これ一時話題になっていた、タイトルを隠して売っていた本です。
タイトルは、「犯人はそこにいる」。
これは本当に多くの人に読んでもらいたい。で、警察に対してもっと怒りを持ってほしい。
これほどまで無能でよいのか?公務員でももっと能のないやつは、処罰が必要だと感じました。
犯人は捕まっておらず、警察も捜査していない。
説明 注!ネタバレ
概要はと言うと。
1979年から、1996年の間に、足利市と太田市で発生した4件の幼女連続殺人と1件の幼女不明事件。
逮捕されていた元幼稚園バスの運転手は、DNA鑑定により無罪となった。
一人の記者が執念で事件の真相を暴いていく。
ただ、警察や検察は保身に走り、真犯人を長い間野放しにした上に、更なる保身に走り、犯罪者を野放しにしている。
少なくとも4人の幼女を殺害した犯人は、今もノウノウと生きている。
なぜ、警察や検察は、純粋に犯人を捕まえようとしないのか。
この本を読んで、警察、検察、科警研に対する怒りしか湧いてこない。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:4
非常に分かり易く、丁寧に説明してくれていて、さすが記者と思う。
特にDNA鑑定の部分は凄く分かり易い。
◆意外度
意外度:3
正直、ある程度、警察とやらがドラマのごとく動かないんだろうなって言うのが、分かった。
意外性は少ないが、それでも腹が立った。
◆夢中度
夢中度:5
もう、本当に夢中になった。
事件の流れがどうなるのか。
これをどうやって、周りに薦めれば良いのか。
本屋さんの気持ちがよく分かった。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:1
さすがにスッキリはしない。
読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。