時々氷室京介のLAST GIGSのDVDを見ている。
なんだろう、本当に突然見たくなり、定期的に見ている。
偉大なアーティストであり、多くのミュージシャンに敬愛されている氷室京介。
もうライブが見れないと思うと本当に悲しくなる。
第一線で活躍している他のアーティストはどんな気持ちで見ていたのだろうか、最後のLAST GIGSを。
で、結構ネットでいろいろ調べたりするんだが、そうなると自然とバンド解散の記事も目にしてしまう。
特に布袋寅泰との確執とか。
正直、これまでずっとウォッチしてきたので、大体の話はもう周知の事実として知られているが。
断言するが、この二人の共演は絶対あり得ない。
氷室京介ファンとして、布袋との共演は絶対いやだ。
布袋寅泰の数々のひどい仕打ち
まずそもそもバンドの解散を提案したのは布袋寅泰と言われています。
それ自体は別に問題はないのですが。
自分たちが達成感を得て、次に進む道がメンバー間で異なってくれば、自然と解散という方向に行くのは決して悪いことではない。
しかし問題は、布袋が解散前にした裏切りの方です。
BOØWY(ボウイ)というバンドがありながら、山下久美子のサポートとして参加し、その上で、他のバンドのメンバーまでそっちに誘っていたこと。
ドラムの高橋まことを誘った時に、さすがに氷室に言わないわけにはいかないと、話をし、それを聞いた氷室は、バンドの解散を決意したのでしょう。
当時確かに山下久美子は女性ロックシンガーとして、有名な存在だったかもしれませんが、あのボウイのメンバーがそのバックバンドで参加するって、正直ファンとしては納得できないと思います。
またボーカルである氷室も、自分のバンドのメンバーが、なんかサポートとして参加していて、自分のバンドのことを考えないということは本当に残念だったと思います。
「JUST A HERO」という、私自身も一番好きなアルバムですが、このアルバムの打ち込み作業などは、氷室京介が1人でしたそうです。
氷室京介はライブで、この頃のことを「ボウイと言うバンドのメンバー同士の関係性が大人になっていった時」と語っています。
この辺はかなり、氷室京介が如何にカリスマかというのがよくわかります。
これ以外にも、布袋寅泰が行った、信じられない行動はあります。
下の記事にもありますが、ボウイのLAST GIGSの打ち上げに布袋と松井は参加しなかったそうです。
これがどれほどの仕打ちかよくわかるでしょう。
この時、氷室は帰りの車の中で号泣したそうです。
氷室ファンとしてはこれだけで布袋は許されないと思うでしょう。
布袋は、解散後に氷室京介が作った曲について、「あんな曲、5分で作れる」って語ったそうです。
まっ、確かにどこまで本当か、真意はわかりませんが。
アンチ布袋ファンが流したデマであるといううわさもありますが、ボウイファンで氷室ファンであっても、そんなデマを流してボウイの歴史に傷をつけることは基本しないと信じています。
こういう事が出てくるのは、本当に頭に来たからだと思いますし、なんらかの近い発言があったからではと思っています。
氷室京介と元ボウイメンバーとの確執
特に聞こえてはこないが、一部で氷室京介のライブでボウイの楽曲がうたわれることについて、元メンバーが「一言言って欲しかった。」と語っていたという話もある。
しかしこれもほんとかなって思ったりもする。
高橋まことや、松井常松は実際氷室京介のLAST GIGSに行き、応援しているわけだし。
なのにこういう話が出ると、周りもしらけるよね。
なら、来るなよって。
まぁ、実際氷室京介が震災の時にチャリティライブをした時に、元メンバーの松井常松がブログで。
「でも、少し寂しい。どうして、声を掛けてくれなかったのかと。僕一人の力なんて、決して大きなものではないけれど、でも、バンド時代の曲を演奏するというならば、微力ながらも協力したかった。
