システムエンジニアという職業は本当に大変です。
世間一般ではパソコンに向かって黙々と作業をしているイメージとかあるのかな。
システムエンジニアと一言で言っても、その中にはプログラマーを含めている場合もあれば、プロジェクトマネージャを含めて言う場合もあります。
プログラマー専門って言うのは、ほんとに一握りで、同時に要件定義やら設計、チーム間調整をしたりする人がほとんどでしょう。
システムエンジニアとは
もう一般的になってきているので、今更説明も要らないと思いますが。
システムエンジニアと言っても、なかなか一言では言えないんですよね。
私の場合は、各業種のお客様から、こういうシステムを作りたいという要望を頂き、それをシステムという形で提供するというものです。
非常に一般的なシステムエンジニアです。
業種はというと、今までやってきたのは、保険業界やら鉄道系。不動産関係や銀行系などなど。
本当に様々です。
所属するグループによりある程度は決まってくるんですが、プロジェクトの都合で所属する組織も変わる場合があるので、それにより担当する業種も変わってきます。
最初は結構プログラマーとしてプロジェクトに参加するのですが、経験を積むたびに徐々に他の作業もするようになります。
上流工程と言われる、いわゆるお客様から要件を聞き、実現方式を提案するようなこともします。
また、プロジェクトマネージャとして、プロジェクト全体をまとめることもあります。
そうなるとプログラムを書くというのはほとんどなくなります。
最近は、開発は他の会社の人にお願いすることが多いですね。
私の今の仕事はどちらかと言うとプロジェクトマネージャとしてプロジェクトに参加することが多いです。
もう何年もプログラムは書いていません。
要件定義などはプロジェクトの管理作業と並行してやることは結構あります。
その時には当然、お客様のところに伺い話を聞いたりします。
もちろんプロジェクトマネージャとして、担当と一緒に同行はします。
プロジェクトマネージャは全体を把握しておく必要があるため、打合せには必ず出席します。
その場で判断を下す場合も多いです。
なかなか大変な仕事です。
新3Kともいわれる激務は
新3Kと言われることもありました。
確かに残業と言うのは非常に多く、定時で帰ること自体が珍しいことでした。
たまに定時で帰ると何していいのかわからなくなったりもしましたからね。
夏とか帰るときに明るいとかなりの違和感がありました。
まるで昼から帰るような感じで。
ただ、最近は働き方改革やら、損益重視ということもあり、もう計画を立てる時点で定時作業を前提としています。
だから残業をしているというのは、効率が悪く仕事ができないと評価されるようになりました。
また、プロジェクトマネージャとしても、部下が残業しないとできないような計画を立てた、プロジェクトを管理できない駄目なリーダーという評価になることもあります。
従って最近のシステムエンジニアは、それほど残業は多くないと思います。
ただ、進歩の激しい業界であるため、いろいろ勉強しないといけないこともあり大変ですからね。
子供には勧めたいとは思いませんね。
他プロジェクトへの支援
とまぁ、システムエンジニアの説明をざっとしましたが、まあいろいろなところへ行くことが多い。
プロジェクトにもよるんですが、短いと3カ月程度。
長いものになると数年と言うものもあります。
3カ月というプロジェクトだと、もうあっという間にプロジェクトチームは解散して、次のプロジェクトへ突入となるわけですが。
今はこういう短期のプロジェクトが多いので、本当にいろんな人と仕事をすることになります。
当然プロジェクトが変われば、メンバーも変わりますからね。
ポジションはおよそプロジェクト管理系にはなりますが。
今回もプロジェクトマネージャの支援ということで、別のプロジェクトに行くことになりました。
しかしやはりこれってなかなか大変なんですよね。
支援に行くのでも、望まれていく場合と、単に上長が危険だと判断して支援に行かせる場合といろいろあります。
チームから望まれていく場合には、相応の対応がされるんですが、上長の判断で行く場合には、チームメンバーからしたら、何しに来たんだ?っていう雰囲気の場合も多々あります。
すごくやりづらいんですよね。
現場としてはきちんとしてるやんっていう意識があるんでしょう。
ただプロジェクトと俯瞰してみている上長からすれば、危険な兆候があるため、事前に立て直しをしておこうとなるわけです。
今回は後者の方で、なかなか厳しいです。
情報の連携は一応はするのですが、それ以降の情報がなかなか来ない。
プロジェクトの状況を見てみると、リスクとして考慮すべき点はあり、それは忠告はするのですが、支援作業範囲外であると、たんにおせっかいになりますから。
システムエンジニアは、コミュニケーションが非常に大切です。
こういうところでも、円滑に作業を進めていく必要があります。
時にサラリーマンとして、嫌な相手にでも丁寧な対応で、情報を引き出していく。
上に行けば行くほどそういうコミュニケーションは必要となります。
これが仕事ですから。
何言われても、嫌みを言われても、仕事をまっとうする。
正直仕事をしてる上で、自分の感情で人に接すること自体が、まだまだだなって思います。
プロジェクトって、チーム一丸となってお客様に最高のシステムを提供する。
これがプロジェクトの成功となります。
その中で自分の好き嫌いだとか、プライドとか関係ないんですよね。
そりゃ、時に感情的になったりすることもありますが、会話する必要があれば、当然感情を殺して会話します。
意外とシステムエンジニアって、コミュニケーションと言うか人との折衝が大切だってわかりましたか。
ずっとプログラムを書いているときの方がはるかに楽だって思う時もありますよ。
プログラムを書くにしても、本当はコミュニケーション能力が必要なんですが、設計書があればとりあえず黙々と作業を進めることができますし、プログラマーとしての能力さえ発揮していれば、多少のコミュニケーション下手でも許してくれることが多いです。
しかし、やはりシステムエンジニアとしては、プロジェクトマネージャを目指しますよね。
3月末までの支援ですが、大変です。
頑張りますが。。。