新型コロナウィルスの世界規模の感染拡大で、世界的に経済は冷え込んでいます。
NYダウは大幅下落で、ブラックマンデー以来の下落幅を見せています。
もう10年に一度のショックを通り越しているかもしれませんね。
しかし、今の自分の状況を見ると、ここ数年で起こった経済ショックの時と全く変わって見えます。
なんというか余裕があるというか、のんびりと今の状況を見ていられるという。
2015年末から2016年初に起こった世界同時株安
この時は本当に日々つらかったことを思い出します。
あの時は本当にいろいろ重なりましたね。
中国の経済失速。
フォルクスワーゲン社の排ガス不正問題。
中東では、1月3日にサウジアラビアとイランが国交を断絶し、その後、シリアで空爆が進みました。
おい、こんな時に何やっとんねんって突っ込んだ記憶があります。
世界中で悪いことが一斉に起こったような感じで、2015年の11月くらいから少しづつ株価が世界的に下落するという流れになってきました。
この頃は、日本ではアベノミクスで株価が上昇を繰り返しており、みんなが浮足立っていたころだと思います。
私も本来手を出してはならない信用取引に手を出していました。
株価が下落する中で、追証を迫られた記憶があります。
この時の経験があり、どんなに景気が良く、株価が上昇している時でも絶対に信用取引に手を出したら駄目だと強く思うようになりました。
南アフリカランドの下落で
株価の下落で、信用取引で購入していた株が値下がりしましたが、その分は少しでもプラスの株を売却して、なんとか収めることが出来ました。
正直言うと、少しマイナスの株も売却する羽目にはなりましたが。
しかし、本当につらかったのはやはり南アフリカランドです。
今の堅実な投資スタイルは、この時の教訓を生かしているからです。
この時の失敗が今のスタイルを確立したと言えます。
ちょうど年末でしたね。
あの時はポジションを今では考えられないぐらい持っていました。
証拠金維持率は、250%~300%程度。
今から思うとよくこんな証拠金維持率でポジションを持っていたなって思いますね。
始めた頃は150%程度でしたから、当時はこれでもかなり頑張っていたと思っていました。
しかし、日々為替を見るたびに下落していくのを見ると本当に気が気でない思いがしました。
今はうるおぼえですが、当時は10円台のポジションを持っていたと思いますが、それが9円台に落ち、8円台にまで落ちた時には、これはやばいという思いがかなりしていました。
当時はスワップポイントが入っても、その半分ぐらいを引き出していました。
本当はスワップポイントは証拠金維持率を上げるために保留しておくべきなのですが、そのような思考が当時はできませんでした。
年末は7円台にまで落ちていて、正月休みも気になって仕方なかったのを今でも覚えています。
悪循環で、仕事中にもしょっちゅう為替の動向を見ていたと思います。
常に気になり、少しでも上がればほっとするんですが、次見た時に下がっていれば、気になって仕方ない。
本当につらい日々でした。
1月に入っても下落が止まりませんでしたね。
寒い中子供たちを公園に連れていくのですが、公園にいるときにも、ロスカットが頭に浮かび憂鬱でした。
証拠金維持率も100%を切り、ロスカットされる寸前でうろちょろしていた時には、本当に夜も眠れませんでした。
夜中に何度も起き、為替を確認したほどです。
もうやばいと思った時に、少しづつ損切りをしていきました。
もちろんロスカットほどではないにしろ、かなりの損失は覚悟の上です。
朝スマホが鳴るとびっくりして起きるぐらいでしたからね。
当時は本当にきつかったのを覚えています。
2016年1月11日だったでしょうか。
日本は祝日で休み。
世界の為替トレードは動いている日でした。
その朝に劇的に下がりました。
なんとかポジション調整をしてた時でしたが、その時6.3円程度まで下落し、最安値を更新しました。
もうこれ以上は無理だと考えた時でしたが、その時から相場の雰囲気が変わりました。
なんだろうか、今までのちょこっと上がるというのが違う感じがしました。
これは反転したなっていうのがビシビシと伝わってくるというか。
その日も朝から近所の公園で子供たちを連れて行っていたのですが、為替のチャートを見ていてもなんか気持ちが穏やかになる感じがしました。
定期的にチャートを見ても、ぐいぐい上がってくる勢いを感じました。
やっとつらい日々から解放されたという、なんとも言えないほっとした感じが。
その後は、本当に回復しましたね。
辛い日々が本当に終わりました。
それまでの辛い日を再度思い起こし、反省するタイミングを得たのです。
最終的な損失は
この時の最終的な損失は。。。
まぁ、それまでの2年分ぐらいの利益が吹っ飛んだというべきでしょうか。
投資・運用で得た利益なので、元本で言えば減ってはいないのですが。
得た利益は、必要なものを買ったりと使っていたので、それを差し引いて再投資に回していた資金が吹っ飛んだということです。
だから、いい授業料を払ったと考えることができました。
元本を減らすことがなかったので、一安心です。
今の状況はというと
このことがあってから、私の投資スタイルは堅実の一言に尽きます。
調子が良い時も、いつ反転するかわからない。
それを身をもって学びました。
為替(FX)は続けていますが、証拠金維持率はいつも高く維持しています。
レバレッジは2倍~3倍。
それ以上はもうリスクと考えています。
南アフリカランドは、生涯の付き合っていくべき通貨として、更に勉強を重ねています。
今回の下落においても、まだ十分な証拠金維持率を保持しています。
スワップポイントは、ほとんど手を付けず、定期的に投資信託へ移動させたりしています。
年間で言うと、出金は10%にも満たないです。
今は6円台となっていますが、このような状況なので頑張っている方だと思いますね。
今後5円台も来るときがあると思いますが、それと同時にアフリカの時代も近いうちにやってくると思います。
そうなると、日本よりはアフリカでの経済発展がすごい状況になっていると思います。
ランドも急上昇でスワップポイントをはるかに上回る利益が期待できるかもしれません。
まぁ、今回の世界同時株安、為替の変動においても、安心してみていられるのは、2016年の出来事があったからです。
このような出来事は、これから投資を始める人には知っておいてもらいたいですね。
為替だけではなく、株式投資においても学ぶべきことは多くありました。
信用取引は絶対やってはダメ!
これは本当に痛感しましたね。
みなさん手を出さないようにしましょうね。
あれは本当に危険です。