大幅反発したと思ったら次の日には大幅下落。
この繰り返しですね。
もうパターン化されてるみたいで、実売数これだけで儲けられるんじゃないかと錯覚してしまいそうですね。
今回の下落の一つの要因は、明らかに原油価格の下落ですよね。
いったいどこまで下がるんだって。
NYダウは2万ドル割れ
18日のアメリカ市場は、新型コロナウイルスの感染拡大の懸念により大幅下落しました。
NYダウは、前日終値比で1338.46ドル安の1万9,898で終了しました。
終値での2万ドル割れは、実に2017年2月以来となり、トランプ大統領が就任したときに2万ドル超えましたが、それを全て吐き出した形となります。
NYダウは、前日、政府の景気支援策への期待で、1,048ドル上昇となっていました。
しかし、新型コロナウイルスの世界の感染者数が、累計で20万人を突破したことにより、感染拡大のピークが見えないとの不安から、再びリスク回避姿勢が再燃しました。
18日の取引中には、中盤でサーキットブレーカーが発動されました。
発動は今月で4回目となりました。
原油価格が20ドルを割る
原油価格がえらいことになってますね。
18年ぶりの安値圏での推移となりました。
20ドルを一時的にも割る形となりましたからね。
下落の原因は、需要急減やサウジアラビアとロシアの対立。
WTIの清算値(株価でいう終値)は24.4%安の1バレル20.37ドルとなりました。
この状況で、投資家は安全性の高い現金に資金を移していると言われています。
原油の先物を今買ってるんですが、昨日の晩に、ロスカットレートを18ドルに下げました。
朝起きてチャートを見てみると、20ドルを割ったところで反発していました。
少し冷や汗でしたね。
またロスカットの後の反発かと思いました。
原油価格ですが、これは下がりすぎると、産油国みんなが苦しみます。
消費者以外では、百害あって一利無し。
我慢比べですが、自分達でクビを締めてる状況です。
反転のきっかけは意外と
なんか反発しそうで、ずるずると下がってますね。
大幅反発すると、やっと底付いたかなって思うんですが、次の日にはまた下がる。
いつまで続くのか。
明けない夜はない。
株価の底値が見えない状況ですが、日系証券筋は。
「感染ペースの減速や治療薬開発の進展、原油相場持ち直しなど、何らかのきっかけがあれば反転の可能性は十分ある」
と指摘しています。
ドル円は上昇 ランドは少し下落
為替はと言うと、ドル円は意外にも上昇してますね。
108円台に行ったり来たり。
なんか意外ですね。
こんな時には結構円高にいくんですが。
南アフリカランドは少し下落してます。
なんか6円台前半が定着してきて、嫌な感じなんですが。
今日(3/19)、政策金利の発表があります。
6.25%を6.0%に下げるのではとの憶測が流れています。
アメリカの金利が大きく下がったので、この程度の下げでも、まだランドのスワップは美味しいと思いますが。
しかし、こんな状況なので、気をつけて下さいね。
南アフリカランドも底かと思ってると、まだ次の底が待ってるかもしれませんからね。
短期トレードの買い玉が貯まったところで、それを狩りに次の攻撃が始まるかも。。。
韓国経済はかなりピンチ
お隣の韓国は、今のこの状況でかなり苦しくなっています。
韓国の貿易依存体質は、もう周知の事実。
主力産業である半導体、自動車、石油化学、電子などで、輸出が大幅に減っています。
貿易依存度が75%であるため、韓国の経常収支も3月には赤字に転落すると予想されています。
韓国の有識者は、次のように述べています。
「新型肺で世界的なドル不足、韓日と韓米の通貨スワップ拒否、韓国の短期対外債務比率上昇、75%と韓国の高い貿易依存度、そして新興国のデフォルトなど国際金融市場の不確実性が増加している。最も重要なのは韓米・韓日通貨スワップ締結だ。速やかに外貨準備高を2倍に拡大して備えなければならない」
まぁ、お隣だけではなく、日本もやばい状況であるのは事実ですが。