おぐけんブログ 悠々自適の投資生活

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【サラリーマン書評】「ソウルケイジ」誉田哲也~なんか暗くなる、悲しい事件でしたね

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今回は、「ソウルケイジ」。

誉田哲也氏の作品です。

 

前の前に読んだ「ノーマンズランド」。

でそこで、姫川玲子シリーズに少し興味をもち、前回「ストロベリーナイト」を読みました。

まあ、そうなると、次の作品も読みたくなりました。

で、ストロベリーナイトの次の作品である「ソウルケイジ」。

しかし、この誉田氏の小説は、少し描画がエグいですね。

少し気分が暗くなります。

堂場瞬一氏の小説も、刑事物で、姫川玲子同様に、小野寺冴刑事が出ますけどね。

雰囲気というか、違いますね。

しかし、小説自体は面白いですよ。

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説明 注!ネタバレ

概要はと言うと。

 

 

工事現場で、父親を亡くし、施設で育ってきた三島。

そんな彼には、おやっさんと呼べる恩人がいた。

 

そんなおやっさんと呼んで慕っていた人物が、ある日、放置された車の荷台から手首だけという遺体で見つかった。

指紋・血液型と、 手の傷により本人と特定された。

 

バラバラになった遺体はどこに。

捜査していくうちに、体も見つかり、DNA検査で同一の遺体であることが確認できた。

しかし、事件を追うごとに、不可解な謎が。

二人の異なるタイプの刑事が、それぞれの手法で真実に近づいていく。

 

この人の小説に出てくる人は、ちょっと極端で、虐待されてたとか、愛情ある家庭でなく、愛情に飢えているとか。

そもそも愛情を知らずに生きてきたとか。

そんな人物が多い。

まあ、だから犯罪を犯すんだとは思うけど。

 

でも読んでいて、なんか別世界すぎて、読んでいてすごくブルーになる。

面白いんですけどね。

 

 

読んだ時の感想

まあ、建設会社のイメージって悪いよなって。

まあ、これもイメージですけどね。

実際はそんなことなく、真面目な業界だとは思うんですが。

いい建物を作ってますから。

ただ、裏で談合とか、ブラックな環境とか、なんかドロドロしてそうなところはあるのかなって。

 

それはさておき。

この本はというと、たしかに面白い!

それは断言できます。

夢中で読んでしまいました。

 

次の本が読みたくて、早く読んだという面もありますが。

 

主人公の姫川玲子。

醍醐味は、あのひらめきかな。

何気なく考えてる時に、あれっ?何この違和感!って感じで。

そこでピーんときて、突き進む!

 

欠点は、そこに確固たる裏付けがないこと。

勘で動く。

この辺が、危ないとか、方針に合わないとか、そういうふうに敬遠されたりもする。

成果を出してるから、歯痒い思いをしながらも、周りは動く。

それでも、姫川玲子の予想通りとなる。

 

小説の定番ですかね。

ま、でもそれが面白いですがね。

 

さて今回はというと。

正直、姫川玲子と菊田刑事の恋愛話はいらない。

もう、それは邪魔でしかないし。

恋愛小説読みたかったら、そっち系読むわ。

 

実はストロベリーナイトでも思ったけど、あまりにも感化されやすい人が多いって。

そんな自分が殺されるかもしれないイベントに参加するか?

そこへの敷居はとてつもなく高いぞ!

1回目は仕方ないとしても、2回目は絶対ないわ。

もうありえない。

 

今回も、自分で?ありえないわ。

もう絶対ないわ。

この感覚はない。

信じられへん。

 

今回は勝俣刑事が出てこなかったのが、ちょっと残念かな。

意外と個性があって、好きなんだけどな。

「この田舎もんが!」って言われそうですがね。

勝俣刑事ってのが、また姫川玲子と相性がわるい。

前回のストロベリーナイトでは、最終的には手柄を持っていかれましたからね。

最後の病室での会話は、少しほんわかしましたが。

2人とも、根は刑事ですからね。

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:3

時に別の視点で、語ってくれるので、その辺は嬉しいかな。

登場人別もそんなに多くないし。

 

◆意外度

意外度:4

これは、意外度はいい感じでありますね。

ストロベリーナイトみたいに、最後の方までわかりませんでしたね。

しかし、ほんまに可能なの?っていうのはありますが。

 

◆夢中度

夢中度:5

面白かったな。

今回も前作同様に夢中で読んでしまいましたね。

わずか2日で読みましたね。

もう新品で買うのはもったいないです。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:2

せめて生きていて欲しかった。

死んでいたので、残念ながら、この評価で。

あと、残った二人はどうなったんだろうか。

気になるわ。

だろって。

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。