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住宅財形は新人社員に勧めてはならない理由~メリットを勘違い

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企業によっては財形というのがあり、新人研修でよく勧められます。

少額でもいいので、コツコツと積立てていきましょう。

なんて、言われて新人の頃から財形での積立をやっていました。

ある意味有意義な制度なんですが、今の時代はメリットはほとんどなくなりました

それは何故なのか。

 

 

 

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財形というよりは

このブログでも以前書いたかもしれませんが、財形というのは、本来は非常にいい制度だと思います。

 

何も知らない新人が、資産を形成するには、最適かもしれません。

給与天引きなので、銀行口座に入らないため、知らないうちにどんどんたまっていくというのもいいです。

 

一度銀行の普通口座に入ると、ついつい使ってしまいますからね。

また、財形に入れると、払い戻しの手続きが非常にめんどくさいので、あまり引き出さなくなります。

引き出す手続きで、へたすると1か月程度かかったりもします。

このぐらい時間がかかると、誰も引き出そうって思わなくなりますよね。

 

私も新人の頃から、ずっと財形で資産を貯めていました。

ついついあれば使ってしまう性格なので、強制的に貯められる財形はあっていました。

 

最大で、月6万円貯めていた時もありましたね。

月6万円だと、年間で120万円貯まります。

ボーナス月には、毎月の積立額の4倍となっている、年2回は24万円となります。

 

 

 

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デメリット

そんな財形貯蓄ですが、じゃなぜ今はお勧めではないのか。

それはすばり金利の低さです。

 

0.01%とかいう金利の低さは、もう全くもってひどい。

これはもうデメリットです。

 

資産が減らないだけいいやんっていう人がいるかもしれませんが、日銀がインフレ率2%目標としているなか、額面だけが変わらないだけで、価値は減っているのです。

 

今の100万円が、1年後の今、100万円の価値がないとしたら。

これ、意外とわかってない人多いんですよね。

インフレ2%ってさんざんテレビなどで報道されているにもかかわらず、その意味を分かっていないと損ばかりします。

 

言うなれば、利回り2%以上で運用しないと、資産は減っていくということです。

給与から天引きされて、口座から別の口座にただ移すだけ。

それじゃ、何の意味もないし、運用できないだけ損です。

確かにあくまで目標インフレ率なので、実際は違います。

最近は1%程度でしょうかね。

それでも年間で1%づつものの値段は上がっているのです。

たまにはそれが下がることもありますが、基本デフレって経済にとってはよくないことです。

 

物の価値が下がり、企業の収益も悪化する。

市民生活は一見よくなりそうですが、給料も下がりますからね。

最悪リストラが増え、失業率が増えることもあります。

 

あともう一つあるのが、住宅財形

こちらは住宅購入資金だとか、リフォームなど、住宅に関する利用を前提としており、そのため非課税となっています。

 

この非課税というのは、得られた金利に税金がかからないということです。

しかし、これもうなんのメリットもありません。

もうご存知かもしれませんが、金利が低すぎるからです。

0.01%とかいうレベルだと、非課税ってなんにも嬉しくない。

 

ただ、財形をしていると、住宅購入時に貸し付けが受けられるというのはあるそうです。

預けている金額の10倍までか、購入資金の9割。どちらか低い方で融資が受けられるそうです。

ただ、それがいいのか、あまりメリットは感じませんが。

今の世の中、会社から金借りて、家買うってなんかね。

 

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財形の代わりは

では、財形の代わりはなんでしょうか。

財形が駄目なら、そのまま銀行口座に入り、使ってしまう恐れがあるってさっき言ったじゃないかってことです。

 

財形の代わりに、きちんと毎月積立ができて、それを資産運用に回せるものはないかと。

 

最近のネット銀行や、ネット証券では、積立のメニューもそろっているので、それを利用するのも一つの手だと思います。

 

SBI証券でも、投資信託の積立ができますから。

毎月決まった日に、投資信託を購入。

長期運用なので、財形と同じ感覚で、かつ投資できます。

 

簡単に引き出せるのと、短期的に見れば評価損を出す場合もありますが、長期でみればいいものなので、評価額は気にしないようにすることです。

イデコなども視野に入れるといいですね。

 

まぁ、財形の代わりは、今後少しづつ勉強して、自分に合ったものを選んで行ったり、リスク分散して少しづついろんなもので運用するのもいいと思いますね。

本当に資産運用が怖いという人は、安心のために財形を使うというのもまぁありですが。

 

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長期運用でリスクを分散する

財形、住宅財形も要するに長い期間をかけて、ゆっくりと運用していくというものです。

それが本当のメリットなんです。

財形などは、金利が低下したからデメリットとなりましたが、金利が高いころには非常に有効なものでした。

 

銀行の金利が2%とか3%とかあれば、特に問題ないんですが、0.01%とかもうないでしょ。

 

でも投資とかは、確かに敷居は高いかもしれません。

未だに投機と間違われることが多いし、メディアは無知な振りして株で大損しましたっていう体現ビデオを平気で流しているし。

 

ネットニュースでもいまだにありますからね。

 

個別銘柄が怖いなら、さきほど言ったように投資信託を毎月積立で購入する。

投資信託は中身は、複数の個別銘柄で構成されているものです。

株式だけではなく、国債やら外国株式など、いろんなものを取り入れてリスク分散しているものも数多くあります。

 

配当金を再投資するタイプだと、複利を活用することもできます。

日本経済は今後心配だという考えはエコノミストの間でも根強くあります。

しかし世界に向ければ、まだまだ成長の余地はあります。

根拠は世界の人口は2060年ごろまで増え続けるという統計があるからです。

 

人口の増加が経済に何か関係あるのかと思われるかもしれませんが、人口の増加はいわば需要の増加。

経済の発展には欠かせないのです。

 

ちなみに日本は今後人口減少傾向になっていきますからね。

移民などを受け入れる体制の出来ていない日本は、今後の経済がすごく心配です。

 

従って、世界経済に分散投資する投資信託と言うのは、非常に有効な運用だと思います。

 

 

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