おぐけんブログ 悠々自適の投資生活を目指して

主に経済に関する記事を扱います。経済ニュースや、投資信託、南アフリカについて、趣味のゴルフの記事を中心に書いています。

老後のための投資はやめた方がよいのか?~荻原博子氏の話

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かなり前ですが、ネットニュースで以下のような記事を読みました。

jisin.jp

 

実際の本は読んでいないのですが、言い方は180度違うようで、内容は今までこのブログで書いてきた内容と非常に似ています。

 

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www.oguecolabo7.com

 

荻原博子氏の記事の概要

「『貯金しても利息はほぼゼロですが、○○なら運用利回り3%以上ですよ』。<br/>
そんな勧誘を受けたことはありませんか。<br/>
銀行や郵便局は、今盛んに、投資を勧めています。政府が『貯蓄から投資へ』と言い始めてから、10年以上がたちました。<br/>
私は常々『デフレの今は、現金が一番』と声を大にして言っていますが、『投資信託』の運用額は増加傾向です('17年7月・投資信託協会調べ)」

萩原博子氏は語っています。

 

一部共感できる部分と、少し違うだろうっていう部分があります。

 

その前にまず、萩原氏が言いたいこととは。

それは、銀行や保険会社が言ってくる甘い勧誘には、無理があり危険が潜んでいるよ。

そもそも銀行などは、手数料が収益の柱なので、いかに顧客に商品を買わせるかを念頭に話を持っていく。

 

そんなものを安易に信用したらダメですよ!

現在はまだデフレが続いているため、お金はほっといても価値が上がっていく状況にあります。

金利だけに目を向けずに、本当の資産価値をみなさい。

って感じでしょうか。

 

 

荻原博子氏の言いたいことは非常によくわかる(部分もある)

萩原氏の言っている事には共感する部分と、共感できない部分があります。

まず、前半の勧誘での誘い文句に乗ってはダメという事。

これはこのブログでも何度も言っていることですね。

 

銀行員や、証券マン、保険の勧誘などの言っていることは、ぜったい信じたらダメです。

何故なら、これこそ萩原氏も言っているように、売ろうとする商品は、売る側にとって利益が出るものであって、決して顧客に利益をもたらすものではないためです。

銀行などで今投資信託が買えるようになっていますが、銀行は運用のプロではないですからね。

 

目論見書すらまともに読んでいるか非常に怪しいです。

 

特に投資しないと老後が不安でと、不安を抱えている人に甘い話で勧誘してくるのは、詐欺と同じではないかとすら思ったりします。

これは一時問題となっていた相続対策としてのマンション経営なんかも同じです。

ぜったい信用したらダメなのは、不動産会社の営業マンの言葉です。

まともじゃないんですから。

 

すぐに退職したり、支店が変わったりして、問題ある時にはその営業マンがいないんですから。

求人雑誌見れば、その手の営業マンの求人がいかに多いかわかります。

それだけ、当てにならない仕事なんですよね。

万が一親が騙されそうになったら、会話をすべて録音しておくことを強くお勧めします。

 

マンション経営とか、不動産投資なんか、本当に利益の出るもの、いい物件は、そもそも他の人に言いません。

自分たち、会社で運用したほうが良いはずですからね。

そりゃ地主さんなどに提案するものは違うと思いますが、銀行から融資させて投資させるものは、ぜったいいい物件でないと、まずは疑ってかかった方がいいでしょう。

 

逆の立場ならどうですか?

いい土地があり、いい物件があれば、それを見逃しますか?

いやいや、それはないでしょうね。 

 

www.oguecolabo7.com

 

しかし同意できない部分もある

萩原氏の意見に同意できないところは、やはり今の日本の状況ですかね。

デフレと言っていますが、本当でしょうか?

 

鳥貴族は、280円均一から値上げしましたし、少しづつものの値段は上がってきていると思いませんか?

税金も上がってきており、本当に100万円の価値は上がってきているのでしょうか。

 

私は逆だと考えています。

今、お金の価値はどんどん下がってきていると。

給与はあまり上がってきていません、しかしその給与では少しづつ生活が苦しくなってきているのではないでしょうか。

もし萩原氏のいう、いまだにデフレ状態と言うのなら、生活は少しづつ楽になるはずですよね。

 

投資をしている人は、日本人全体の中では20%ほどしかいないんですから。

それ以外の人は現時点でも投資していなくて、現金主義で生活しているんですから。
(現金主義と言うか、銀行に預けて元本保証を心のかてにしている人たち)

萩原氏がデフレと考えているなら、確かに言っていることは正しく、現金を持っているほうが、リスクもなく、金利がもらえているのと同じ効果があります。

しかし、逆にインフレに向かっているとすると、元本保証なんてなく、それは単に額面が変わらないというだけです。

 

では、どうすればよいか

株はどの銘柄を買えばよいかわからないし、投資信託も数が沢山あり、販売者の手数料収入を増やすためだけの道具と化しているものが非常に多いのも確かです。

為替も、何かると円高に向かうし、調子が良く円安方向に向かえば、決まったように北朝鮮がミサイル撃つし。

 

国債買いたくても、少し敷居が高いですしね。

投資しないと、手遅れになるってことで、投資に向かうのはぜったいやめるべきです。

萩原氏も経済ジャーナリストですので、投資がダメと言っているわけではありません。

少なくとも、わからない商品に投資するのはやめておくこと。

 

特に年を取ってから、わけわからないままやるのはダメです。

若いうちから、余裕資金で少額から少しづつ。

定額貯蓄のように、例えば投資信託に少額から積み立てをするとか、そういうところからマネーリテラシと言うか、相場観と言うか、投資についてのリスクを理解したうえで、いかに安全なポートフォリオを組むか。

そういう事はやはり必要だと思いますね。

タマゴは同じ籠に盛るな!

株でも、投資信託でも、分散投資をし、長い目でじっくり待つ心構えと言うか余裕が必要です。

少額で勉強し、自分の財産をきちんと守り、そして増やしていく。

そういう事は、しっかりとやるべきでしょうね。