子供はまだ小さいし、かつマネーリテラシーの有無という点で、まだお金や経済、目に見えていない現実について。
話をしたいと思っていても、きっと理解されないだろう。
いつ、話せるのか。
また、もう話す機会はないのか。
それはわからないけど、念のために、ここで買いておこうかと。
子供に語って教えるような感じで、ここで書き綴っていこうかと思います。
周りの友達を見て金持ち!と思う勘違い
アホなのかって思う一つに、これがあります。
友達のある面を見て、すぐに「〇〇君ちて、金持ちやから。」とか。
「うちのクラスの子は、金持ちの子が多いから。」とか。
まず、思うのは。
【大きくなって、詐欺に遭うなよ。】とか。
【勝手にカースト制度作って、兵隊になるなよ。】ってこと。
まず、日本の給与所得者、会社員はどのくらいいるのか。
大体4,000万人弱です。
では、すぐに思いつく金持ちサラリーマンはというと、多分お医者さんですね。
お医者さんの数は?
大体30万人ぐらいです。
1%もいないんです。
100人いて、1人いるかいないか。
では、自営業者はどのくらいかと言うと。
大体1,000万人くらいですかね。
会社員(給与取得者)のうち、年収800万円を超える人の割合は、約9%。
自営業者の平均年収は、380万円程度。
中央値になると、さらに下がり240万円程度。
要するに、この数字を理解していないと、変に誤解することになります。
クラスの中に金持ちが多くいるって言うのは、実は錯覚で、みんなそれほど金持ちじゃないんです。
いい家やいい車を見て金持ちだと思う勘違い
それでは、どうして金持ちだと思うのか。
それは、いい家だったり、いい車に乗っているから。
また、欲しいものをすぐに買ってもらえるから。
しかし、これらのものは借金すれば誰でも買えます。
年収500万円の人が、5,000万円のマイホームも普通に買えるんです。
いい車だって、借金すれば買えるんです。
よく親や親戚のおっちゃんから、借金なんて絶対するなよ!って言われてきましたよね。
しかし、住宅ローンという多額で、かつ長期支払い義務がある借金は、みんな一応に寛容です。
寛容どころか、すごい!って褒められたりします。
だから、そんな借金して買った家を見て、金持ちだなって思うのっておかしいでしょ。
もちろん、中にはキャッシュで買った人や、本当にお金持ちっていうのはいるかもしれませんが、外から見て金持ちかどうかなんてわからないんです。
まぁ、そもそも子供が金持ち自慢しているような家庭に金持ちはいないと思いますよ。
金持ちは、金持ちだって言わないですから。
損している話は周りに結構しますが、儲けた話って基本しないでしょ。
しかし、先ほど、住宅ローンの長期支払いという話をしましたが。
マイホームを購入するときに、35年ローンで組む人が、半数以上いるそうです。
35年。
私が社会人になり、会社に入ってから、いろんなことがありました。
会社名が3回変わり、転勤で関東に住んだり。
結婚して、子供ができたり。
もう色々です。
昨今の状況を見ても、大企業だって、安泰じゃありません。
なのに35年ローンって。。。
みんな賢いというのは勘違い
さっきの話で、住宅ローンで35年ローン組む人が多いという話ですが。
じゃ、なぜ半数以上の人が35年ローンを組むのか。
それが間違ったことではないと、ほとんどの人が思ってるからです。
人から、35年ローン組んでマイホーム買ったわ!って言われても、大抵の人は、すごいねって言いますよね。
みんなやってるから。
それが普通だから。って。
その怖さにみんな気づいていないんです。
なぜ、気づかないか。
マネーリテラシーの問題もあるし、みんながしてるからっていうのもあるでしょう。
みんながやっていることが正しいと思うのはそもそも間違いで、基本的には多くの人がそんなに賢くないと思うべきなんです。
民主主義で、国民の意見により政治をしたらどうなるのか?
もうめちゃクチャになりますよ。
いい例があったでしょ。
日本で言うと、無能なタレント議員の当選。
無能な政治家の大量輩出。
日本の政治家は、誰が選出しているのか。
国民ですよ。
政治家を見れば、その国の国民のレベルがわかる。
そりゃ、日本は民度は高いですよ。
多くの日本人がルールを守り、親切です。
本当に素晴らしい。
しかし、それとこれとは別です。
給与が上がらない時に預金するという国民性
資産形成について、アンケートをとると、1位はやはり預金だそうです。
それもどの年代でも、60%ぐらい。
びっくりしますよね。
このインフレの中、まだ預金しようとしてる。
Why!ジャパニーズピープル!! です。
理由は、よくわからないとか、損するのが怖いから。とか。
元本補償だからという理由です。
要するに、今100万円が、1年ご100万円であれば、元本が変わってないという認識なんです。
普通に考えたら、物価の影響は?ってなりますが、そこまで頭が回ってないんです。
物価が上がり、100万円で買えたものが、1年後に150万になってたとしても、100万円という額が変わってなければいいと思ってるんです。
どうかしてませんか。
大学に入れば就職できるという誤解
いい大学に入ること自体が、将来明るい未来に続く道だと信じているかもしれませんが、決してそうではないという事実。
もちろん、日頃の勉強は大切だけど、実は社会に出て必要な優秀さと、学生時代に必要な頭の良さは違います。
社会に出て必要なのは、コミュニケーション能力と、問題解決能力。
分析力です。
悪いけど、学生時代に一生懸命覚えたことというのは、iPadの中に全て入っているんです。
だから、本当に未来を見据えているなら、勉強するときもそういう意識を持たないとダメなんです。
そういう意識というのは。
例えば、100個の項目を暗記する必要があるとき、愚直に100個を暗記するのと、パターン、やり方を考えて、20パターンの暗記にする。
必要なのは、後者の方です。
小学生の時に夏休みの宿題であった、自由研究とか、工作なんかは、その才能を伸ばすチャンスだと思います。
最近では、そんなチャンスを親に手伝ってもらうとか、容易に工作キットで代用するなどする家庭が増えているそうです。
なんだかなって感じですが。
日本にある企業のうち、大企業に分類されている企業の数は、約0.3%です。
従業員数でいうと、約20%程度です。
敷居はどんどん高くなっていってます。
当然、大企業を目指さないで、自分のやりたいことを探すという人は多いとは思います。
しかし、僕然と就職してという人も多いのも確かです。
そういう人たちにとって、大企業というのは、結構高い目標になるのではないでしょうか。
少なくとも高校時代から、将来については真剣に考えないと難しいですよね。
大学の名前なんて、新卒の一回きりなんだから。
コロナ禍のような出来事が、就職の時期と重なったらと思うと、ゾッとしますよね。
10年近く、そのために頑張ってきたのに、その時の出来事により、一瞬でパーになる。
高学歴のニート。
こうならないためには、事前の準備が必要だと思います。
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