最近、また海外作品を読むようになりました。
日本の小説の方が読みやすくて、頭に入りやすいのですが。
洋書は言い回しとかが独特で、少し理解が難しいところがありますが、いい小説が多いのも確かですから。
もっとこういう本をまた読んでいきたいかなって。
説明・あらすじ
海沿いの町ケープ・ヘイヴン。
30年前にひとりの少女が命を落とした事件は、いまなお町に暗い落としている。
自称無法者の少女ダッチェスは、30年前の事件から立ち直れずにいる母親と、まだ幼い弟とともに世の理不尽に抗いながら懸命に日々を送っていた。
町の警察署長ウォークは、かつての事件で親友のヴインセントが逮捕されるに至った証言をいまだに悔いており、過去に囚われたまま生きていた。
彼らの町に刑期を終えたヴィンセントが帰ってくる。
彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスとウォークを巻き込んでいく。
そして、新たな悲劇が。。。
苛烈な運命に翻弄されながらも、彼女たちがたどり着いたあまりにも哀しい真相とは?
人生の闇の中に差す一条の光を描いた英国推理作家協会賞最優秀賞
解説:川出正樹
読んだ時の感想 注!ネタバレ
なかなかのボリュームがあります。
読むのにかなり時間がかかりました。
確かに分厚い本ですが、しっかりと読みたくなるような本でした。
アメリカの小説を読んでみるとわかるんですが、日本と違い、貧困層というか国民性というか。
退廃的でかなり生きづらく、全く住みたいと思わないことが多いですね。
ドラッグ、アルコール、DVや幼児虐待、いじめなどなど。
閉鎖的な社会がなんとも暗い感じがする。
一般的な家庭においても、陰湿な険悪さがあり、一般家庭で育ちながら人をいじめる性格の悪さが出てくる。
ダッチェスをいじめる子供が多いことにびっくりする。
大人の多くが、不親切であることにびっくりするが、まあ小説ということもあるだろう。
日本の品のない小説では、同じようなクズな大人がかなりの頻度で出てくるからな。
まともに子供を可愛いとみる大人はおらんのかいって。
人はある程度の知能がない人には性欲を抑える手術を国が率先してやるべきかと思ったりもする。
犯罪の多くが性欲に起因することを考えると、誰かが提案してもいいかと思うが。
しかし、また人権だのいう人が出てくるんだろうな。
子供が犠牲になっていても。。。
読んでいて、気分が落ちてくるが、サスペンスとしては面白いかなって感じでしょうかね。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:2
なかなか読みづらかったかな。
なんだろうか。
意味あるところなのか、そうでないのかが分かりづらく、すべての文章を真面目に読見ました。
普通は、意味ないようなところは読み飛ばすんですが。
◆意外度
意外度:4
最近おおい、もう意表をついてきたなって言うのではなく、少しづつ。
というか。
良質な意外度みたいな感じが。
したがって、少しパンチはないかな。
◆夢中度
夢中度:4
読みにくいながらも常に読んでいるという感じでした。
常に手元に置いておき、少しづつ読んでいました。
夢中になれたいい作品かと。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:4
これがハッピーエンドなのか。
それとも。
しかし、形としては1番スッキリするのか。
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読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。