老後の資金というタイトルで、興味がわき買ってしまいました。
特にサスペンスでもなく、何か盛り上がりがあるでもなく。
ただ、結構切実であるある!って感じの、少しほのぼのするお話でした。
説明 注!ネタバレ
概要はというと、普通の主婦が、家族に起こるいろいろなことで、せっかく貯めていた資金を使ってしまい、不安になるって感じのお話です。
こういうとなんか面白くなさそうですが、意外と面白い本でした。
ただ、奥さんの人柄がよすぎというか、読んでいる方がイラっとするような駄目な夫にも、なんか優しく接してすごいなと。
娘さんの豹変具合も少しないなって。
読んだ時の感想
基本的には、少し老後に対しての備えは薄い方かなって思いました。
しかし、退職金が今後減らされるというのは、十分考えられ、それを当てにした老後設計は危険であることがうまく書かれていましたね。
あと、娘の結婚式が親の見えで盛大になるって、ありがちだなって。
今どきねって感じがしますが。
あと、親の介護やら、老人ホームの資金。
小姑との確執。
いやだいやだって感じ。
しかし現実にあるんですよね。
この辺が絶妙というか。
いろんな人が老後に不安を抱えて生きているんだなって。
一見したところ恵まれていると思っても、中身はわからないし、将来もわからない。
ホリエモンが言っていたが、30代から老後のことを考えてどうするんだって!
それも一理ありますが、備えあれば憂いなしですからね。
真剣に考えるというよりは、余裕があるときに積立投資しておくというのは、大切なことだと思いますね。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:5
もう非常に読みやすい。
登場人物も少なく、わかりやすい。
◆意外度
意外度:2
ほとんど意外性はなし。
娘さんのことも、隣の住民が出てきた時点で、ひょっとしてって想像がつきました。
フラワーアレンジメントの先生の事件が唯一ショッキングでしたね。
◆夢中度
夢中度:3
というわけで、夢中になれるほどではありませんでしたね。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:4
意外とハッピーエンドでよかった。
すっきり度はまあまあでした。
旦那も最後は少しだけ男らしかったかな。
もっと前からそうしろ!って言いたいところでしたが。