結構電車に乗っていると、塾に通っているのか、塾の鞄を持って電車に乗っている子供たちをよく見る。
みんなが遊んでいる時に、勉強ってすごいなって思う。
電車で通っていること自体も、日本的と言うか。
治安もそうだし、子供だけで電車に乗り塾通い。
もうサラリーマンみたいだなって。
しかし小学生って、本当のゴールがわかっているのだろうかって、ふと思う。
いい学校に入る。学校と行っても、いい中学校に入ることこそがゴールになっていないのだろうかと心配になったりもする。
なぜ小さいころから勉強するのか
そもそもなぜ勉強するのか。
もちろん、知識をより多く得るためというのが大きいと思うが。
それは義務教育として、学校で教わる最低限の事だと思う。
しかし、塾に通い勉強している子供たちは、更にその上をいき、難しい問題を解いている。
必要な知識というよりは、本当に頭を鍛えているという感じだろう。
本屋さんで一度中学受験の参考書を見たことあるが、三角図形やら、やたらと難しい問題が並んでた。
あと、社会も、もう既にとうの昔に忘れているような、産業やら歴史やら。。。
今やネット時代で、それを記憶していても、それほどのメリットはないと思ったりもするが。
要するに知識を頭に蓄えるより、いかに情報を取得し、以下にその情報を駆使して結論を導き出すかが、最近の頭の良さってことになると思う。
まあ、しかし、いい中学校に入るとなると、中学受験をする必要があり、そのためには問題を解く訓練をしないといけない問うので、みんな頑張ってるんだろう。
人生のゴールを考えると
なぜ、必要最低限の知識以上の勉強をするのか。
それが、いい中学に入るとか、いい高校に入る。
いい大学に入るというのでは、何の意味もない。
人生の目標。
やはり、より楽しい生活をおくる!
これが人生の目標だろう。
そこから、逆にそのプロセスを考える。
もしそれがいい会社に入るというのであれば、そのためにいい大学に入る。
同時にスポーツもする。
いい大学に入るためには、いい高校に入る。
いい高校に入るためには、いい中学に入る。
ってことで、中学受験を頑張るってことになる。
楽しい生活をおくる!
それが自分の好きなことをするのが一番と言うのであれば、そこに突き進むのも当然あり。
例えばスポーツ選手だとか、○○の仕事とか。
それが明確でないなら、とりあえず選択肢が広がるように中学・高校は一生懸命勉強するというのもあり。
それを一番私としては推奨するが。
勉強をして選択肢を広げておく。
スポーツ選手を目指さない限り、高校ぐらいまではそれでいいと思う。
スポーツ選手を目指すなら、少なくとも高校を選ぶ時から、その辺を重視した選択をした方がいいと思う。
野球なんてもろそうだよな。
強い高校に行き、甲子園を目指し、プロにスカウトされる。
これが一番の近道だと思う。
近道と言っても、それまでの道が険しんだけどね。
大半の人は、人生を楽しく!ってなると、いい会社に入り、いい給料をもらい、生活するというのが、結局人生を楽しく!ってイメージわきやすいんだろう。
となると、さっき言ったように、いい大学、いい高校って感じになるんだろう。
しかし注意が必要なのは、人生を楽しく!っていう最終ゴールを考えると、いい会社に入るのがいいのか。
例えば、中身がなく試験勉強し課していなかった人間が、いい会社に入っても活躍できるのか。
いやいや、そんな甘いもんじゃない。
コミュニケーション能力だとか、問題解決能力。
チームを作る能力など、学校では必要としていなかったスキルが結構必要となる。
結構と言うか、会社で頑張ろうとするとむしろそっちの方が大切だ。
矛盾が発生するが、企業が採用する人は、どうしてもいい大学ということになる。
しかし会社にはいると、学力以外の能力が必要となる。
矛盾してるなって。
だから、学生は勉強しつつ、コミュニケーション能力など、社会で役立つスキルを身に付ける必要があるんだが。
それがなかなか難しい。
だから、結構いい大学+スポーツクラブでの活躍ってことを重視するんだろうな。
学生時代に、社会で必要なスキルと言うのは、意外とクラブ活動で養われたりするもんだから。
学校では同じ学年での活動が主だが、クラブ活動は先輩・後輩の関係が重要となる。
会社も結局そうだからな。
しょぼくても先輩は先輩。
リーダーはリーダーだから、尊敬できないからあいつのいう事は聞かないなんて、社会では成り立たない。
尊敬はしなくても、チームとしては規律を重んじて、チームの為に頑張らないといけない。
これはまさしくスポーツと同じだ。
勉強だけではスキルは身につかない
だから、勉強を詰め込むというスタイルは、もう考え直すべきだと思う。
もちろん、頭のいい人を育てるというのは、日本にとっても必要だと思う。
文武両道の人間なんて、そういるわけもなく。
一生懸命机にかじりついて勉強する。
将来学者となって、なにか課題について研究する。
そういう人も当然必要となる。
不器用で人づきあいが悪いが、偉業を達成した人はいくらでもいるから。
でも、結局はその人は、その人の人生の楽しみのためにそうしてきているんだから、ゴールはしっかりしていたというわけだ。
塾の中でも、仲間ができ、いろいろ話をしたり、悩みを相談し合ったりする。
そういうのもいいんだろうな。
勉強以外のところも、重要ということだが。
問題は親かも
こういう事は子供がわかるわけもなく。
じゃ、どうするのか。
やはり大人がじっくりと教えて行く必要があるだろう。
目先の受験ばかり目が行くと、道を誤ってしまう。
問題を解くのも同じ。
解けばいいのか。
いやいや、その問題に向き合う姿勢、プロセス、気持ちが大切だと思う。
いろんな角度で問題を見る。
例えとけなくても、何かを得る。
解けたらどんな優しい問題でも褒める。
そして自信をつける。
意外とこれができていない親って多いと思いますね。
私も子供の勉強を見てて、どうしてこんな簡単な問題解けないだ!って思ったりもしますが、解けなくてもいいんですよね。
だって、大人と子供だから。
例えば、国語の漢字でも、大人は長い間見続けているから、感じって結構覚えていますが、子供にとっては記号ですからね。
あんなの覚えられるわけがない。
そう思うと、ある程度は許容してやらないとね。
記号を覚えろって言われても、普通の大人だって何の脈略もないものを記憶するのって本当に難しいですから。
世の中で見るゴールを誤った人たち
ゴールを見誤った人は、世の中には当然います。
よく見るのが、いい大学出のフリーター。
これはどこでまちがったのか。
いい大学に入り、いい勉強をしてきたのに。
コンビニのバイトで、その知識が活かせるのか。
何かの夢をかなえるため、その資金をバイトで蓄えているという場合も考えられますが。
結構チームを作るときに、面談をしたりしますが、その中にもいい大学出の人もいます。
逆に、先生からこのIT業界に入ってきた人もいます。
そんな人は、本当にキラキラしています。
自分の幸せのために、好きだってこのIT業界に転職した。
ルートは少し間違っていたかもしれませんが、人生を楽しんでいるって感じがします。
元警察官っていう人もいましたね。
選択肢を広げるつもりで、しっかり勉強をし、いい大学にも入ったが、結局選択肢がなかったという人が多いのは、悲劇ですね。
選択肢が広がるというのは、島田紳助が言ってましたが、これは大学でしっかりと勉強することが前提です。
そうでないと、新卒採用を重視する日本では、いい大学の名前なんて、その一回だけですからね。
一度就職浪人すると、大学名の価値はガクッと下がりますからね。
なかなか難しいですね。。。