財政破綻論者って知ってますか?
あっ、それって財務省とかが言ってる、日本の借金がやばいってやつ?
まぁ、近いね。
しかし、財務省が煽ってるのは確かだ。
2021年11月に、財務省の現役事務次官である矢野康治氏が、「このままでは国家財政は破綻する」という論文を雑誌に寄稿した。
これで結構大騒ぎになった。
多くの識者は、アホな内容だと相手にしていません。
高橋洋一先生なんて、失笑してたからな。
しかし
一定数いる、日本の財政状況を懸念する人々からは、当然の内容だ!
という声が聞こえてくる。
経済同友会の桜田謙悟代表幹事などは、「書いてあることは事実だ。100%賛成する」と記者会見で述べていた。
この財政破綻については、私自身いろいろ調べて勉強して、日本の財政破綻はあり得ない。
煽っているのは、こういうネガティブなキャンペーンで、利益を得る人。
変質的な心配性、および、ペーパーテストでいい点とれるが元の頭は悪い人。
そういったところだという結論に至りました。
財政破綻論者の言い分
主な主張をいかに示す。
1980年代後半のバブル経済期でも、借金(財務省の言い方)は減らす、増え続けている。
今まで、減ったことがない。
今後も減ることはないだろう。
もし、日本の金利が上昇したら。
借金の増加は、もっと急速度で増していくだろう。
景気が良い時も、金利が低い時も、日本の借金は増え続けていく。
日本は少子高齢化。
出生率は低下し、人口は減り続け、高齢化は進む。
ということで、日本は今後勤労者世代は減り続ける。
高齢者が働いても、若い世代の収入よりは、はるかに下がる。
日本全体で所得が増えるのは、厳しい。
仮に、政府の施策が成功して、出生率が上がったとしても、成果が出るまでには20年以上の時間がかかる。
政府収入が増えるのは難しい。
経済成長を優先しないとと言うが、国家財政の収入が1.5倍にするには、制度的に増税を実施しなければならない。
コロナ危機の時には、借金増加が約100兆円。
コロナ前であっても、赤字額は40兆円。
景気がよいときでも30兆円程度。
税収は、景気がよいときで60兆円程度。
単純計算で、赤字がなくなるには、今の約1.5倍の収入が必要となる。
いくら経済成長しても、GDPと政府負債の比率が下がるというのは、ありえない。
日本の経済は、もうすでに成熟している。
いまから、経済成長は、今の日本ではありえない。
アメリカなどは、移民を多く受け入れている事。
企業がグローバルであることで、高成長が今後も見込まれるが。
そのアメリカにおいても、経済成長は、あくまで経済の話であり、財政赤字は財政の問題として、財政の枠組みの中で減らすという考えである。
財政支出の多くが、福祉に関するもので、日本の高齢化において、年金支出は大きい。
政府も、安定化措置を実施しているため、財政支出が膨らむリスクは抑えられてはいるが。
支給額を見ると、十分ではなく、生活保護費もあり、支出が増え続けることは間違いない。
医療保険問題もある。
最大の問題は、日本政府は、一度も借金を減らそうとしたことがない。
借金を減らす気がない。
上記の理由により、歳出は増え続ける。
破綻する以外の結果はありえない。
多くのネット評論家、有識者、さらに専門家であるエコノミストたちの中の多くが、政府によるバラマキを支持している。
バラまいている政府を支持しているのは国民だ。
だから、悪いのはつまり国民だ。
だから、国民、政治家、エコノミストらこそが、国を滅ぼす戦犯だ。
上記は、主に、慶應義塾大学大学院准教授の小幡 績(おばた せき)氏の言い分です。
というのが、財政破綻論者の言い分です。
借金が増える!という理由ばかりだな。
借金というのはイメージだと思うけど。
おかねが市場に流れるための仕組みが国債発行(借金)では。
財政破綻はないと考える人の言い分
さて、それでは、財政破綻はないという人たちの言い分は。
まず、先ほどの財政破綻論者の言い分では、「日銀が国債を買えば大丈夫だ」という視点の言い分がまったくない。
財務省も、
日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。
デフォルトとして如何なる事態を想定しているのか。
と言っている。
財政破綻があり得ないと言っている専門家は多くいるが、説明がわかりやすいということでは、経済学者の三橋貴明氏。
まず、基本的なことで言うと、誰かが借りないとお金を増えないということ。
これって、教えてもらうとすごくよくわかる。
当然、最初私もこんなこと考えたこともなかった。
聞いた時は、もうだい納得だ。
説明は難しいので、説明している動画を↓↓↓
あと、国債を発行して、市場に流通するお金を増やすと、ハイパーインフレになるという論理。
第一次世界大戦のドイツを持ち出すというパターン。
ドイツでは、戦争前からすでにインフレだったと言うことと、戦争により需要に対して供給が追いついていってない状況だったという特殊な状況だったと言うこと。
生産拠点を占領されたと言うこともあるそうだ。
その辺は知らなかったな。
1997年から家計の預金残高は増え続けていて、現在まで約200兆円増えている。
しかし、銀行に借りている融資額はというと、減っていっている。
どんどん企業は、銀行に返済していってる。
じゃ、この増えた200兆円はどこからきているのか。
誰の借入で増えたのか?
