もうほとんどほったらかしという感じですが。
しかし、最初にこのスワップを知った時には、本当にびっくりしましたね。
こんな楽な運用があるのかと。
本当に当時は調子に乗ってました。
レバレッジも結構かけて、保証金維持率なんて200%ぐらい。
もう今じゃ信じられないような危ない運用でした。
そのせいで、大きな損失を2回ほど出しました。
2回って、学習しないのかというツッコミをされそうですが、2回目は、もう世界規模の大暴落でしたから。
南アフリカにとって5重、6重ぐらいの悪材料が一気に来たという感じで。
かなりレバレッジを抑えていたのですが、それをも上回る下落でした。
仕事も手につかないし、公園で子供と遊んでいても、気が気でないし。
それでも、徐々にランドは下落を続けて、損切りなどを繰り返していました。
損失は膨らむばかりで。
忘れもしない、1月の中旬。
ふと、ランドが上昇の気配を見せた時、もしや。っていう思いが。
すると、その日を境にどんどん上昇を続けていきました。
地獄を脱した時のホッとした感は、今でも忘れません。
それと同時に、リスクの取り方を根本から見直すことにしました。
南アフリカランドでのスワップ投資
高金利通貨を買うと、日々スワップポイントと呼ばれる、金利がつきます。
これは二国間の金利差によるものです。
日本ー南アフリカだと、南アフリカの方が日本に比べるとかなり金利が高いので、多くのスワップがもらえます。
日本の金利が低いので、対日本円だと、どの国の通貨を買っても大抵金利差があり、スワップがもらえます。
ということで、特に金利が高い通貨の場合、高いスワップがもらえることになります。
高金利通貨として有名なのは。
今、現在(2021年11月時点)で、南アフリカの政策金利は、3.5%となっています。
比較的、南アフリカとしては低い水準となっています。
以前は、5%とか6%ぐらいありましたからね。
高金利通貨を買うことのリスク
そう美味しい話ってないんですよね。
その国の通貨を買ってるだけで、金利がもらえるという。
なぜ、金利が高いのか。
それはそれだけのリスクがあるからです。
リスクとは。
要するに政治不安やら経済不安により、その通貨の価値が一気に下がることです。
高金利通貨はメジャーな通貨と比べて、流通量が少ないため、少しの思惑により、かなり激しく上下動します。
もちろん平穏時には、比較的穏やかなんですが、何かあると結構上下に激しく動く場合があります。
もしスワップのために買いポジションを持っていて、下落すると大変な評価損となります。
それがさらに悪化すると、ロスカットです。
強制執行です。
このロスカットを避けるには、保証金を追加するか、もっと事前にポジションを解消するか。となります。
このリスクを最初は理解していませんでした。
アホですね。
スワップ投資をするには
こういうリスクを理解した上で、スワップ投資をするのは十分ありです。
きちんとリスク管理するのです。
その通貨のチャートを長い期間で見て、下がる時にはどこまで下がるのか。
どういう傾向があるのかを把握し、そこまで下げても平気なぐらいまで保証金を入れておくのです。
レバレッジも低く抑えること。
レバレッジ1倍であれば、FXって何も怖いことはありません。
ゼロにでもならない限り、ロスカットはありませんから。
ただし、レバレッジ1倍となると、相応の資金が必要となります。
例えば、ドルを1万ドル購入しようとすると、110万円程度必要となります。
南アフリカランドだと、10万ランド購入するのに、75万円程度必要となります。
レバレッジ1倍であるというのは、そのまま現物を購入するのと同じですから。
レベレッジをできるだけ低くすることで、かなりリスクを抑えることができます。
日本では、今規制が入り、FXでは最大25倍までとなっています。
以前は、100倍とか50倍までレバレッジがかけることができましたが。
資金を多く投入するということは、それだけ運用利回りは下がります。
