おぐけんブログ 悠々自適の投資生活を目指して

主に経済に関する記事を扱います。経済ニュースや、投資信託、南アフリカについて、趣味のゴルフの記事を中心に書いています。

【サラリーマン書評】「暴虎の牙」柚月裕子~ガミさんが嬉しい。昔の任侠物語か

SPONSORED LINK

以前、「孤狼の血」と言う小説を読んだことがあります。

この柚月裕子氏が書いた物で、非常に面白かった。

 

正直主人公である大上章吾刑事には、なぜか惹かれる。

なんでだろうって感じがするが。

 

かなりやくざとつながりは深く、情報をもらっているし、また警察の内部の情報も流している。

 

しかしそれもあってか警察内の手柄は多く、上司もなかなか注意することもできない。

見て見ぬふりをしている。

 

怪しいと思いつつも、成果を上げる刑事をなかなか切れない。

 

ただ、悪徳刑事のようで、裏の世界や水商売、夜に働く人たちからの人望は厚い。

 

それが不思議と言うか魅力と言うか。

 

 

f:id:se-keneconomy:20200830181109j:plain


 

 

説明 注!ネタバレ

f:id:se-keneconomy:20200830182532j:plain

概要はと言うと。

 

大きく分けて、2つの時代での物語となります。

 

前半と言うか、およそ7割程度は、昭和57年の広島。

場所は、広島市と、呉原。

 

呉原から広島に出てきた沖虎彦。

幼馴染の三島考康と、重田元。

 

かれらはヤクザも恐れることなく、悪事を繰り返す今でいう半グレ集団。

 

しかし決して堅気の人には手を出さない。

毒牙にかけるのは、ヤクザか暴走族のみ。

 

そういうところが大上章吾が気になる。

この大上刑事は、広島北署の捜査二課のマル暴で、広島県内のやくざの中ではかなりの有名人。

 

最初に出会った喫茶店から、気になっている存在であり、裏で情報を集め、何かあると顔を見せるようになる。

 

沖虎彦らは、やがて呉虎会という半グレ集団を結成し、暴走族やヤクザと戦いを挑むことになる。

 

第二部というか、時は一気に変わり、平成16年。

 

舞台は、広島。

明石の暴力団も加わり、昔の仲間と再会し、またやくざともめることに。

 

しかし、時代が違いすぎる。

それでも沖は、舐められたら終わりや!という気持ちは変わらず。

 

しだいに。。。

 

前作の「孤狼の血」で、大上に最後託された日岡秀一刑事。

呉原東署のマル暴の刑事に。

 

前作からは信じられないような成長を遂げている。

 

大上二世にふさわしいふてぶてしさが加わり、いい味を出している。

 

読んだ時の感想

おもしろい。

ただそれがすべて。

 

今の時代とは違う昔。

 

と言っても、時代劇と言うのではない。

 

まぁやくざがはばを利かせていた時代と言うのでしょうかね。

特に広島はイメージ的にやくざが多いってありますよね。

 

現実はそうではないんでしょうが。

 

舞台は広島で、なかなか広島弁が随所に出ていて、雰囲気を醸し出してる。

f:id:se-keneconomy:20200830184124j:plain

 

最初は、沖っていう半グレ物に対して、嫌なイメージがあったんですが、徐々にそのイメージは変わってくる。

 

なんか、不思議な感じ。

 

やくざ者も2種類いて、男気のある任侠を大切にするヤクザ。

またまた、どうしようもないクズ人間が仕事なくてヤクザになったような奴。

 

クズのようなヤクザに対して、沖たちが繰り広げる攻防は、少し見ていてすっきりするところも。

 

しかし本当に面白いな。

 

なんだろうか。別にやくざ小説が好きとかいうのは全くないんですが。

 

この柚月氏のうまさなんだろうか。

 

とにかく面白い。

ここでネタバレはしたくないな。

みんなに読んでもらいたい。

 

で、第3作目を期待している。

 

って思ったら、実はこれが3作目ということに気が付いた。

 

第2作目は、「凶犬の眼」というのがあるらしい。

しまった。

 

これから読んでみます。

 

前作の「孤狼の血」は、大上章吾に役所広司

日岡秀一に松坂桃李

 

これ見たいな。

どんな感じになってんだろうかな。

 

しかし日岡秀一が松坂桃季って、これ本作のイメージと合うんだろうか。

少し心配だ。

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

文章は読みやすい。

しっかりと状況の説明があり、真剣に字を追わないと、重要な情報を見逃してしまいそう。

ただ、状況などが頭にはいり、理解しやすい。

 

◆意外度

意外度:2

意外度はあまりないかな。

ただ、この先どうなるのかということで、夢中になる。

推理小説や、サスペンスものではないため、そもそも意外度は求めていないから。

 

◆夢中度

夢中度:5

これはもう本当に夢中になる。

もう無我夢中って感じ。

あっという間に読んでしまった。

文庫本なのにもったいない。

時間をおいて、2回目を読みたいって感じだな。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:4

完全スッキリとまではいかないが。

ただ、小説として完結しているため、読んだ!って感じはする。

この先っというのは、あまりないのかな。

 

 

 

www.oguecolabo7.com

www.oguecolabo7.com

 

 

読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。