少しづつですが、新型コロナウイルスの第一波は、ピークを過ぎようとしています。
新規の感染者数は横ばいで、各国は少しづつ経済活動を再開しようとしています。
市場は、いつも一歩先を行きますから、株価は堅調に推移しています。
VIX指数も40を切っています。
恐慌の後、市場が反転したかは、結構わからないものなんですが、一部で言われているのはこのVIX指数が40を切れば市場はリスクオンムードになってきていると言われています。
しかし、いきなり投資ってわけにはいかないんですが、なにかいい投資先ないかともうそろそろ検討し始めてもよいのかと。
そこでおすすめが、SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)です。
ETFとは
まず最初にETFとはなんでしょうか。
これは、日経平均株価や、TOPX等の特定の指数に連動して、運用する投資信託です。
この投資信託は、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場しています。
ETFは、上場投資信託(Exchange Traded Fund)の略です。
ちなみに、連動する指数は株式だけでなく、債券や、REIT、通貨、コモディティなどがあります。
似ているような商品で、投資信託のインデックスファンドがありますが、ETFは、それが金融商品取引所に上場しているということになります。
ETFのメリットは
ETFのメリットとしては、 まずは勝手に分散投資が可能であるということ。
勝手にというのは、通常個別銘柄の株式を購入する場合、購入できる銘柄によっては何十万、もしくは何百万の資金が必要となります。
しかしETFでは、もう少し安い値段で購入することができます。
その上、分散投資が可能です。
一つの銘柄に多額の資金を投入するのではなく、ETFを購入することで、勝手に分散投資してくれます。
これはまさしく投資信託だからですね。
また、取引の自由度もまたメリットとなります。
通常の株式売買と同様に、取引所の取引時間中であれば、いつでもETFの売買が可能です。
一般的な非上場の投資信託では、頻繁な売買はできません。
1日1回その日の終値で基準価額が算出され、その基準価額での取引となります。
ただ、1日に何度も取引していると、それだけ手数料が取られるので、注意は必要ですが。
SPYDとはどういったETFか
SPYD。
正式には、SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF。
ファンド概要を見ると。
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、S&P500高配当指数(同指数)のトータルリターン(経費控除前)のパフォーマンスに概ね連動する投資成果を上げることを目標とする。
同指数は、配当利回りに基づき、S&P500指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄のパフォーマンスを計測することを目標とする指数である。
引用元:SBI証券
主な投資対象は、S&P500の高利回り配当株となります。
決算は年に4回で、3月、6月、9月、12月となります。
気になる分配金配当利回りは、大体4%~6%程度です。
6%を超える場合もありますし、4%を下回る場合も当然あります。
組み込み銘柄を見てみると。
1位 GILEAD SCIENCES ORD 比率:1.58%
2位 L BRANDS ORD 比率:1.50%
3位 ABBVIE ORD 比率:1.48%
4位 CARDINAL HEALTH ORD 比率:1.39%
5位 IRON MOUNTAIN ORD 比率:1.39%
となっています。
このSYPDの主な特徴を挙げると。
基準価額のチャートを見てみると。
まぁ、やはり新型コロナショックで下落していますね。
しかし、それ以前を見ると、堅調に推移していることがわかりますね。
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購入方法は
購入方法は、各証券会社によって違ってくるでしょうが、外国株式を購入するのと同じです。
私はメインの証券会社はSBI証券ですので、そこから外国株式で購入しています。
外国の商品を購入するとなると、けっこう敷居が高く感じる人もいるでしょうが、特に心配する必要はないと思います。
購入する際には、日本円をドルに変換する必要はあります。
結構レートを気にする必要があるかもしれませんね。
ただ、あまり気にしすぎると、本当に買いたい時に変えないので、買うと決めたら、レートはある程度我慢したほうがいいと思います。
レートは円高の時にドルと交換して、ある程度持っているのもいいかもしれませんね。
購入方法は、日本株を買うのと大差ありません。
株数を指定して、価格指定(指値、成行)をして、預かり区分を指定します。
株数は、1株から購入することができます。
現時点だと、約27ドル(2,890円程度)で購入することができます。
預かり区分は、一般預り、特定預り、NISA預りを指定します。
やはり嬉しいのは、1株から購入できるところですよね。
日本株の場合には、100株単位からの購入とかになるので、資金が結構必要となります。
外国株の場合は、1株からの購入が可能なので、複利運用が可能となります。
配当金が入ってきたら、それをそのまま株式購入に充てることが可能なのです。
日本株の場合には、よほど多くの株を持っていない限り、配当金が入ってきてそれで株を購入するというのはできませんからね。
最近の状況は
最近の状況としては、先ほどのグラフを見てもわかるように新型コロナショックでかなり値を下げています。
まぁ、この銘柄は長期保有でゆっくりと配当金を受け取りながら運用するというものなので、下がっている時は逆に買い時ってことなんですが、気になると言えば気になりますよね。
では、このSYPDの騰落率を見てみると。
となっています。
日が浅いので、3年目までしかありませんが、かなり下落しているのはわかります。
しかし直近の1か月でみれば、4.8%上昇しています。
今の時点で配当利回りは、6.92%あるので、購入するタイミングとしてはいいのではないでしょうかね。