レバレッジ25倍で運用するときと、レバレッジ1倍で運用するときでは、同じスワップを得るのに、投資資金が全然異なりますからね。
レバレッジとリスクをうまくバランスを取ることで、スワップ投資は安全な投資になります。
南アフリカランドでのスワップ投資
過去2回の失敗のおかげで、より安全な運用ができるようになりました。
レバレッジは、最大でも3倍まで。
できるだけほっといて、スワップをもらい、より資産を増やすことで長期でリスクを減らすようにしました。
利回りでいうと、10%を切りますが、もう日中気になることもなくなります。
月1回、決算の時ぐらいですね。
どのくらいスワップが溜まったかを見るのは。
あとはもう本当にほったらかしです。
南アフリカのスワップポイントの傾向
さて、最近のスワップポイントの傾向ですが、下落が続いています。
FX取引事業者は、SBI FXトレードを使用しています。
ここでの南アフリカランドのスワップは、最近は5円となっています。
これは1万ランドあたりなので、10万ランドだと50円となります。
1ヶ月でいうと、1,500円です。
10万ランドだと、購入資金は、レバレッジ1倍で75万円程度。
レバレッジ2倍で、37万円程度。
レバレッジ3倍で、19万円程度。
19万円の資金で、月1,500円。
年間でいうと、18,000円/年間。
運用利率で言うと、約10%です。(レバレッジ3倍)
レバレッジ2倍では、4.8%です。
リスクを考えると、2倍程度としたいところです。
となると、利回りは5%弱です。
投資信託の目標6%よりは低いですね。
リスクを見ると、遥かに投資信託の方が低いのに。
以前は、スワップポイントが10円とか、11円とかありました。
約今の倍です。
月で言うと、3,000円程度スワップが得られたと言うことです。
そう考えると、かなり旨味が減ってきたと言う感じですね。
もうそろそろポートフォリオを見直す時期かもしれませんね。
今後の為替はどうなる
さて、今後の為替ってどうなるんでしょうか。
ドル円でいうと、ほとんどのエコノミストの意見では、円安方向への流れは止められないと言うことです。
数ヶ月先の予想では、上に行くとか下に行くとか色々意見がありますが、長期で言うと不思議とみんな同じ意見です。
それはなぜか。
日本経済の衰退です。
少子高齢化が顕著で、日本ブランドが徐々に崩壊してきているので、経済も先行き不安です。
観光としての魅力は当然ありますが、治安の面でいうと、徐々に他の国に近づいてきているのでしょうか。
結構怖い事件が増えていますからね。
まあ、そう入ってもまだまだ治安は異次元レベルにありますが。
しかし経済は本当に大丈夫でしょうか。
もう不安でしかない。
と言うことは、通貨はその国の経済を表す指標にもなるので、経済が廃ればその国の通貨も力を失います。
今はなぜか、円高に振れる場合もあります。
世界3大通貨である、ドル、ユーロ、円ですから。
まだもう少しは、力は維持されるでしょうが。
だから、私は今から少しづつドルを購入しています。
銀行の外貨預金は手数料ばかり高いので使っていません。
FXでレバレッジ1倍で、ドルを購入しています。
積み立てのような感じで。
別に、その購入したドルを使うつもりもありませんので、FXで十分です。
では、南アフリカランドはどうか。
気になるところですね。
私は、アフリカというのは、次の大きな市場であると考えています。
爆発的な発展があると考えています。
だから、南アフリカがそれを牽引してくれると。
そうなると、経済の力が通貨の力であるとすると、今後南アフリカランドは上昇が期待できます。
ただ、今のトレンドをずっと見ていると、その自信が揺らいでいます。
本当に南アフリカは大丈夫なんだろうかと。
アフリカの牽引力とされる国は、以下の国と言われています。
・ナイジェリア
・ケニア
しかし、南アフリカを除く国の勢いに、南アフリカは負けています。
なんか存在感がどんどん薄くなっていってるような。
いつ上昇貴重になるのか。
もうちょっと不安になってきました。