おぐけんの経済研究所

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格付会社の表記法について

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格付会社の信頼性は、リーマンショックの時に明らかになりました。

要するに当てにならないと。

ファンドマネージャーとサラリーを比較するだけでよくわかると思います。

ところで、今回は格付け会社の表記法について説明したいと思います。

 

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そもそも、「格付」には様々なものがあります。

一般的には、専門の第三者機関である格付機関が、企業等の安全性の度合いを分析し、その結果をアルファベット等の単純な記号で表現します。

 

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格付け機関

格付機関のうち、金融庁長官がその格付実績、人的構成、組織、格付けの方法及び資本構成その他発行者からの中立性に関する事項を勘案して、指定したものとして今日現在、「指定格付機関」として以下の5格付機関が指定されています。

 

  1. 株式会社格付投資情報センター(R&I)
  2. 株式会社日本格付研究所(JCR)
  3. ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(MDY)
  4. スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)
  5. フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)

 

特に有名なものは、皆さんご存知の通り、ムーディーズS&P、フィッチですよね。

格付の表記方法

格付の表記・符号は格付機関毎に異なります。

以下に格付会社毎の表記法を記述しますが、上位のものほど、格付機関の評価が高い事を示しています。

また、格付けについては上位に近い場合、「+」や「1」等の記号が付加され、下位に近い場合、「-」や「3」が付加される事があります。

1.格付投資情報センター(R&I)の場合

AAA(トリプル・エー)
AA+(ダブル・エー・プラス)
AA(ダブル・エー)
AA-(ダブル・エー・マイナス)
A+(エー・プラス)
A(エー)
A-(エー・マイナス)
BBB+(トリプル・ビー)
BBB(トリプル・ビー)
BBB-(トリプル・ビー・マイナス)
BB+(ダブル・ビー・プラス)
BB(ダブル・ビー)
BB-(ダブル・ビー・マイナス)
B+(ビー・プラス)
B(ビー)
B-(ビー・マイナス)
CCC+(トリプル・シー・プラス)
CCC(トリプル・シー)
CCC-(トリプル・シー・マイナス)
CC(ダブル・シー)
D(ディー)

2.日本格付研究所(JCR)の場合

AAA(トリプル・エー)
AA+(ダブル・エー・プラス)
AA(ダブル・エー)
AA-(ダブル・エー・マイナス)
A+(エー・プラス)
A(エー)
A-(エー・マイナス)
BBB+(トリプル・ビー)
BBB(トリプル・ビー)
BBB-(トリプル・ビー・マイナス)
BB+(ダブル・ビー・プラス)
BB(ダブル・ビー)
BB-(ダブル・ビー・マイナス)
B+(ビー・プラス)
B(ビー)
B-(ビー・マイナス)
CCC(トリプル・シー)
CC(ダブル・シー)
C(シー)
LD(エルディー)
D(ディー)

3.ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(MDY)の場合

Aaa(トリプル・エー)
Aa1(ダブル・エー・ワン)
Aa2(ダブル・エー・ツー)
Aa3(ダブル・エー・スリー)
A1(エー・ワン)
A2(エー・ツー)
A3(エー・スリー)
Baa1(ビー・ダブル・エー・ワン)
Baa2(ビー・ダブル・エー・ツー)
Baa3(ビー・ダブル・エー・スリー)
Ba1(ビー・エー・ワン)
Ba2(ビー・エー・ツー)
Ba3(ビー・エー・スリー)
B1(ビー・ワン)
B2(ビー・ツー)
B3(ビー・スリー)
Caa1(シー・ダブル・エー・ワン)
Caa2(シー・ダブル・エー・ツー)
Caa3(シー・ダブル・エー・スリー)
Ca(シー・エー)
C(シー)

4.スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)
の場合

AAA(トリプル・エー)
AA+(ダブル・エー・プラス)
AA(ダブル・エー)
AA-(ダブル・エー・マイナス)
A+(エー・プラス)
A(エー)
A-(エー・マイナス)
BBB+(トリプル・ビー)
BBB(トリプル・ビー)
BBB-(トリプル・ビー・マイナス)
BB+(ダブル・ビー・プラス)
BB(ダブル・ビー)
BB-(ダブル・ビー・マイナス)
B+(ビー・プラス)
B(ビー)
B-(ビー・マイナス)
CCC+(トリプル・シー・プラス)
CCC(トリプル・シー)
CCC-(トリプル・シー・マイナス)
CC(ダブル・シー)
C(シー)

5.フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)の場合

AAA(トリプル・エー)
AA+(ダブル・エー・プラス)
AA(ダブル・エー)
AA-(ダブル・エー・マイナス)
A+(エー・プラス)
A(エー)
A-(エー・マイナス)
BBB+(トリプル・ビー)
BBB(トリプル・ビー)
BBB-(トリプル・ビー・マイナス)
BB+(ダブル・ビー・プラス)
BB(ダブル・ビー)
BB-(ダブル・ビー・マイナス)
B+(ビー・プラス)
B(ビー)
B-(ビー・マイナス)
CCC+(トリプル・シー・プラス)
CCC(トリプル・シー)
CCC-(トリプル・シー・マイナス)
CC(ダブル・シー)
C(シー)

 

格付けの将来の方向性(半年~2年程度の間に、どちらの方向に向かう可能性が高いか)をアウトルック(見通し)といいます。

格上げの可能性が高い場合、「ポジティブ(強含み)」、当面の間、変更される可能性が少ない場合には「安定的」、格下げの可能性が高い場合には「ネガティブ(弱含み)」などと表現されます。


参考までに、R&I、JCR、S&Pが用いている格付記号はFitchが考案したものです。

 

また、上記の格付記号は発行体格付及び長期債務に対して用いられているもので、短期債務や中小企業の発行体格付などには、別の記号が用いられています。

 

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