→→→ 政府が借りたから。
政府が国債を発行して、お金を作ったから、家計の預金が増えたということ。
政府がお金を借りているのは、国民の預金ではない。
日銀の当座預金だ。
政府が国債を発行しないと、世の中にお金が回らないということだ。
お金がどこから生まれるのか。
それが誰かの借金ということ。
債務残高が増えると騒ぐ人がいるが、基本政府の債務残高は増えていくものだ。
資本主義で、経済成長していくためには、政府が国債を発行しないといけないってこと。
過去に、日本は何度も財政破綻が取り沙汰されている。
今の債務残高はというと。
1995年時代からは2.7倍となってる。
これを見ると、結局いつ破綻するのかって?
いつ国債が発行できなくなるのか。
残高ではないということ。
しかし、日本はというと。
全然上がっていない状況だ。
逆にどんどん下がってきている状況だけど、財政破綻論者は、残高ばかり見て金利を見ていない。
国債の45%を日銀が持っている状態だが、以前は5%ぐらい。
この増加が日銀破綻論の根拠にもなっている。
日銀が持っている限り、国債を返済する必要がないというのが、破綻しないという理由にもなる。
破綻論者はここで、それじゃハイパーインフレになるぞって言ってくる。
しかし、ハイパーインフレになる条件が全くあってないんだそうだ。
次に来るのが、日銀破綻論。
日銀が国債を買い取って、その国債の金利により日銀自体が破綻するという論理。
確かに日銀は、金利を払っているのは確かだ。
しかし、日銀が持っている資産から比べると、金利の支払いは非常に小さいそうだ。
このまま日銀の資産が増えないとしても、150年は持つとのこと。
金利が上がったらという人もいるが、金利は市場金利と異なり、日銀が勝手に決める金利なので、その心配はない。
三橋氏の主張に対して、じゃ、無限に国債を発行するというのかっていう反論がくるそうだが、三橋氏はそれに対して「金利が正しい範囲内に調整しながらであれば、国債を発行し続けることができる」とのこと。
経済を発展させていく、資本主義のもと経済を発展させて行くには、国債を発行して市場にお金を流すことが必要とのこと。
この動画があります。
↓↓↓ 「国の借金1100兆円の大嘘」
破綻論を信じやすい国民
私がもっとも感銘を受けた書籍「サイコロジーオブマネー」
この本に、ネガティブな事柄ほど広まりやすいとある。
これはよくわかると思う。
コロナについても、「怖い!感染したら死ぬぞ!」と言った、かなりの恐怖心を日本人は持ってる。
しかし、ある程度わかると、インフルエンザとあまり変わりないということが、感染学者によりわかってきているが、日本はいまだに恐怖心でいっぱいだ。
メディアや、一部の人により、恐怖心が煽られている。
財政破綻についても、破綻!破綻!と言っておいた方が、メディアも喜ぶ。
また、恐怖を求めている一部の国民(一部と言いつつこちらの方が多い)によって、訂正されないで広がり続けている。
破綻しませんよ!って言っても、メディアでのインパクトがないからね。
しかし、大抵の場合、それほど深刻にはならない。
もう昔から、財政破綻するぞ!するぞ!って言われているが、いつするんだ?って。
煽られないで、きちんと自分で考えてみよう!!!