで返却します。

最初から物をお金に変える目的の人もいるでしょう。

質屋では、そんな物を売ってたりします。

 

それはわかるんですが、今の時代、この仕組み使う人いるのかなって。

ちょっと調べてみました。

 

 

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全国に質屋はどのくらいあるのか

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近所とか、途中の駅とか、結構質屋の看板や広告を見ます。

最近は質屋なのか、買取屋なのかわからない時がありますが。

 

1958年の21,539軒をピークにどんどん減少しているようです。

2015年には、約3,000軒となっています。

やはり、減ってはいるんですね。

 

質屋って、結構下町の一角で、家族経営してるような感じなので、跡継ぎ問題もあり、減ってるんでしょう。

また、買い取り専門店も多くあり、淘汰されているという面もありそうです。

 

質屋の使い方

一般的なのは、緊急時にお金が必要になった時に、物を持っていきお金に変えてもらう

これが一番みんなが知っている質屋の姿だと思います。

臨時でお金が必要となった時、街金融なんて怖くて利用できない。

しかし、近所にある質屋なら、品物を持っていき、それをお金に変えてもらう。

で、お金が工面できた時に、借りたお金に質料(利息みたいなもの)を加えたものをもっていくと、商品を返してくれます。

 

商品を預かってくれるのは、3カ月です。

それを過ぎると、質流れといって、お客さんの持ち物だった商品が、質屋のものになります。

お店は、その商品を今度は売ることにより、利益を出します。

 

質料もしくは、売却益で儲けるってことになります。

 

もう一つは、買取です。

初めから、お客は、売ることを前提に質屋に商品を持ち込みます。

そして質屋で商品を査定し、質屋は代金を支払います。

 

質屋は無料で商品を査定し、その時点での相場の最上限の代金を支払います。

ちなみに質入れは、相場が動くことを想定し、相場の約8割ぐらいの金額としています。

お店により多少の誤差はあるでしょうが、大体買取の方が高い値が付くようです。

 

消費者金融より安全!?

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なら、商品があれば、消費者金融にいくよりよっぽど安全だなって思いますよね。

しかし、お金に変えられる商品っていうのがなかなかないのが実情です。

高価な時計なんかは、けっこう質入れとしては有名ですが、数万程度の時計だと、数千円ぐらいにしかならなさそうだし。

 

では、質屋と消費者金融って、法律面や利息などと言った面でどう違うんでしょうか。

 

質屋は、質屋営業法に基づき営業を行っています。

質料(質屋での利息のこと)は、この質屋営業法により定められています。

質屋では、収入や信用情報などの審査はまったくありません。

お客様の品物を担保として預かり、査定額にそってその範囲内でお金を貸します。

お預かり期間内に、元金と質料を支払えば、品物はもとに戻ります

 

3ケ月の質流れ期限を過ぎてしまうと、質流れになりますが、逆に言えば元金と質料を返済する必要はなくなります。

当然、催促や取り立てを行うことはありません。

ある意味気楽ですよね。

 

では、消費者金融はというと。

貸金業法に基づき営業を行います。

利息は、この貸金業法により定められています。

消費者金融でお金を借りる場合には、質屋とちがい担保(品物)は不要です。

しかし、信用調査を行う融資審査があります。

 

その時の、審査履歴や、借金の記録は信用情報機関に残ります。

その情報は、各金融機関で共有されます。

借りたお金は借金です。

当然、元金と利息には返済義務が発生します。

返済が遅れると、電話や書面や、訪問での催促や取り立てがあります。

返済できなければ、信用情報のブラックリストに載ったり、債務整理、自己破産などのリスクもあります。

 

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質料の相場

少し調べてみました。

質料(1ヵ月あたり)について。

 

質料(一カ月)はいくらか ■100万円以上
2.5%
■60万円~100万円未満
3%
■30万円~60万円未満
4%
■10万円~30万円未満
5%
■10万円未満
6% 

 

質屋で預けられる品物は

まず思い浮かぶのは、金やプラチナなどの貴金属でしょう。

金やプラチナは、少量(1g)からでも価値があります。

 

次は、高級ブランドバッグや財布

エルメス、ルイヴィトン、シャネル、フェンディなどのバッグや財布。

よく水商売の女性が、買ってもらったこういうブランド品を質屋に入れるって、聞きますよね。

ただ、ブランドバッグや財布は、一度使うと査定が格段に悪くなるのと、新しいモデルが出ると、一気に価値がなくなってしまう場合があるので、要注意です。

 

指輪、ネックレス、ブレスレット、ピアスといったジュエリー類も多いですね。

ジュエリー類は、金やプラチナで出来ているので、貴金属としての価値と、ダイヤやルビー、サファイア、エメラルドなどの宝石が付いていると、さらにこれらの石の価値も上乗せされます。

 

ヤクザがロレックスを好んでつけるわけ。

質屋で高値でお金に変えることができ、逃走資金になるという噂は、昔からよく聞きますよね。

高級ブランド時計も、質屋に預けられる品物としては有名です。

さきほど言ったロレックスをはじめ、カルティエ、ブルガリ、オメガ、フランクミュラー、ウブロといったブランド時計。

これらは、人気があるようです。

最近は、高級時計は価格が上がってきていますからね。

 

その他には、パソコンやスマホなども最近多いようです。

あと意外なのが、お酒。

ただし、質入れの場合には、期間が長いので、変質することが少ないブランデーや、ウィスキー、焼酎などとなるようです。

 

逆に質入れできないもの

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車は無理だそうです。

そもそも車を置いておくスペースがありませんよね。

他には、生き物(ペットなど)

あと、家や土地の権利証や、年金手帳も無理です。

 

質屋は儲かるのか

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で、本当のところ、質屋って儲かるのか。

ここが本当は知りたいところですよね。

下町にある質屋。

ここはなぜ、生き残れているのか。

 

実は、質屋のビジネスモデルと言うは、非常に優れているそうです。

 

これまでに説明したように、質屋の基本的なビジネスモデルは、顧客が持ってきた品物を預かり、その品物にあった金額を顧客に貸し付けます。

品物を預けている間、顧客は質屋に利息を払う必要があります。

元金を払えば、品物はまた手元に戻ってきます。

 

ただし、基本的な質流れの期間(一般的に3カ月)までに元金+質料を払えなければ、預けた品物は質屋のものになります。

そのかわり、顧客は元金も利息も払う必要がなくなります。

 

質屋のビジネスモデルは、金融と小売りのビジネスモデルが組み合わさったものだと言えるのです。

お金を貸して、利息を得るという金融のビジネスモデルと、品物を仕入れてそれを販売し、売却益で儲ける小売業のビジネスモデル。

このビジネスモデルをうまくミックスすることにより、リスクが相殺される。

まさにすばらしいビジネスモデルだといういうのです。

 

お金を貸す場合には、貸付金を回収するというリスクが付きますが、それを品物を預かることで、回収漏れを防ぎます。

もし返さなければ、その品物を売却すればよいのです。

また、品物もほっておけば、勝手に顧客が持ってきてくれるので、仕入れの手間もありません。

 

質屋のビジネスモデル 金融業と小売業のビジネスモデルをミックスしたもの。
相互のリスクをうまく相殺している、優れたビジネスモデル。

だから潰れない。

 

下町にある小さな質屋が、いまでもしっかりと営業できているのは、やはりニーズもあり、しっかりとしたビジネスモデルがあるからなんです。

質屋が減っているのは、これは儲からないからではなく、後継者問題と、あと大手のチェーン店が増えてきたというのがあるのかもしれませんね。

 

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