サブサハラとは
サブサハラ・アフリカって言葉を知っていますか?
サブサハラ・アフリカとは、アフリカ大陸のうち、サハラ砂漠より南の地域のことを言います。
この地域には、49の国々が位置しています。
しかし、この国々は、世界で最も貧しい国と呼ばれています。
しかし、このサブサハラは、今後注目を浴びるのではないかと大きな期待をされているのも事実なんです。
これからアフリカの時代
この地域は、2000年代初頭から、10年間でGDPが約2.8倍に拡大するなど、今後の経済成長が期待できる、可能性のある地域でもあります。
この地域は、天然資源にも恵まれていて、プラチナ、ダイアモンドなどの鉱物資源が豊富です。
21世紀はアフリカの時代と言われている所以です。
問題はインフラの整備が遅れているということです。
交通網や、電力、通信とか。
(別の見方をすれば、先進国が次に、投資してくるねらい目。)
南アフリカ
南アフリカのGDPは、このサブサハラのGDPの約2割を占めています。
また、この地域で一番インフラが整備されており、ホテル、金融、すべてが先進国並みにそろっています。
南アフリカの労働人口分布をみても、先進国と異なり、若者が多い、ピラミッド型になっています。
先進国、特に日本は少子高齢化で、この先の経済の発展は望めません。
南アフリカは、慢性的な電力不足や、スト、あとは治安の悪さが経済の足を引っ張っています。
インフレ率も高いですよね。
でも、これらは徐々に解消されていくと思います。
問題が明確であることは、どう対策すればよいかの方法も、明確になっているからです。
日本がこれから、どんどん経済が衰退していくのと比べて、
今後は、アフリカ大陸の経済が注目を浴びてくると思います。
最近は、南アフリカの経済が低迷しているので、聞かなくなりましたが、南アフリカの通貨ランドは意外と優等生なんですよね。
南アフリカの通貨 ランド
世界の通貨って、170位あるそうです。
でもその中でも、世界的に決済に使われる通貨って17種類(2008年時点)しかないとのこと。
南アフリカのランドは、なんとこの通貨の1つです。
そう考えるとすごくないですか。
(南アフリカはG20のメンバでもあるし)
長期で考えると、南アフリカの経済は成長していくと思います。
日本では人気の通貨 ランド
日本の金利は本当に低いです。
銀行に預けても、普通口座で金利は0.001%。
世界的に見てもかなり低い水準となっています。
これはかなり高いと言えますね。
基本的に経済が未成熟の国の通貨の金利は高くなります。
これは高くしておかないと、お金が入ってこないからです。
その分リスクが高いということです。
あと、資源国の通貨は高いことが多いです。
それはインフレ傾向が強いからです。
経常収支が黒字の国は、基本的に通貨高になりやすい傾向にあります。
日本は経常収支が黒字なので、円高になりやすい。
ドルは、経常収支は赤字なのですが、それ以上に市場に魅力があるので、ドルが買われやすくドル高になりやすいのです。
南アフリカなどは、アフリカの中では経済は意外としっかりとしているみたいなのですが、高い失業率・政治不信・慢性的な電力不足などなど。
いろんな面でリスクがあると考えられています。
なので、結果金利が高くなります。
FXでのスワップポイントいうのがありますが、これは通貨間の金利の差による金利収入となります。
南アフリカランドは、そういう意味でも人気があるのです。
また、取引量が少ないため、変動が激しいという面もあります。
これは言い換えれば、丁半ばくちのように考える人もいて、そういう人たちがたまに南アフリカランドを買ったりしています。
ただ、本当にアフリカ・南アフリカの今後の成長を期待して通貨を買っている場合もあります。
やはり通貨は、その国の経済の力を表しています。
今後将来、南アフリカの経済が発展すると、自然と通貨は上がってきます。
その上昇期待と、スワップ(金利)収入を期待して投資している人もかなりいると思います。
何を隠そう私もその投資家の一人ですが。
長いチャートを見てみると、少しづつ下がってきているように見えるため、これからも下がってくるような気になりますが、下がり続けるものはなく、いつか上がります。
それがいつなのか。
頑張れ!!南アフリカ!頑張れ!! ランド!!