こんな時だからこそ、再び4人で手を握り合い、大いなる目的のために、協力し合うべきだと思った。それが僕らが出来る、最大限なことだと思ったから。アーティストとして、素晴らしい決断だと思う反面、一緒に活動を共にしていた仲間としては、残念でならない。」
引用元:松井常松ブログより
と語っている。
なんとも、勝手な言い分としか言えない。
あれだけ最後に氷室京介を裏切っておいて。
確かに4人集まれば、一部メディアと一部ファンは喜ぶかもしれないが、私の場合は、ある意味で復活してほしくないバンドなので、ショックを受けたかもしれない。
金銭的な面や、人気取りの為に再結成するバンドが多い中、今も伝説と語り継がれるバンド・ボウイであってほしいと望んでいるから。
氷室京介は言葉には出さないが、確固たる信念をもって音楽活動をしているなかで、昔のことはしっかりと記憶していると思う。
執念とかではなく、自分の音楽に対して、裏切らない。
それは昔のメンバーとではなし得ないことなんだろう。
布袋寅泰が氷室京介にあてたメッセージ
布袋寅泰は、氷室京介のLAST GIGSについてコメントを発表しています。
『氷室京介LAST GIGS』最終日を観させていただきました。
耳の不調と戦いながら、35曲をフルパワーで歌いきったボーカリスト魂、最後まで貫かれたストイックな美学に心震え、感動しました。ステージで歌う姿をもう観れないのはとても寂しいけれど、コンディションの回復を祈ると共に、これからの創作活動を楽しみにしています。
貴方と出会い、貴方の隣でビートを刻み、歌い、踊り、笑顔を交わせたことは、ギタリストとして最大の喜びであり誇りです。
心からの感謝と最大のリスペクトを込めて。ありがとう。そしてお疲れ様でした。
途中から、布袋寅泰のコメントは非常に氷室京介に対して敬意を払うようになりました。
途中と言うのは、うーん、何年か前からだろうか。
氷室京介がライブからの引退を表明してから、布袋は一緒に演奏させてほしいと共演を願っていたようですが。
最後のステージはせめて1曲でも隣でギターを弾かせてほしい』。そう願うのみ
何を甘えたことを言ってんのか。
ボウイの最後のLAST GIGSの打ち上げに参加しないで、最後の最後にひどい仕打ちをしたことを覚えていないのでしょうか。
氷室京介は、そのことをずっと覚えており、負けてたまるかと言う気持ちで、本当に一人で頑張ってきたのです。
ロスに移住し、自力で音楽を貫いてきた。
今更何言ってんだってことだろう。
ボウイは復活しない事でも伝説だ。
氷室京介は語らない
氷室京介は、ストイックな性格と男気のある性格なので、今更ボウイ時代についてとやかくいう事はない。
というか、あまり聞かない。
そりゃ、インタビューアがそういうことを振ると語ることはあるが、決して悪口とかは言わない。
確かに以前布袋寅泰が、吉川晃司とコンプレックスというバンドを組んだ時に以下のようにコメントしています。
「好きですか?って質問?」
「あんなことがやりてぇのかなと思うよ」
「いや、2人と言うか……あれが布袋の本当にやりたいことなのかなと思って。というかソロアルバムを出したじゃん。『GUITARHYTHM』を発表したのはわかる。で、あえてバンドを組んでああいう事をやる必要性って言うか、分からないよね。」
引用元:雑誌「宝島」のインタビュー
しかし、このコメントはかなり昔で今はほとんど何もコメントはしてないです。
と言うよりは、バンドの良さなんかをGLAYなんかには語ってますね。
バンドバツイチとか言っておちゃらけてますが、バンドの方が気持ちは楽だったのかも知れませんね。
結構若いミュージシャンと対談することもありますが、いつも優しい大先輩という感じで接しておられますね。
バンドのメンバーに裏切られても、それを表に出さずに、バンドの良さを話す。
たまには愚痴も言いたくなるだろうが、そのことは胸に秘めて。